脳活用法SP「脳の老化こうして防げ」

昨日のNHK「プロフェッショナル」は,
「脳の老化防止」がテーマだった。

脳の萎縮=脳の老化。
しかし,脳の使い方次第で
脳の老化を防止できるそうだ。

寿司職人・小野二郎さんの日常を観察して,
茂木健一郎が言っていた。

(1) 適度に体を動かすこと

1日2時間歩いて通勤。
足の運動→脳に刺激→脳の老化防止

(2) 指先を使う

1日500カンの寿司を握る。
指先は脳のセンサーである。
指の運動→脳に刺激→脳の老化防止

(3) 細々としたことを人任せにしない

机の上の片付けさえ脳の刺激になる。
そういう点で,「調理」「食器洗い」「洗濯」「片付け」など
家事を工夫して行うことが老化防止にベスト!?

脳は「怠け者」なので,
「楽をしたい,楽をしたい」と思っている。
だから,いろいろな使い方をしてやると
老化を遅らせることができるのだ。
(脳の「マッサージ」になる)

高齢者の脳の萎縮で問題となっているのが
前頭前野の萎縮である。
前頭前野は脳の司令塔だ。
その萎縮を遅らせたい。
そのためには,「新しいことに挑戦する」
ということが大切だそうだ。

建築家・伊東豊雄さんの日常を観察して,
茂木健一郎が言っていた。

脳既知のことには前頭前野は
反応しにくくなるが,
未知のことには活発になる。
常に「新しいこと」に挑戦しよう!

よくおしゃべりをすることも大切。
特に会話が弾んでいる時の脳は,
お互いに大変良い状態になっている。
そして,より活性化するために
「目と目を合わせて話す」のがいい。

外見を気にすることも大切だという
外見を意識することで若々しさを保ち,
結果前頭前野を刺激することができる。
さらに脳全体の老化防止になる。

脳を若々しく保つには,
学び続けることが大切。
その時自分にとって
「少し難しいことをやる」というのがミソ。

スタジオ実験。
「住吉美紀が茂木健一郎に話しかける」
という設定で,
3つのやり方で脳の血流が
どう活発になるかやっていた。

(1) 一方的に話す
(2) 目を見て,あいづち
(3) 会話

(1)の時には反応がなかったものが,
(2)になると一部反応し始め,
(3)ではフル稼働して活性化している

これは家庭における夫婦の会話。
学校なら生徒と教師の会話など,
応用すべきことが少なくないかもしれない。

さらに,プロフェッショナルたちが
よく言うのが,
「好きだから,楽しいから
ここまでやってきた」ということだ。
「好きなことを,とことん楽しむ」
のが良いのだという。
「気持ちいい」「楽しい」と思っていることをやる時
脳は全力で活動しようとし,
またこれが他の部分(記憶を司る海馬など)への
刺激にもつながる。
「好きこそものの上手なれ」
これは本当のことだったのだ。
何か好きなことを能動的にやろう!

その後,スタジオの参加者からの
質問を受け付けていたが,
人は同じようなことで悩んでいるものだと思った。
(最近「もの忘れ」が激しいが大丈夫か等)

実は私はこの番組に応募したのだが,
競争率が激しくて
その望みは果たせなかった。
しかし,その分貪欲に番組から
いろいろ学ぶことができた。
「どっちにころんでもシメタ」かな?

さらに思ったのは,脳科学的に見て
〈仮説〉や古田史学に関わっている人は
脳の老化防止にとって
有効な生き方をしていると思った。
板倉さんにしろ,古田さんにしろ
この年齢にしていまだに若々しく
脳を活用しておられる。
私もそれにあやかりたいと思う。

| | コメント (0)
|

プロフェッショナル「脳活用法SP」

脳科学者・茂木健一郎が司会をする
上記の番組を見た。
先日の回はゲストの話を聞くのではなく,
茂木自身のことを扱うものであった。

「人を育てる」極意は,「あえて教えない」
ということなのだそうだ。
そして,相手の自発性を「ひたすら待つ」。
ただし,何もしないで待つのではなく,
相手のことをよく観察しながら待つ。
そこで自発性の芽を見つけて
本気でアクションすることが,
もっとも効果的な教育というわけだ。
育てるために環境を整えることは
許されるそうで,
むしろそこをさらに研究すべきだと思った。

「脳は強制できない」=これが第1原則。

未知の世界への挑戦をするには,
その人の「安全基地」となる存在が
必要なのだという。
たとえば,幼い子どもにとっては
親がその役割を担う。
そして・・・
(1) やりたいことをやらせる
(2) 応援団に徹する
(3) 欠点も受け入れる
(4) 困った時こそ手助けをする
というやり方を取るのがいいそうだ。
これはけっこうわかる気がする。

最後に「自分を育てる」ためのポイントとして,
後悔のススメを説いていた。
失敗を単に反省するにとどめず,
時間をかけて「あの場合はこうやったらよかった」
などと思い浮かべることが,
失敗をくり返さないシュミレーションになるようだ。
よく「今さら後悔してもしかたがない」などというが,
しっかり後悔することが未来の成功に
大きく貢献するというのは,
目からウロコの内容だった。
その1つの例として,
将棋の世界では勝負がついた後,
「感想戦」というのをやるそうだ。
もう一度同じ手で将棋を指してみることによって,
どこが良くなかったのか学べるのだろう。

付け加えとして,教える側も育つということ。
これは日頃実感としてあるが,
お互いに教え・学ぶという関係があると,
その集団は伸びていくように思う。
これは心しておきたい。

| | コメント (2)
|

プロフェッショナル「将棋名人戦SP」

昨夜の番組は,異例のものだった。

小4で初対決をして以来
宿命のライバルある
プロ棋士の羽生善治と森内俊之。
その2人が対決したこの春の名人戦が
特集されていたからだ。
しかも1時間の特別枠(いつもは45分)だった。

私は将棋についてはずぶの素人で,
くわしいことは分からないが,
何10手もの先の先を読んで戦うのに
ものすごくエネルギーのいるものらしい。

まして,定石はもちろん
相手の指し手も知り尽くした2人である。
一局10数時間の対決が
合計6回も行われた。

番組では,それぞれの対戦で
節目となる局面を取り上げて
インタビューしていたが,
合計100時間もの対決の上,
今回は羽生善治が4勝2敗で
勝つこととなった。

これまで将棋には縁のなかった私だが,
2人の棋士のすごさがよくわかった。
良きライバルがいることは幸いである。
互いに悩み,成長し合える。
(7/16)

| | コメント (0)
|

プロフェッショナル「宮本慎也」

プロ野球のヤクルトのキャプテンであり,
同時に北京オリンピックの日本チームの
キャプテンでもある宮本は,
彼が信じるところの「二流の一流」をめざし,
いぶし銀のごとき輝きを見せてくれている。

彼は「背中と口」で後輩の指導にあたる。
まず自らのプレーをすることで「背中」で,
それで伝わらない部分は「口」で。

176センチの身長はプロ野球の世界では
「リトルリーグ」とからかわれるほど小さい。
しかし,その経験を背景にしたアドバイスは,
決して彼を小さい選手には見せない。
日本チームの星野監督をして,
「慎也は,国際試合でのキャプテンの役割を
よく分かっている」と言わしめるほど
頼りになる存在なのだ。

その宮本にプロ魂を植え付けてくれたのは,
当時ヤクルトの監督だった野村だったという。
(ここに縁を感じるなあ)
先の「二流の一流」という言葉も,
野村氏から言われた言葉らしい。

プロだから努力するのは当たり前。
「二流の一流」になるためには,
さらにそれ以上の努力をすることだ。
若い選手へのアドバイスは,
宮本自身が学んできたことを
次代へ引き継ぎたいという情熱に
あふれているように思った。

今回の「宮本慎也」特集は,
先週「カウラ捕虜収容所」の
番組のために見られなかったものを,
15日深夜の再放送で録画して
先ほど見た感想である。
NHK,どうもありがとう!
(7/15)

| | コメント (0)
|

プロフェッショナル「山田日登志」

山田氏は,私は存じ上げなかったが,
多くの工場を建て直したことで知られる
「再建屋」のようだった。

その改革の方針は2つ。

(1) 「ムダ」を見つける

(2) 自分で考える社員を作る

最初この2つが私の中で
なかなか噛み合わなかったが,
まず外から見て改革しやすい(1)を進め
次第に(2)をめざさせていくという手法だと
途中から思えた。

人は誰しも自分が悪い仕事をやっていると
思って働いてはいない。
だから人の意識を変えるのは大変だ。
しかし,人は工夫する喜びを知った時
自ら変わることもできる性質も持っている。
山田氏はそれをうまく組み合わせて
赤字工場を再建してきたのだろう。

ちなみに昔の明治図書の本で
『子どもの変革と仮説実験授業』
というのがあったが,
これは取りようによっては
ずいぶん不遜(ふそん)な題名で,
「自ら思考を科学的なものに変えたくなる」
という意味で「変革」と使っていることを
知って初めて腑(ふ)に落ちたが,
氏の改革も従業員が生き生きと
自ら動き出してこその改革なのである。

また,ある工場では「ベルトコンベア」が
合っているだろうが,
別な工場では「セル生産方式」が合っている。
(セル生産=1人で多くの工程または
全部を組み立ててしまうやり方)
その臨機応変なところも大切だ。

工場を教室や学校に置き換えれば,
改革のタネはどこにでも転がっている
ということか。
まず,机の上をたいらにしよう!?
(4/16)

| | コメント (2)
|

プロフェッショナル「岸田周三(33歳)」

岸田さんは,若きフレンチ・シェフだ。
日本人で初めて「三ツ星」の評価を
与えられたことで知られる。

料理好きの母親を手伝って,
自然にこの道に入った。
26歳の時フランスへ。

フランスパンをかじり,水を飲み,
2000円の安宿に泊まりながら,
4つの店で修業をさせてもらう。
有名シェフに魚料理を任せられるも,
「料理人はロボットではない」と
強い指導を受け,開眼する。

「昨日より今日。今日より明日」
「ここが最前線」

「客に出す料理」の陰に,
いかに「客に出さない無数の料理」が
存在することか・・・。

私はフランス料理はできないけれど,
自分の仕事の中で
「無数の努力」はしていきたいと思った。

プロフェッショナルとはー。
「高いモチベーションとそれを持続する情熱」
(2/6)

| | コメント (0)
|

プロフェッショナル「高橋道夫(56)」

高橋さんは石油プラント建設の
現場所長である。
中には1兆円をこえる仕事もあるそうだ。
私たちとは一見関わりのないように見える
その仕事ぶりから,
リーダーとしての様々な努力を
学ぶことができるように思った。

「決めないリスクより決めるリスクを取る」
その時点で決断しないことにより,
さらに悪い事態を招く「決めないリスク」
というものがある。これを避ける。

「しつこくなければ相手に伝わらない」
大切なことだからこそ,
しつこく相手に伝えられる。

「相手の得は,自分の得」
現場作業員への実技講習は,
後で生きてくる。
「情けは人の為ならず」ということかな?

「失敗を活かせる組織でないと次に進めない」
失敗は失敗としてしっかり反省し,
次に活かしていく。

「小さい問題こそ全力であたれ」
後で判明する大きな亀裂は,
まず最初に小さい亀裂として姿を現わす?

他にも「笑って仕事をしろ」とか
「できると強く思う」とか
「帰宅したら仕事のことは考えない」など
役に立ちそうなことがたくさんあった。

プロフェッショナルとはー。
「自分がその道のプロフェッショナルだと
自分で信じられる人」
(1/30)

| | コメント (0)
|

プロフェッショナル・再びイチロー(34歳)

1月2日のイチロー・スペシャルに続き,
昨日もイチロー特集だった。
気になった言葉を拾ってみたい。

「自分のやり方を貫くために」
何より自分自身が自分に厳しいことが大切。
自分で自分を教育していく。
そして,結果を残していく。

「道具へのこだわり」

(1) ドリンクケース・・・ちょうどドリンクの箱が
 ぴったり収まるようなケースを特注。
 ケースの外側にデザイン的に「す」
 (鈴木一朗の「す」)。

(2) DVD・・・面白いとわかっているものだけ
 持っていくことにしている。

(3) バット・・・1992年に岐阜県で生涯を
 ともにするバットに巡り会う。
 以来15年,そのサイズのバットを使用。

※ 城島の発言「イチローは他人のグラブや
 バットには決して触らない」
※ 茂木健一郎の発言「使い慣れている道具は,
 道具の先端まで自分の体の一部となっている」

「重圧との戦いの中で」
大リーグに移籍して7年間,
ずっと200本安打を達成してきた。
毎年170本を過ぎると重圧がかかったが,
昨年は「来た,来た,来た」と見えない重圧を
あえて受け入れる戦いをようやくできた。
自分はもともとプレッシャーに弱いタイプ。
今まで「他人との戦い」→「自分との戦い」と
やってきたが,ここで「自分との戦い」をしながら
「他人とも戦える」状態になってきた。
(昨年度の首位打者争い)
2007年でつかんだものを
まずは2008年のスタートとしたい。
自分の「作品」を作る感覚で。

「めざすもの」
満足を重ねながら,さらに先をめざしたい。
その先に何もないかもしれないが,
もしかしたら何かあるかもしれないから。

「かっこよさ」
ハラが出たら野球をやめる。
50歳で4割を打って引退が夢。

イチローにしろ,サッカーの中田にしろ,
30代にしてこんな言葉が語れるのは
やはり一流の世界に挑戦している人
だからなのだろう。
(1/23)

| | コメント (2)
|

プロフェッショナル・坂東玉三郎(57)

坂東玉三郎は歌舞伎の女形である。
料亭の息子として生まれたが,
踊りが好きで歌舞伎役者の
養子となった。

173cmの身長は女形には高すぎる。
また,幼い頃わずらった小児麻痺の
後遺症で片足が少し短いそうだ。

そんなハンディーを努力で
乗り越えてきた玉三郎の半生が
心を打った。

「舞台と自宅の往復」
興業中は舞台と自宅の往復が
玉三郎の日課だ。
家では20代の頃から
トレーナーにマッサージしてもらう。
それほど入念にケアする。

「夢の世界に誘う」
耳の先にも紅をさし,
客が興ざめしないように
細部に徹底的にこだわる。

「明日だけを考える」
遠い先のことを考えると失望も大きい。
すぐ向き合える明日に全力を尽くす。

「セリフに番号をふる」
文学は苦手なので,
セリフには番号をふり
グラフィックにセリフを覚えていく。

「型と自由と」
無限にある型の組み合わせが,
自由な演技を引き出していく。

「華がある人」
造形的な美しさだけでなく,
内面から出てくる向上心のような
形にならないものが出てくる人。

「無意識の美」
自然は別に人に見せるわけでは
ないのに美しい。
そんな境地に立ってみたい。

プロフェッショナルとはー。
「どんな状況でも,これだけはお客さんに
提供できるというものをもっている線を
保てる人のこと」
(1/16)

| | コメント (0)
|

プロフェッショナル・小野二郎(82歳)

小野さんは「三つ星」の鮨職人である。
日本人でただ1人「ミシュラン」に選ばれた。

7歳の頃から奉公に出され,
「帰る場所がない」というスタートを切った。
鮨職人なのに不器用だった。
教えられた「本手返し」という握り方ができず,
そのため「二郎にぎり」を編み出した。

「無駄が極上を生む」
生の時にはわからない材料の良し悪しが
「手当て」(美味しさを引き出す処理)をすると
はっきりしてくる。
それで合格した材料だけを使って客に出す。

「目」で握る。
鮨は手で握るものだが,
客が食べている様子をうかがいながら
客のペースで握っていく。
握りたての鮨(これが一番美味しい)を
客に食べてもらうためだ。

「夏でも手袋をする」
「商売道具」である手には,
最大限のケアをする。
また,店の道具類にも上等なものを使う。
(これを「きれい事」をするという)

「鮨は20カンのドラマ(おまかせがいい)」
ひらめ等の白身4カン→マグロ3カン(赤身,
中トロ,大トロ)→こはだ→はまぐり→アジ
→車えび(2カン)→蒸しあわび→かつを
→軍艦もの(うに,小柱,いくら)→あなご
→卵焼き等のように(一部不明)

「二郎にぎり」
外側のシャリ3列分だけ握り,中は空洞。
口に入れた時崩れるのが理想。

「不器用だからこそ」
自分は不器用だったからこそ,
数をこなす努力をした。
そして今名人と呼ばれている。
最初から天職なんてものはない。
自分に合うようにしてきたのだ。

プロフェッショナルとはー。
「自分の仕事に没頭して,
さらに上を目指している人のこと」
(1/9)

| | コメント (0)
|