2019年12月 8日 (日)

『日本の戦争を始めた人々』

さっそく川瀬さんから資料請求があったが,

今中一夫さんは前著『日本の戦争を終わらせた人々』(仮説社)と対になる,

『日本の戦争を始めた人々』(仮題)という本を執筆されている。

主人公は外相の東郷茂徳氏で,今回は縦書きである。

(前著も増補し,縦書きに直すとのこと)

まず「ほのぼの出版(中さんの自費出版のネーム)」から出して,

その後,たぶん前と同じように「仮説社からの出版」という形になるのだと思う。

それにしても,中さんは中学理科の先生である。

戦争について関心があるという話を聞いたのもそんなに前の話ではない。

『たのしい進路指導』(仮説社)が最初の私の強い印象で,

その後「若者の犯罪」「学力低下」「地球温暖化」などについて,

世の中の常識を覆す研究をしてきた。今回の戦争もその流れのようだ。

また,最近の動きとして,「語り場」というサークル風のものを主宰し,

自分の研究を発表したり,ほかの人の研究を援助したりする動きもしている。

仮説のサークルとは,似ているところもあるし,似ていないところもある。

実は,ずっと長い間私は中さんを「年上の人」だと思っていた。

それは風貌や態度からくるものだったが(私が2歳年上),人のことは言えない。

私も酒処「まこ」である年上のお客さんから,「あなたの方が年上だと思っていた」と

言われたことがあったので。まあ,もう還暦にもなれば,年上も年下も同じようなものだが・・・。

閑話休題。

中さんは近々『日本の戦争を始めた人々』を出されると思う。

そうしたらまた,「夢ブログ」で紹介したいと思う。

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品切れになったようです。

それで,前著も増補,縦書きということになったのかも。

2019年12月 7日 (土)

高崎サークル 2019年12月

寒い1日でしたが,笑顔を求めて高崎サークルに行ってきました。

気温は上がらなかったが,気分はモリモリ。

心を一杯温めて帰ってきた,そんな例会&懇親会でした。

ただでさえ魅力的な高崎サークルに,

今回は中村文さんがスタート講演をするために上京。

その流れに,中さん・伴野さん・高畠さんが合流するという

クリスマス・バージョン(市原さんは風邪で欠席)でした。

これで参加できなかったら,「一生の後悔」というものです。

私は母に「夜まで帰らない。生きていたらまた会いましょう」(うそ)

みたいな感じで,ルーチンの「お買い」を終えると自転車で新秋津駅に向かいました。

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参加者は,峰岸さん・品川さん・中村さん・中さん・伴野さん・髙畠さん・

花岡(陽)さん・花岡(麻)さん・栗原さん・北村さん・森さん・木村さん・小林さん・

永島さん・高野さん・新井さん・田村さん・板橋さん・滝本さん・藤倉さん・肥沼さんの21名。

資料は,私のカウントでは34点でした。

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中村文さんのスタート講演は,お得意の漫画資料を使い,

文さん流の演出の楽しいものでした。

つらい時期を中さんや「ライン学年会」のアドバイスに助けられながら,

自分自身の在り方を真剣に問う内容でした。

いつもより多い参加者を相手に,緊張しつつも,約1時間半語り尽くしました。

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【資料一覧】

(1)中村さん~苦しい時の自分とのつきあい方~心のダム決壊からの修復~(ガリ本『マイナスからプラスに』収録)

(2)中村さん~春の嵐がきちゃいました~臨時保護者会での対応について~(ガリ本『マイナスからプラスに』収録)

(3)中村さん~自分がラクになる考え方

(4)中村さん~「叱る」について

(5)中村さん~私とマンガ資料~マンガで資料を描いていて思ったこと・考えたこと

(6)中村さん~もしも教師が困ったら・・・

(7)中村さん~オススメ授業書《あかりと文明》(阿部さん作)

(8)中さん~開戦の謎(『戦争を始めた人々』の「はじめに」)

(9)中さん~終戦の真実から開戦の謎へ(『戦争を始めた人々』の「序章」。終戦・敗戦時の外務大臣)

(10)伴野さん~「TOKIDOKI  LIFE」2019.11(ミニガリ本という風格)

(11)高畠さん~いじめ問題は解決しない!?ーキラワレチャッテいる子が発覚したら…-

(12)高畠さん~お気楽コミュニケーションゲーム「おさわり人狼」ー「かんたん」だけど?だから?「たのしい」ー

(13)高畠さん~6学年体育科学習指導案「ボール運動ゴール型・バスケットボール」(峰岸さんの案の追試)

・・・・・・・・・・・・・・・・ケーキ・タイム(写真は後掲)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(14)肥沼さん~〈方位の考古学〉は,古代史セミナーではだいぶ理解していただけたかも(口頭)

(15)栗原さん~デマ宣伝に惑わされず,主体を確立して考える(ハンス・ロスリング著『FACT FULLNESS』を読んで)

(16)栗原さん~「いてくれる」こと「いても良い」こと~児童精神科医の講演を聞いて

(17)栗原さん~入学式の校長の言葉(「毎日たのしく学校に来る」「たくさんの人と友だちになる」)

(18)栗原さん~伝えたいことがあるんだー卒業式式次で実験ー(フェライト磁石の鉄のキャップの役割について)

(19)栗原さん~「楽しいだけでいいのか」(ボクの好きな板倉論文 その3)

(20)北村さん~この1ヶ月のできごと(台風19号と定期演奏会。マラソン。《ものとその重さ》《溶解》《トルクと重心》)

(21)峰岸さん~肩甲骨のはがし方?(資料がたりませんでした)

(22)峰岸さん~みんなへつうしん(「思いつくままに」の峰岸バージョン)

(23)峰岸さん~『たの授』500号記念~子どもにとっても大切なもの~ぼくの大好きな授業書《空気と水》

(24)峰岸さん~峰岸先生 教えてください!〜体育の副読本について

(25)峰岸さん~中村文さんの『マイナスからプラスに~悩んだ&泣いた!私の1年間の記録~』の紹介

(26)峰岸さん~サークル・ニュース10月号(滝本さんがスタート講演「プール指導訪問記」)

(27)峰岸さん~サークル・ニュース11月号(峰岸さんがスタート講演「板倉さんの模倣と独創の矛盾論から学ぶ」)

(28)品川さん~「仲間と笑顔で輝いて」(《月の満ち欠け》〈忘れられない試合〉の感想)

(29)品川さん~定年退職の年がスタートしました⑥(34年前の小学校担任をした時の思い出・初めての授業書・忘れられない一日)

(30)板橋さん~36歳のMさんが,高卒認定試験に合格しました!(花岡さんのフリースクールの生徒さんだった)(口頭)

(31)永島さん~11月例会のDVD

(32)?~読書週間のプログラム

(33)?~今,なぜ731細菌戦部隊なのか(松村高夫・慶大名誉教授)

(34)?~混声合唱組曲「悪魔の飽食」

今回は参加者が大変多かったので,提出資料の中で部数の少なかったものを入れそこなっているかもしれません。

例えば,峰岸さんの「肩甲骨」の資料などです。そういうのがあったら,コメントして下さるとうれしいです。

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【写真】

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2019年12月 6日 (金)

『たの授』12月号の感想

仮説社御中

東村山の肥沼です。

『たの授』12月号の感想を送ります。

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『たの授』12月号で特に良かったのは,次の3点です。

(1)教師が生徒に「ナメられる」とはどういうことか(小原さん)

12月号が「ナメられる」特集と聞いた時,これは他の雑誌では絶対付けない特集名だと唸りました。

私たちは「仮説実験授業」という大変魅力のあるものを知っているけれど,

たいていの先生は,今でも相変わらず「最初が肝心」「生徒になめられたらアカン」と

緊張しながら4月を迎えるからです。そして,それに応える雑誌たちの山。ああ無情。

(2)焼きそば大盛り(日高さん)

先生をしている人なら,誰でも子どもたちから「先生」と認められたいと思っていると思います。

その方法は,授業であるのが一番ですが(一番多くの時間は授業ですから),

なかなか普通はこれが叶いません。自分の一人の教材研究はたかが知れているので挫折します。

日高さんの場合,バック転がきっかけとなったということですが,それ以上に日々の

仮説実験授業その他のたのしい授業が背景としてあったと思います。

バック転をいつまでも続けてやれるわけではないですし…。

(3)心の持ちようと現実(板倉さん)

板倉さんの発想法は,とても役に立つものが多いですが,これは特にそうです。

人間ですから,いろいろな時期に様々な出来事に遭遇します。

大切なのは,その時にどう考え,どう行動するかだと思います。

「転んでもシメタ」というのは,逆転の発想で,脳の思考停止を防いでくれます。

私は生来第1希望に受からない人間で,小学校受験に失敗し地域の小中学校へ。

高校受験も第2希望。大学受験も第2希望。さらに,教員採用試験も2年目の合格。

本当に「転んでばかり」の青春でした。

でも,進路指導の時にこの話をしてあげると,生徒たちはとても安心してくれます。

「学校の先生だって,こんなに落ちてきたんだ」と。

 

2019年12月 5日 (木)

「貝塚のはなし」が届きました!

先日「夢ブログ」でも紹介した福嶋さん(小学校の先生)が作られた

「貝塚のはなし」(18ページ)が届きました。

学校公開の授業で実施されたようです。

さっそく読ませていただき,以下のようなメールを送りました。

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東村山の肥沼です。
「貝塚のはなし」の授業プリントと子どもたちの評価・感想,
ありがとうございました。

さっそく読ませていただきましたが,
押しつけがなく,要所に質問や問題を入れていて,
素敵な授業書的読み物になっていると思いました。
子どもたちの評価・感想も素晴らしいですね!
他の地域でも活用可能ですし,
仮説実験授業の新しい可能性を示すものになっていると思います。
今後訪問するサークルで,紹介していきたいです。

私の方の〈方位の考古学〉は,同じ考古学でもかなり方向が違いますが,
ご照覧いただけたら幸いです。
これまでの考古学の問題点(土器編年のズレ)を解決するための試案です。
でも,もしこの方法が認められれば,従来の歴史像をかなり覆せると信じています。
最大100年,年代判定がズレているという主張です。
まあ,私の願いが叶うのは,かなり先のことだとは思いますが…。

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福嶋さんの「貝塚のはなし」~縄文時代のイメージをつかむ

私の「〈邪馬台国〉はどこだ!」〜弥生時代のイメージをつかむ

原始・古代の授業プラン化でも,仮説実験授業が有効ということになりました。

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2019年12月 3日 (火)

『たの授』12月号に「はみだしたの」掲載

『たの授』12月号の「はみだしたの」に

私のグラフ話が掲載されました!

「はみだしたの」としては,異例の14ページ連続ですから,

大変うれしいです。

「夢ブログ」の以下の記事が元になっています。

【世界の自動車生産台数(2018年)】

http://koesan21.cocolog-nifty.com/dream/2019/10/post-ecdcf2.html

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2019年11月24日 (日)

今と250年前の生命表

あなたは今何歳ですか?

そして,あなたと同じ年齢の人は,

1000人中何人が生きていると思いますか?

昨日の『たの授』公開編集会議で竹田さんからいただいた生命表は,

いろいろなことを考えさせてくれました。

さて,まず今です。私は,61歳。

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1000人中920人存命のようです。

まだまだ,同窓会は開けそうですね。

でも,母と同じ85歳となると,半分に満たない。

これでは同窓会より,お葬式の心配をしなくては・・・。

さて,250年前はどうでしょう。

江戸時代半ばくらいですかね。

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おやおや,61歳の人は1000人中232人しかいません。

半分になるのが30代前半ですから,40歳で家督を譲って,

悠々自適の後半生を送るという時代だったのですね。

こいうい表は生命保険会社の基礎データとなるのでしょう。

今は100歳を超える人も少なくないので,生命保険会社も大変かも。

『たの授』公開編集会議 2019年11月

昨日は「夢ブログ」に書いた通り,『たの授』公開編集会議に参加してきた。

12月号分を入稿して,今度は1月号(例年だと,12/26あたりに送られてくる)だから,

仮説社はこの時期,本当にハードスケジュールである。

しかも,計算しやすい依頼原稿はないので,長さも予想できない。

それゆえ,「埋め草」が必要になるので,そこが私のものが入る余地がある。

毎号の感想もそうだが,1ページくらいのものを毎月送っている。

1月号=500号をどうするかについては,まだ絞られてはいないようだが,

「私の一押し授業書」という項目はあるようなので,

私の授業書《世界の国ぐに》は,載る可能性もあると信じたい。

新「教師」入門という,新しいテーマが生かされるといいなあ。

本日『たの授』公開編集会議

本日は正午から,『たの授』公開編集会議がある。
行ってこようと思っている。
今回は『たの授』1月号(=500号)についての話だ。
何回も書いているが,新任1年目が終わる頃(1983年3月),
『たのしい授業』は0号からスタートした。
その頃は,社会の科学の授業書が次々と開発され,
(《日本歴史入門》,《禁酒法と民主主義》,《世界の国ぐに》など)
それを授業に掛けることができた私は幸せ者だった。
そういえば,私の亡父も,高度経済成長とともに会社員をしていた。
東証第一部の株を買っていれば,利益の上がる時代だったのではないかな?
ということで,私も「仮説的」には,大変恵まれた時期だった。
それが,500号にまでなるとは,夢にも思わなかったけれど・・・。

 

【仮説社】

https://www.kasetu.co.jp/

 

 

 

2019年11月19日 (火)

私の好きな授業書《世界の国ぐに》~『たの授』500号によせて

私は現役時代,仮説実験授業を36年間やって来ましたが,

一番利用させてもらったのが授業書《世界の国ぐに》です。

特に,第1部の「いろいろな世界地図」は,何クラスに授業を

かけたかわからないくらい多くのクラスで授業を行いました。

(自分の学年だけでなく,他学年への出授業でも行ったので)

 

この授業書は,その生い立ちから知っています。もともと板倉先生が「授業書開発講座」で,

世界地理のミニ授業書を作るということで,最初は数ページものでした。

それが1984年にミニ授業書〈世界の国ぐに~ミニ物知り問題集〉という形でまとまり,

さらに1992年に授業書《世界の国ぐに~いろいろな世界地図》という現在の形に。

 

ミニ授業書の時代から合計すると約2万部が発行され,

そのうち少なくない部数が学校で授業されたことを考えると,

かなり多くの人たちがこの授業書で(特に第1部の「いろいろな

世界地図」で)授業を受けたことになるでしょう。

私がこの授業書を大好きなのは,その問題の切れ味もさることながら,

世界地図自体をグラフとして味わう発想の自由さです。

私がその後大なり小なりグラフを描くようになったのも,

この「いろいろな世界地図」の影響があるように思います。

そして,中学に入学してきた生徒たちを,叱咤(しった)や罵倒(ばとう)ではなく

たのしい授業で迎えてあげられるのは,まさにこの授業書があるからこそです。

 

この授業書の第1部に出てくる「人口の多い国の覚え方」もお役立ちの知識で,

「人口多いは,中印米国。インドネ,ブラジル,パキスにナイジェ。

バングラ,ロシアに(わが)日本」というリズミカルな言い方は,

ノーミソにたのしく刷り込まれ,時々「高校の先生にほめられました!」

と時々報告があるほどだ。(特に,パキスタンとバングラデシュのこと)

 

中学1年生は,多くの不安を抱えながら中学校に入学して来ます。

それをやさしく見守ってあげる授業書《世界の国ぐに》は,

本当に素晴らしいプレゼントだと思いました。

 

 

2019年11月18日 (月)

『井上円了~「哲学する心」の軌跡とこれから』

なんとなく神保町に行ったら,本に当たった。

「肥さんもあるけば,本に当たる」である。

上記の本が講談社から出ていて,900円+税だった。

内容の3分の2くらいが水木しげるのマンガで,

妖怪博士・井上円了の生涯を描いている。

井上円了は板倉さんの『かわりだねの科学者たち』(仮説社)に出ているので,

私は以前から知っていたし,彼の作った哲学堂(新井薬師駅の近く)や

東洋大学(彼が創立?)にも行ったことがあり,

その記録を「夢ブログ」に書いたはずだ。

妖怪博士というが,「いかに迷信を排するか」に尽力した人だ。

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