2018年5月14日 (月)

平曲「宇治川」「那須与一」の裏話

昨日は川瀬さんの平曲を聴きに行った訳だが,
演目の「宇治川」と「那須与一」にはなかなか興味深い裏話があって,
単に拝聴するだけでなく,歴史の勉強(人間の勉強?)にもなった。

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「宇治川」・・・先陣争いで有名な話だが,実は増水した川を鎧を着て
しかも当時の小柄な馬一頭で渡って行くのは大変無謀であり,
集団で渡河する作戦にも触れるおそれがあり,危険極まりないものだった。
そこには,二人の武士の「頼朝の寵愛をめぐる近臣間のメンツ」があった!
それを知っていると,この「宇治川」の内容が「勇ましさ」より「武士の辛さ」に思えるんだな。

         矢の攻撃 →   宇  ← 馬(佐々木高綱)    先陣・畠山重忠軍500騎による
敵の平氏側             治                   「馬筏」の集団渡河作戦だった。
         矢の攻撃 →   川  ← 馬(梶原景季)      「お~い,人の手柄を取るなよ!」


「那須与一」・・・十一番目の子なので,「十余一」ということで,「与一」と名付けられた。
これにまず驚くが,そのうえ彼の素性が明らかでないというのにも,驚く。
ということは,中学の国語で習い,みんながよく知っている那須与一は,「無名中の無名人」だった。
しかも,扇が掲げられてすぐ矢を放ったのでなく,二人の人(上司の武士と与一の兄)が
病気やけがを理由に断った(だって,失敗したら源氏の恥として語り続けられるだけでなく,
自らも責任を取って自害だろうから)後で,「お前がやれ」と回ってきたのが,与一だった。
もちろん与一も断ろうとしたが,夕暮れが迫り「誰も名乗り出ない」という「プレバト」状態。
そんな中,もう破れかぶれで放ったのが,見事命中したのが例の話だったそうだ。
「南無八幡大菩薩・・・」以下の長い祈りの言葉だったし,80m先の扇の的(直径30cm)だから
おそらく目をつぶって射たのではないかと思う。(かなりの山なりに射ないと,届かないから)

            (最高点)
            →   →
         ↗    矢    ↘
       ↗             ↘
     ↗                 ↘
与一                       扇に命中!

実は,「前日の戦いで,平氏が少人数での源氏の襲撃に慌てふためいて敗走し,
恥を掻かされた」というのも,その裏にあるらしい。
つまり,その仕返しで「逆に源氏に恥を掻かせてやろう」という訳である。
もしビビって「矢を射る者が源氏側から出て来ない」となれば,それはそれで恥だし,
「もし矢を射って的を外せば切腹が待っている」となれば,またつらい。
きっと誰も名乗り出ないであろう・・・・。(しめしめ恥を掻かせられる)
おそらくそういう計略が働いて,ジャーンと扇の的の登場という訳である。

もっとも,戦いの合間に行われた余興とも考えられるという。
今でもオールスター戦の試合の前に,ホームラン競争というのを行うでしょ。
しかし,余興で切腹では,本当に「男はつらいよ」ならぬ「武士はつらいよ」だが・・・。


2018年5月13日 (日)

川瀬さんの「平曲の会」(第2回)のお知らせ

本日,川崎まで行ってきます。
上記の会に参加するためです。
川瀬さんのサイトに載っているご案内を転載します。

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●「非戦」の物語・平家物語を平家琵琶で読み解く 18.4.18更新
 -川崎・長尾平家琵琶会―

 武家・公家・王家に対していくさを戒めた物語。平家物語のこの性格を、
 平家琵琶の調べに載せて鑑賞し読み解く連続講座。

★会場の関係で要予約(先着15名まで):
申し込みは⇒川瀬までメールにて「氏名・住所・☎番号」をこちらまでお知らせください。

 ※当該の句が掲載された「平家物語」をご持参ください(貸出有)
 ※お申込みいただいた方には案内はがき(会場地図付)を郵送します。

第一期:武士の悲しさを語った句を鑑賞する

 第二回 予約受付中(現在 15名・満席予約終了)18.4.21 現在
 ※予定時間を1時間延ばしました。内容が盛りだくさんなので。

2018年5月13日(日)午後2時~5時

 「宇治川」(巻9-2)&「 那須与一」(巻11-4)

頼朝の秘蔵の馬を賜ってしまい否応なく宇治川先陣争いに
命をかけざるを得なくなった佐々木高綱と梶原景季。
戦に命を懸けるのならともかく扇の的を射ることを強いられた那須与一。
どちらも 戦に命を懸けざるをえない「武士の悲しさ」を明瞭に語っている。

 語りと解説:新井泰子門下 川瀬健一
 2000円

川瀬自宅:
川崎市多摩区・JR南武線久地駅下車徒歩10分。

2016年10月 7日 (金)

第4回(?)肥さん賞の発表

私は,2013年10月18日 (金)に,
「第1回・肥さん賞の発表」という記事を「夢ブログ」に書いた。
ちょうどノーベル賞の発表の時期に合わせたものだ。

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25年続いている世界文化賞や
24年続いているの板倉賞にはまったく及ばないが,
第1回・肥さん賞を勝手に発表します。
(要するに今年私を元気にしてくれた方々ということです)
スポーツ部門・・・9年目で悲願のリーグ優勝をした楽天
         およびその立役者・田中投手
音楽部門・・・いきものがかりの3人(9月にはライブにも初参加した)
テレビ番組部門・・・最近ではNHK連ドラ「あまちゃん」かな
著作・出版部門・・・古田武彦氏の『イ卑弥呼』『真実に悔いなし』等
         および彼の著作の出版に尽力したミネルヴァ書房
授業書・教材部門・・・『世界の国ぐに』とブロックスと呼ばれる立体模型
          (「ブロックスと250人の笑顔」という資料も書いた)
飲食店部門・・・「まる」「3丁目の夕日」「とりどこ」

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それの今年版を書いてみよう。

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28年続いている世界文化賞や
27年続いているの板倉賞にはまったく及ばないが,
第4回・肥さん賞を勝手に発表します。(1年抜けたかも)
(要するに今年私を元気にしてくれた方々ということです)

スポーツ部門~この夏オリンピック・パラリンピックで活躍した選手たち及び
   3000本安打を達成したイチロー選手

音楽・芸能部門~愛の世代ズ・・・「おじいちゃんの唄」をはじめ,心に響く楽曲を作り,
   また「あいせだ★ブログ」「あいせだラジオ」などの斬新な活動をしている

飲食店部門~「まんまる駅前店」・・・「麦とホップ」「お刺身セット」「ミニカレー丼」という
   3点セットを安価で私に提供してくれる異色の居酒屋

「アフター5」企画部門~離騒庵亭主さん・・・「騒がしさから離れる」「離れて騒ぐ」という
   「理想」を追求して部屋を提供された。その「酒池肉林」の一部は,「夢ブログ」でも紹介済み

「夢ブログ」特別賞~肥さん・・・12年間かかって100万アクセスを達成した自分に乾杯。
   そして,期間の長短はあれ,ご愛読いただいている皆様への感謝を込めて

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※ 10月23日(日)の「夢パ」には現在9名の参加が予定されているが,
そのうち過半数の方がサイトを持っている。
「九想庵」「生出庄翔空庵」「ぽたぽた日記」「あいせだ★ブログ」そして「肥さんの夢ブログ」である。
私は「九想庵」(18年間)に倣(なら)ってブログを始めた。 
21世紀は,このような「デジタルな交流の時代」なのかもしれない。

        

2015年10月 2日 (金)

第3回・肥さん賞の発表

27年続いている世界文化賞や
26年続いているの板倉賞にはまったく及ばないが,
第3回・肥さん賞を勝手に発表します。
(要するに今年私を元気にしてくれた方々ということです)

スポーツ部門・・・安打の日本記録を塗り替えた西武の秋山選手に。
        イチロー(210本)もマートン(214本)も抜いた(216本)!
        「記録は,破られるためにある」を実践した。

音楽部門・・・「愛の世代ズ」の2人~「おじいちゃんの唄」の功績により。
       (「あいせだラジオ」という新分野も開拓した)
       また,飯原けいせいバンド~「最初の一杯」の功績により。
       さらに「愛の世代ズ」を育てていただいている河田Pにも特別賞。
       さらにさらに,頭慢さんの自然な「ハブ空港」的役割に対して。

著作・出版部門・・・板倉聖宣氏や仮説実験授業に関する本や雑誌を出している仮説社と
         古田武彦氏の本をたくさん復刊しているミネルヴァ書房に。

授業書・教材部門・・・授業書《もしも原子が見えたなら》~小原さんの
          フロンティア教育や私の小中交流に新しい道を拓いたので。

古代史研究部門・・・多元的「国分寺」論で,いろいろお世話になっている古賀達也さんに。

飲食店部門・・・「房ya」「3丁目の夕日」~いつもお世話になっています!

テレビ番組部門・・・今年3月で視聴をやめたため,なし。
新聞部門・・・今年6月で講読をやめたため,なし。

2014年1月 3日 (金)

ヤップ島の石貨

今朝観たNHKテレビ「地球イチバン」で,
ミクロネシア・ヤップ島の石貨のことを扱っていた。

石のお金と書くが,実はこの原石,ヤップ島には産出しない。
500キロも離れたパラオ島の人々と交渉し,石斧で切り出し,
危険を冒してカヌー航海で運ばれたもの。
それがこの石貨なのである。
だから私たちが用いる貨幣とは違い,
冠婚葬祭など相手への誠意を表す役割を持っていたようだ。
そこに,欧米人たちや日本人たちがやってきた・・・。
その後どんな歴史が展開されたかは,推して知るべしである。

「ヤップ島 石貨」で検索すると,
ウィキペディアでその概要を知ることができる。
興味のある方は,ぜひ検索してみてほしい。

あるヤップ人は,石貨について,
「争いを止め,平和を作るもの」と言っている。
私たちの使っているお金は,いかがだろうか。

2013年10月18日 (金)

第1回・肥さん賞の発表

25年続いている世界文化賞や
24年続いているの板倉賞にはまったく及ばないが,
第1回・肥さん賞を勝手に発表します。
(要するに今年私を元気にしてくれた方々ということです)

スポーツ部門・・・9年目で悲願のリーグ優勝をした楽天
         およびその立役者・田中投手

音楽部門・・・いきものがかりの3人(9月にはライブにも初参加した)

テレビ番組部門・・・最近ではNHK連ドラ「あまちゃん」かな

著作・出版部門・・・古田武彦氏の『イ卑弥呼』『真実に悔いなし』等
         および彼の著作の出版に尽力したミネルヴァ書房

授業書・教材部門・・・『世界の国ぐに』とブロックスと呼ばれる立体模型
          (「ブロックスと250人の笑顔」という資料も書いた)

飲食店部門・・・「まる」「3丁目の夕日」「とりどこ」

2012年8月14日 (火)

ツタンカーメン(面)

今上野の森博物館で「ツタンカーメン」展が行われているが,
入場料がだいぶ高いのでちょっと迷っている。

そこで,1番欲しかった「ツタンカーメン(面)」を
インターネットで注文してみた。
けっこうインパクトあるでしょ?

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複数注文したので,欲しい方はご連絡を。
実費(代金+送料)でお分けしますよ。

2012年8月 2日 (木)

明後日(8/4)からツタンカーメン展

明後日から東京でツタンカーメン展が行われる。

エジプト文明については私も大変興味があるので,
ぜひ見に行きたいと思う。

会場は上野の森美術館で,
料金はちょっと高くて2700円とのこと。
(平日・当日券。前売りだと少し安くなる)
しかし,ツタンカーメンのお面が600円なのがうれしい。
(これはぜったい手に入れたい)

ツタンカーメン展

今朝の「めざましテレビ」で,「すべてが国宝」ともいわれる
今回の展示品の運搬の様子を放送していた。
プロの技術というのは,すごい!

2012年3月27日 (火)

「二点透視図法」のYouTube

遠近法の一種に「二点透視図法」というのがあるそうだ。
昨日勤務校の美術のM先生が
それについてのYouTubeを作られていると教えていただき,
さっそく訪問してみた。
(「二点透視図法」で検索するとすぐ行けました)

なるほど,ここで紹介しているやり方を取り入れれば,
格段にステキな絵が描けそうな気がする。
そしてそれは,歴史的に芸術家たちが取り入れてきた方法だという。

芸術というと個人的なセンスや才能の問題と考えがちだが,
技術や技能の部分も忘れてはならないと思った。
そして,そこに「美術が苦手な子」を救うカギがあると思う。

2012年1月 1日 (日)

2012年元旦

明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします。

【授業】授業書《はじめての世界史》を4月に6時間
実施したほか,《沖縄》《差別と迷信》《世界の国旗》
《心理学入門》などの仮説実験授業を実施し,8月
には18年ぶりに夏の大会(後泊して九州古代史の
旅も)にも参加しました。

【古代史研究】ミネルヴァ書房から出版された『俾弥
呼』を読んだほか,11月に行われた第8回古代史
セミナーに参加しました。また,12月に「古代日本
ハイウェーは九州王朝の建設した軍用道路か?」
を書き,「東山道武蔵路」研究会を発足させました。

【ブログ】おかげ様で,「肥さんの夢ブログ」は,44万
アクセス近づきました。「聡美先生の御蔵島便り」や
「千恵さんのカナダ報告」などのミニガリ本で,若い
人たちの応援をしました。

【旅行】今年は夏の大会から東北古代史の旅へ!

住所,氏名,電話,メールアドレス

あなたへ[                       ]

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以上のような文面で,2012年の年賀状を出した。
クラスの生徒たちには,暑中見舞いに続けて送った。

年賀状というのは忙しい日常からすると,
なくなった方がいい年中行事の1つだと思っている。
しかし,その一方で「もらうと大変うれしいもの」でもある。
「明けおめメール」とはだいぶ違った感慨があるのだ。
なので,ちょっと余裕があると出すことにしている。
(その年によって変わる)
昨年は12月半ばに文面を考え,
12月26日に住所・氏名・ひと言を書いて送った。

ところで返信はできるだけ出す。
そのために毎年100枚年賀状を購入している。
「こんな私を見捨てないでくれてありがとう。
今年もよろしくネ!」
という心の現われなのだと思う。

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