技術的指導がほとんどできない
バレー部顧問の私が,
顧問として生きていくために,
(少々オーバーだが)
次の「三種の神器」がある。
1つずつ紹介していこう。
(1)バレーホール部通信
学級通信ならいやというほど発行しているので,
その応用で副顧問の時代から
バレーボール部通信を発行している。
主な内容は練習試合や公式試合の結果だ。
副顧問をした最初のチームは
県大会でも2回ぐらい勝つ
強いチームだったので,
これはけっこう発行のしがいがあった。
試合内容にも触れて,どこを改善したらいいか
顧問の考えをわかりやすく伝えることに
力を入れていた。
時には新聞記事を掲載して,
各校の進んだ取り組みを紹介もした。
(2) 男子バレー部ノート
その日の出欠席,練習内容,
練習試合や公式戦のゲームの簡単スコアブック,
試合の結果,相手のチームの観察,
相手のチームの顧問やコーチのアドバイスなど
ありとあらゆる情報が書かれているノートだ。
(今使っているので10冊目ぐらいか)
たとえば,「簡単スコアブック」は
以下のような記号で書いている。
○×①×②×③×④×⑤×⑥×⑦・・・
○は相手のミスで入った得点で,
数字付きの○は誰の入れた点か
背番号でわかるようにしてある。
逆に×は相手の得点またはこちらの失点だが,
誰のミスだったのかはわからないように
なっている(そこがミソ)というものだ。
このノートは生徒の閲覧自由
ということにしてあるので,
時々自分の活躍を振り返るたのしみを
生徒たちに提供している。
今までいろんな顧問やコーチに会ったが,
こういうやり方をしている人には
会ったことがないので,
結構私のオリジナリティーかもしれない。
(3)他校との練習試合
技術的な指導ができないことを
別にウリにしているわけではないし,
できればしてあげたい私にとって,
練習試合を組むことは
とても大切な仕事になってくる。
遠くの学校でもこちらから赴けば
けっこうやってくれる学校もあるもので,
遠くでは深谷の上柴中や岩槻中などへ
出かけていって練習試合をしていただいた。
この岩槻中ではちょうど来ていた
春日部緑中とも数セットやらせて
いただくこともできた。
(だから今回が初めての顔合わせではなかった)
最近では宮原中にもでかけていって
練習試合をしていただいた。
春の協会長杯で県大ベスト8になってからは,
逆に練習試合をしてもらいたいとの依頼が来る
ようになったから,時代も変わったものだ。
しかし,これからしばらくは
また「こちらから出かける時代」が続くだろう。
そのノウハウはこれまでに蓄積できたと思う。
また,中学校の男子バレー部は
数が限られているので,
高校にもお願いして練習試合や
合同練習をお願いしている。
狭山経済,狭山工業,坂戸西,
所沢,西武文理の各高校には
特にお世話になっている。
これらの学校で練習試合をした後,
顧問やコーチの方に励ましと
アドバイスをいただくことが
とても効果的な指導になる。
私が言っても説得力がないが,
同じことでも別な指導者から言ってもらえば
生徒たちは「乾いた砂に水がしみ込む」ように
真剣にアドバイスを聞いてくれるのだ。
(最近では,だいたい私が意図したことを
言っていただけるようになった。
私もそれらのアドバイスを真剣に聞いて
ノートにメモしているから勉強になるわけだ)
あと,わがバレー部の誇れる点として,
卒業後もバレーを続けている者が多く,
大会間近になるとこちらからお願いする前に
練習に参加してくれ,刺激を与えてくれる。
私は彼等を「ドリームチーム」と呼んで歓迎し,
生徒たちもうれしそうに強化試合をしている。
彼等にとっても後輩の役に立ち,
自分も楽しめるわけだから,
至福の時なのだろう。
この良き伝統はこれからもぜひ続いてほしい。