2012年3月22日 (木)

カンブリア宮殿「日本マクドナルド」

昨日の「カンブリア宮殿」のゲストは,
日本マクドナルドの社長・原田氏だった。

原田は就任以来8年間営業利益を連続で伸ばし続け,
1500億円を稼いだという。その秘密に迫った。

その基本は,特別なことではなかった。
つまり本来の形を取り戻すということだ。

マクドナルドはハンバーガーの会社だから,
やはり「商品をおいしいと思ってもらう」ということ。
その上でいろいろな方法で
新しい顧客を招き入れる試みをするということ。
その繰り返しだ。

私の職業は中学校の教員であり,
第一義の顧客は生徒たちである。
とすれば,まず彼らが「おいしい」(たのしい)と
思ってくれる「商品」(授業)を作り,
その上でさらに新しい顧客を獲得していくという
原田氏の戦略に大いに学ぶべきであると思った。

今740円のセットが大変売れているそうだ。
それは「740円かけてでも食べたい」
という顧客があって初めて成り立つことである。
今度私も試しにそのセットを食べてみることにしよう。

そのほか,以下のような話題が出ていた。

(1) 将来性のないものには力を入れない
(2) 現場の「やる気」が重要である
(3) 大胆に発想し,慎重に実施する
(4) 「新規顧客の獲得」につながる努力をする
(5) 本道と脇道をしっかり見分けて進む

マックは生徒たちにも身近な店である。
「よのなか科」との組み合わせての授業についても
考えてみたいと思う。

2011年7月22日 (金)

カンブリア宮殿(スーパーホテル)

昨日の「カンブリア宮殿」は,
(テレビ東京,木曜午後10時~)
出張ビジネスマンのリピーターが多い
スーパーホテルの会長・山本梁介氏だった。

コンセプトは「睡眠重視」。
睡眠に特化して,サービスを徹底する。

(1) 7種類の枕から枕を選べる
(2) 眠さを誘う適度な暗さ
(3) ベッドの硬さを2段階で選べる
(4) 防音設計で部屋は図書館より静か
(5) 半分に天然温泉の風呂付き

これで朝食つきで5000円程度の低価格とくれば,
人気が出るのもわかろうというものだ。
しかも,快眠できなければ料金は要らない
というのだから驚きだ。(といわれれば,
払わないわけにはいかないけどね)

このほか,電話も冷蔵庫の飲み物もなく
(チェックアウトの必要なし),
ベッドの足もなく(掃除しやすい),
昼間の照明や空調もなしという「引き算」経営。
これで従業員の人数も半減できるから,
人件費を浮かすことができるのだ。

しかし,初期スーパーホテルにも試練があった。
「安かろう悪かろう」の時期だ。
便利ではあるが,接客の悪さから
心配りのサービスに欠けていたのだ。
(たとえば,今なら来店の際
「お帰りなさいませ」と声を掛ける。
「○月○日以来のおこし,ありがとうございます」など,
統計も把握しての声かけをすれば,
「ああ,自分のことをわかっていてくれる。また来よう」
となるのではないか)

それらの改善しての「リピート率75%」と,
今は驚異の数字をたたき出している。
さらに「感動のあるホテル」をめざして・・・。

さて,「人の振りみてわが振りなおせ」。
教室,授業で彼らの経営をマネできないか。
居心地のいい教室。参加したくなる授業の工夫。
アイデアしだいで,まだまだできることがあるような気がする。
できたらコンセプトは,「たのしさ,快適さ」で。

そういえば,私は出欠をとる時,
前日欠席の生徒の時には「○○君・・・もう大丈夫ですか?」
と声を掛けるようにしている。
これはスーパーホテルの来客時の声かけと似ているかも。
(出席簿も,一種の「統計資料」だから)

どうせ夏休みに職員研修をするなら,
「スーパーホテルに学ぼう」講座みたいのをやると
かなり勉強になるんじゃないかと私は思った。

2011年2月18日 (金)

カンブリア宮殿(回転寿司)

今や寿司といえば「回転寿司」を思い浮かべるくらい,
生活に定着してきたが,
昨日はその特集をやっていた。

途中から見たのでスシローからだったが,
原価率50%以上,廃棄率4%と
「味のスシロー」を表していた。
(残念ながら所沢にはない)

それには,タッチパネルの採用,従業員教育,
全店長会議,CMによるイメージアップなど,
様々などの努力をしていた。

私がよく行くのは「かっぱ寿司」。
「安さのかっぱ寿司」と言われているそうで,
確かにお財布にはやさしい価格である。

ただ,寿司というのはネタによって
価格が違うのが当然だと思うので,
たとえばウニなどは値段が2倍でも
内容を重視したいと思うものもある。

その辺りのバランスがなかなか難しく,
まだまだ研究の余地があるところなのだろう。

安くて美味しい「回転寿司」をめざして,
今後も改善を続けてもらえるとうれしいと
お寿司が大好きな肥さんは心から思う。

司会の村上龍も「回転寿司は食文化の革命」
だと言っていた。
また「最高にハッピーな革命」だとも。

2010年12月 3日 (金)

カンブリア宮殿(居酒屋経営者・平林実)

「金の倉」「東方見聞録」「月の雫(しずく)」など,
時代のニーズに合わせ,
ユニークな戦略で居酒屋等を経営している
平林実のビジネスを追った。

駅前の集中展開,個室化,タッチパネル注文,
270円均一と方法は様々だが,
ひたすら「歩き回ること」で客のニーズをつかみ,
数々のヒットを飛ばしてきた。

「お店目線」ではなく,あくまでも「お客目線」で,
居酒屋の「常識」を覆(くつがえ)す。
徹底した効率化で,人件費を減らすことが
このようなビジネスを可能にするわけだが,
それは経営者側が先んじて努力をし,
賢くなることによってのことだという。
やはり現状に不平を言っているだけでは
未来は見えてこないのだった。

ところで,居酒屋や回転寿司でも
デザートやケーキを出す店が増えている。
これは,従来居酒屋に来店しずらかった
若い女性層に来店してもらうための戦略だ。
ビールとケーキ,この一見奇妙な組み合わせが,
今の時代を勝ち抜くスタイルだというわけだ。

あくまでも「お客目線」に立ち,
「クールに進化」する平林の姿に,
司会の村上龍も「この人は成功し続ける」と
賛辞を惜しまなかった。

2010年9月14日 (火)

カンブリア宮殿(山万)

ユーカリが丘(千葉県佐倉市)という街を作った
山万(嶋田哲夫社長)が取り上げられていた。

多摩ニュータウンが超高齢化を迎え
さまざまな問題に苦しんでいるのに対し,
こちらはどの世代も偏りなく住み,
ずっと生涯住み続けたいと思える街だという。

ぜひ一度訪ねてみたいと思った。
部活のない休日にでも行ってみるか。

もちろん今まで失敗したことが
なかったわけではないが,その経験を活かし,
自前で学校や鉄道などのインフラも整備していき,
自然と共存した街づくりに
成功していると思った。
やはり,「作りっぱなし」ではまずいのだ。

「真のプロは謙虚である」
という村上龍の言葉。
これも印象に残った。

2010年8月10日 (火)

カンブリア宮殿「エステー」

社長は,鈴木喬氏。
何と3回目の社長だという。
75歳の現役だ。

「ネーミングが大事」

消臭ポット,消臭力,消臭炭・・・。
ほとんど社長自らが商品名を付ける。
はやい時は,飲み会が終わるまでに付ける。

「体力が大事だ」

5階の社長室まで階段を上る。

「№1になるしかない」

エステー(SТ)とは,
鈴木喬のイニシャルではなく,
「スーパー・トップ」の略。

「お店めぐりが趣味」

毎日現場を見ていないと不安になる。
お店めぐりは「精神安定剤」。

「夢まくらに女神が現れて・・・」

消臭ポットを提案したが,社内は総反対。
理論闘争で勝てなければはったりで。

「勝ち逃げは不可能」

新型インフルエンザでマスクは製造ストップ。
あとに残るのは,「在庫の山」と予想して。

「悪臭から出発する」

研究の出発点は,悪臭から。
消臭芳香剤が悪臭を包み,いい臭いに変える。
これが化学的消臭。

「デザイン革命」

中身も大切だが,外見も大事。
シンプルなものも求められている。
デザインの公募ほか。

「知恵がないと値段を下げる」

その前に頭を使って,楽しさ,わくわく感,
感動で勝負せよ。

「営業に必要なものは,質問力」

自分の力など大したことはない。
何が大切か人に教えてもらえ。
営業は断られた時から始まる。
普通じゃ,売れません。

「水を買う時代が来た。空気を買う時代も必ず来る」

常識にとらわれない自由な発想こそ大切。

75歳の鈴木さんは,新しいもの好きで,
とても好奇心が強い方のように感じた。
好奇心があるということは,
脳が柔軟であるということであり,
その場その場の臨機応変の対応が
できるということでもある。
その背景には社長の息子(4男)でありながら,
若い頃生命保険会社の営業
で鍛えられてきたという経験が
生きているのかなと思った。

2010年7月27日 (火)

「三行提報」で会社の活性化

バーコードなどの認識システム機器で
業界をリードしているサトーは,
2000人の社員に毎日127文字以内の
提言をさせているそうだ。
それが「三行提報」というもので,
秘書室で2000人のそれが40通にしぼられて
翌朝社長に届けられる)

最近ツイッター(140文字以内)という
情報提供メールが大ヒットしているが,
サトーの「三行提報」は20年も前から
行われているという。
当初は手書きで86文字だったが,
それがパソコン導入後は127文字になった。

これを考案した藤田社長は,
義理の父の後を継いで
サトーの社長となった。
手探りの社長業は社員から情報を集め
そこから出発することから始められた。
それが「三行提報」だった。

よく「神は細部に宿る」というが,
良いことも悪いことも何かの予兆があるもの。
それに早く気がつけば乗り切ることができるし,
また大きな波に乗ることもできる。
なかなか勘所をついている。

小さな変化が刺激を生む。
それは社員の気分の活性化にも
大変役立つという。
(ブログも同様のことが言えるが)
しかし,この「三行提報」は
いきなりの大革新をねらってはいない。
だがしかし,小さな変化を見逃さない
「敏感な社員」を知らない間に
「醸成」してるのではないかと思う。

たとえば,社員からの「三行提報」で
実現したものには次のような
身近なものもあるという。

「「お疲れ様」は禁止。「こんにちは」で」
「トップのアポなし訪問」
「昼休みのフレックス制」
「女子社員の制服廃止」
「社外交流会手当て 2000円」
「非喫煙手当 2000円」
「毎日カジュアルデー」

小さな変化を楽しみながら取り入れていく。
そういう小さな変化を絶えず取り入れていくことが
大切なのではないかと思う。

藤田社長の言葉。
「うまくいっている時にこそ変えていくことが大切」
なるほどなあと思った。

2010年5月22日 (土)

ミニガリ本「テレビ東京「カンブリア宮殿」に学ぶ」

このブログで書き溜めてきた
テレビ東京の「カンブリア宮殿」に関する記事をまとめて,
上記のミニガリ本を作成中である。

28ページで15,6社ほどを扱い,
部数は多目の60部とした。

扱った会社,グループは,
「セブンイレブン」「メガネ2Ⅰ」「再春館製薬」
「サイゼリア」「セコム」「アイリスオーヤマ」
「アサヒビール」「青山フラワーマーケット」「カクヤス」
「亀田製菓」「キューピー」「ホンダ」
「西尾商店」「COCO壱番屋」「エフピコ」
「物語コーポレーション」。

私はすでに「NHK「プロフェッショナル」に学ぶ」を
作成しているが,
このミニガリ本はその姉妹編にあたるので,
読んでみたい方はご連絡を。

1年間に渡ってコツコツ書いてきた内容を
今読み返してみると,
また格別な思いがする。
いいミニガリ本になりそうだ!

2010年5月18日 (火)

カンブリア宮殿「物語コーポレーション」

かつて隆盛を極めたファミリーレストランが
次々と撤退している。

それを尻目に登場した
急上昇中のチェーン店がある。
「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」など,
多方面の食品部門の外食産業の
新たな勝ち組が「物語コーポレーション」だ。
(社長・小林佳雄氏)
元板前が起こした経営革命とは?

(1) 自分で「意思決定」をできる
 社員を育成する

(2) 集団ではなく個人を大切にする。

(3) 「悩み相談」に乗る

(4) 「後見人」がアドバイスする

(5) 全国400人の社員1人ひとりに
 社長自ら手紙を書く

「会社のために社員がいるのではない。
社員が1人ひとりが自分の物語を
追求するために会社がある」のだという。
こういう会社(学校も含む)だったら
社員は張り切るだろうと思う。

「人のやることに黙っていることは,
その人に賛同していることである」
という入社式の社長の言葉も,
なかなかいいと思った。

「会社のためにつくす社員像」では
もはや立ち行かず,
自立した「社員=経営者像」が
模索され始めているのだ。
それに気がついたのはユニクロを
取材していた時だったと
司会の村上龍が言っていた。

実は,私は学級通信の最初の号の題名に,
「出会いの時・・・物語の始まり」という
昔のコカコーラのCMを使っているのだが,
自分の物語を生徒1人ひとりに作ってもらうことが,
担任(社長ではないけれど)としての
私の仕事なのではないのだろうか,
とハッとさせられる番組だった。

2010年4月27日 (火)

カンブリア宮殿「食品トレーのエフピコ」

環境問題がかまびすしくなって
食品トレーは悪者扱いされることもあるが,
「食品トレー1枚3円で1200億円稼ぐ」
と言われれば,その経営の極意も
聞きたくなろうというものだ。

その極意とは,「世の中良いことなんか(続か)ない。
良いことがあっても(そこで気を緩めず)我慢しろ。
努力を続けろ」ということなのだそうだ。
何をネガティブなことを,と私たちは思うが,
「失敗は成功の元」であるとともに
「成功は失敗の元」でもあるということだ。
なかなか良いポイントを突いていると思う。

では,失敗しないためにはどうしたらいいか。
それには,現場にこだわることだという。
現場の変化に即対応することで
失敗を最小限に抑え,
成功のヒントをつかむことができる。
それは,どの商売でも同じことが言えるだろう。

「消費者が手を切らないトレー」
「寿司がずれない固定トレー」
「漬物を保存しやすいねじ式のトレー」
「刺身のツマを節約できるトレー」
「おかずが多そうに見えるトレー」など,
消費者や小売店が喜ぶトレーの開発に
こだわって仕事をしている。
その「開発はエンドレス」なのだそうだ。

トレーを変えれば売り上げが変わるのか。
実は大きく変わるのだそうだ。
どう変えたら良いのかアドバイスするのも
エフピコの大切な仕事だ。
これで年間100件以上の提案をして
スーパーなどの売り上げを支援をしている。
これで売り上げが増えれば,
エフピコのトレーもたくさん売れていく。
「スーパーが売れなければ,
自分たちのトレーも使ってもらえない」
まず相手を喜ばせて自分ももうけられる。
そこに商売の極意があると思った。

トレーに流行はあるのか。
実はあるのだそうだ。
ここ5年ほどは「たて長トレー」が人気で,
よく売れるらしい。
私はあまり気に留めたことはなかったが。

会長の小松は会長室に「忍」の字を飾る。
そう書いて「がまん」と読むのだそうだ。
金鉱山の詐欺に遭い,方針転換。
一転「ネガティブ」な性格に。
しかし,それが会社を救うきっかけに。
また,マクドナルド社が
トレーをやめる方針になった時も,
「エコトレー」の開発によるリサイクルで
大きな危機を乗り切った。

とにかく現場に行って,
四六時中トレーのことを考えることが大切。
現場から「変化」が学べるからだ。
「現場で何か変わったことはないか?」
そこからすべてが始まる。
私も「現場」から始めたい。

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