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2022年3月 1日 (火)

吉備池廃寺金堂と武蔵国分尼寺金堂の掘込地業

「ならぶんけんブログ」の2016年の記事に,

「(133)古代の地盤改良」という記事が出ている。

今山田さんが吉備池廃寺について論じていらっしゃるので,

興味をひかれて転載してみた。

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(133)古代の地盤改良



穴掘り 土砂で固める

皆さんが生活する家。 家の下の地盤が軟らかいと、家の重さを支え切れずに家が沈み込んで傾くおそれがあります。

そこで、しっかりとした地盤につくりかえる地盤改良の工事をおこなう場合があります。 この地盤改良工事、実は千数百年前からおこなわれていました。

特に、瓦葺(ぶ)き屋根の建物は、草葺きや板葺きの屋根よりもはるかに重いため、軟らかい土地に建てる場合、念入りな地盤改良が必要でした。 土台となる部分をプール状に掘り下げて、そこに土と砂を交互に入れて、版築(はんちく)の工法でつき固めました。 この地盤改良は掘込地業(ほりこみじぎょう)と呼ばれ、日本で最も古い仏教寺院である飛鳥寺(明日香村)の造営時に採用され、その後、宮殿の建設にも用いられました。

飛鳥寺の造営は、朝鮮半島の技術者たちを招いて588年に始まります。 飛鳥寺より古い朝鮮半島の寺院にも掘込地業がみられることから、朝鮮半島からきた技術者が、日本に地盤改良の技術を伝えたのでしょう。

 何気なく立っているように見える文化財の建造物ですが、見えない地下の部分にも建物を支える知恵と工夫がこらされているのです。

 

(133)古代の地盤改良.jpg

吉備池廃寺金堂(桜井市)の掘込地業

(奈良文化財研究所主任研究員 青木敬)

(読売新聞2016年2月28日掲載)

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実は,武蔵国分尼寺の金堂跡の後方に「掘込地業」の様子を見やすいように地下に展示していて,

「そういえば国分尼寺金堂にもあっけ」と思い出したのだった。

ということは,こちらも結構古い時代の寺院建築(聖武の国分寺建立の詔・741年ではなく)なのか。



※ sanmaoの歴暦徒然草より

https://sanmao.cocolog-nifty.com/reki/2022/02/post-5ffd72.html

基壇の大きさを知る手がかりになったのは、掘込地業(ほりこみじぎよう)という工法です。これは、地面を基壇とほぼ同じ大きさに四角く掘り下げて、その底から基壇土を稲み上げるという、ひじょうに丁寧な基礎工法です。飛鳥時代の建築によくみられますが、時代が降ると、地面の上に直接土を横む簡略な方法にかわります。

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

肥沼さんへ
>実は,武蔵国分尼寺の金堂跡の後方に「掘込地業」の様子を見やすいように地下に展示していて,
「そういえば国分尼寺金堂にもあっけ」と思い出したのだった。
ということは,こちらも結構古い時代の寺院建築(聖武の国分寺建立の詔・741年ではなく)なのか。

 この判断早計に過ぎます。
 掘り込み地業が行われるかどうかは、そこの地盤に因ります。
 強固な地山があるときは掘り込み地業は行わない。地盤が弱い時だけ行います。

したがって
>。飛鳥時代の建築によくみられますが、時代が降ると、地面の上に直接土を横む簡略な方法にかわります。

 この山田さんの記述はどこから拾ってきたか不明(元の文を参照すると発掘報告書のよう)ですが、間違いです。

追伸

飛鳥時代ではない、もう少し新しい時代の掘り込み地業の例は

武蔵国分寺の二つの塔跡のうち、新しい方(つまり西側ににある平安時代の方)でも入念な掘り込み地業が行われていることは確認できます。

肥さんへ
夢ブログに取り上げていただき、ありがとうございます。

お詫びしなければならないことがあります。
PDFファイルをコピーしたとき、正しくコピーできなかった漢字「積」がありました。
次の「稲」と「横」がそれです。
「基壇土を稲み上げる」
「直接土を横む」
読者の皆さま、チェックが疎かになっていました。申し訳ありません。

山田さんへ
コメントありがとうございます。

〉 お詫びしなければならないことがあります。
PDFファイルをコピーしたとき、正しくコピーできなかった漢字「積」がありました。
次の「稲」と「横」がそれです。
「基壇土を稲み上げる」
「直接土を横む」
読者の皆さま、チェックが疎かになっていました。申し訳ありません。

そういうことがあるのですね。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉  この判断早計に過ぎます。
 掘り込み地業が行われるかどうかは、そこの地盤に因ります。
 強固な地山があるときは掘り込み地業は行わない。地盤が弱い時だけ行います。

〉 追伸

飛鳥時代ではない、もう少し新しい時代の掘り込み地業の例は

武蔵国分寺の二つの塔跡のうち、新しい方(つまり西側ににある平安時代の方)でも入念な掘り込み地業が行われていることは確認できます。

(肥)掘込地業の有無では,年代判定はできないのですね。
残念でした。

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