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2022年1月27日 (木)

太宰府出土戸籍木簡に関連して(上城さん)

上城さんのコメントで紹介していただいた論考。

読ませていただきましたが,私には難し過ぎました。

位階制度の「秘密」がどこかにあるような気がしますが,

具体的には語れません。

どなたか反応していただけるとありがたいです。

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太宰府出土戸籍木簡に関連して

https://iush.jp/uploads/files/20181115173114.pdf

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

肥沼さんへ・上城さんへ

 上城さんの論考を読みました。
 すでに古田さんが論じ尽くしたこととして最後に示されている
>「庚午年籍」と呼ばれているもの。
「飛鳥浄御原令」と、その関連物。
『日本書紀』に現れるすべての冠位、位階。
これらは、すべて「九州王朝」のものだったのです。

 この結論は私も同じです。
 ただし650年前後に九州王朝が制定したものを、天智・天武・持統の時期に割り振って盗用
 という結論は誤りだと思います。
 まえに「持統の伊勢行幸」を論じた項で示しましたが、古田さんは歴史学者が絶対やってはいけない禁じ手に手を染めて、その結論が先のものだったのです。
 古田さんの書紀の年次は34年ずれている。
 という結論はまったく根拠がない誤ったもの。
 それをいつまでも使って歴史を論じている「古田史学系」の人々のものは歴史学の論考とはいえません。

 私の見解では「日本書紀は基本的には年次を現資料から動かしてはいない」です。

 ただし部分的には二三年年次が動いているところがあります。
 私が確認した箇所は二か所。
1:孝徳紀の「改新の詔」は内容をよく読むと詔が出てくる順番が動かされている。その理由は、乙巳の変と九州王朝が翌年に行った「常色の改革」を直結させて記述したのためと思われる。
2:天智紀の冒頭。天智3年1月の冠位26階で定められた冠位が天智元年・2年の百済にわたった将軍の冠位として出てくる。天智4年の唐使は唐書で確認するとその二年前に百済にいた官人で天智4年にはすでに他所に転出した人物。これらは白村江の前に行われた様々な対唐戦争の準備事項をみな、白村江の後に起きたこととしたため。
 これ以外は年次は動かされていないと考えます。

 書紀の記事の年次を動かして「様々な事績を皆九州王朝の事績」と強弁しなくても、「主語有無の論証」を使って書紀記事を精査すれば、「様々な事績が九州王朝の事績から盗用されている」(ただし年次は動いていない)ことがわかります。

 資料の年次を自分の論に合うように動かすのは、歴史研究者失格です。
 だから私は古田さんはこの禁じ手に手を出したので、歴史研究者失格だと判断します。
 そこしてこの禁じ手に古田さんが手を出したのは、日本書紀の記事のどの部分が九州王朝史書からの盗用で、どの部分が近畿天皇家自身の事績なのかを分別して読み解く方法を、古田さんが最後まで見つけられなかったからだと考えます。

取り上げていただきありがとうございます。日本書紀は難しく、なかなか分かりません。古田先生が示したように金石文をベースに考えるのが王道でしょうが、数が限られます。私も迷路の真っ只中です。

上城さんへ

>日本書紀は難しく、なかなか分かりません。
 いや、「主語有無の論証」を的確に使えば、難しくはないです。
>古田先生が示したように金石文をベースに考えるのが王道でしょう
 たしかに金石文は後世の編纂資料である日本書紀よりも格上の、一次史料ですが、数が少ないだけではなく、例えば年代が干支で記されると60年違う多数の候補が出てくるので、特定にはいろいろな史料と突き合わせなければなりません。そこを間違うと全く違った歴史像が出来てしまいます。

 やはり古代史研究には、後世の編纂された二次史料ですが、日本書紀を徹底的に解剖して使うことが不可欠です。
 但し誰かの現代語訳ではなく、原文の漢文です。できれば、句読点もなく返り点もない、元々の白文の漢文で。
 これが古代史研究の基本的な方法論です。

追伸:上城さんへ

 そうそう、書紀安閑紀と宣化紀の「主語有無の論証」による解釈。時間がかかっていてすみません。
 実は妹がコロナワクチンの副反応と後遺症で歩けなくなり、介護が必要になってしまいました。今は療養病院にいて(透析患者なので)、近いうちにリハビリ専門の透析室をもった老健施設に移るよていです。このため家の庭を半分解体して妹の新居を建設中。並行して妹のマンションを売るために、家財道具の整理と引っ越し準備に忙殺されています。
 おそくとも4月末には新居は完成し5月初めには妹が移ってきます。
 時間がとれるのはこのあとなので、しばらくお待ちください。
 少しづつやってはおりますが、平家物語の研究と外務官僚であった曾祖父の伝記の研究との三本立てでの古代史研究ですので、時間がかかります。

川瀬さん。ありがとうございます。主観に作用される危険性は絶えず有ります。どれ位客観性が担保出来るかが問題ですね。九州年号の存在と、大宝年号の開始を定点に据えて、日本書紀を見る。もう一度考えてみたいと思います。

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