4月17日(水)に一度,赤門塾の「さつき祭」について書いたことがあった。
今日は,その「当日編」である。
最初にお断りしておくと,この「70冊」という本の数は,桂川さん自身が思い出に残る作品で,
その上赤門塾(長谷川先生や摂子さん)に関わりのあるものが選ばれたということで,
小さな仕事まで入れると2000くらいあるかなあ,ということだそうである。
私の第一声は,「桂川さんは何月生まれですか?」という質問で,パンフレットで同じ年生まれはわかっていたので,
月から聞いたのだった。「8月ですよ。」なんと同じ月生まれ!「何日生まれですか?」「19日です。」
おーっ,この2人の間には5日間しかない。桂川さんの方がわずか5日お兄さんでありました。閑話休題。

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印象に残った話題をいくつか。「装丁家は,裏方と言えば裏方」ということで,しかしその本を
より読者に近づける大切な仕事のようである。「まず,手に取ってもらう」というやつかな。
星の数ほど本があるわけだから,考えてみると表紙は,その大切な要素なのである。
どんな表紙にするかは,桂川さん自身が内容に目を通すことが原則のようで,それは生き方に通じていると思った。
また,どうしても無理だと思ったものは,お断りすることもあるとのこと。でも,私の本は断らないでね!
以下,会場で撮った写真を紹介したいと思います。
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「飛び出す絵本」みたいな『星の王子さま』



『山海記』の表紙と次ページの違いがわかりますか?


「本の箱だけ売ってほしい」と言われた時代もあったらしい

もちろん長谷川先生の本の装丁も手掛けています。

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