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2021年12月 2日 (木)

駅鈴と伝印

壬申の乱の時,以下のような場面があったとのことだ。

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天武天皇・即位元年

卽將軍吹負、留難波小郡而仰以西諸國司等、令進官鑰・驛鈴・傳印。

将軍の吹負は難波の小郡に留まり、西の諸々の国たちに言って、官鑰(カギ)・駅鈴(スズ)・伝印(ツタイノシルシ )を献上させました。

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ここに登場する3つの道具の関係は,官鑰と駅鈴・伝印ではないかと思った。

というのも,駅鈴は現在隠岐国分寺のもの(2つ)しか残されていなく,それには「刻み」がない。

それが偽物説の理由とされるのだが,そうなると何頭の馬を貸し出すのかわからない。

実際は「何頭を貸し出すように」と書いた紙があり,それに印(伝印)を押すという仕組みは考えられないだろうか。

その悪用を防ぐためか,近畿王朝の作った駅鈴には「刻み」をつけることにした。(伝印は不要に)

「刻み」のない隠岐国分寺の駅鈴は,偽物ではなく,実は逆に,「刻み」が無い故に九州王朝時代の本物の駅鈴なのではないか。

ちなみに,「伝印」という言葉は,日本書紀の中でここ1回しか出てこない。

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左は,倉印とされているが・・・

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

前にも言ったかもしれませんが、南宮大社の駅鈴のことはどのような位置付けと考えておられるのでしょうか?
年に一度は公開されているようですが。

侏儒国民さんへ
コメんトありがとうございます。

〉 前にも言ったかもしれませんが、南宮大社の駅鈴のことはどのような位置付けと考えておられるのでしょうか?
年に一度は公開されているようですが。 

駅鈴については,以前「駅鈴をめぐる思考の整理」という題で書いたことがあります。

http://koesan21.cocolog-nifty.com/dream/2017/11/post-7587.html?optimized=0

今回は「刻み」からではなく,「伝印」とのペアで考えてみました。

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