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2021年10月 5日 (火)

国宰から国司へ(改訂版)

歴史では国宰という言葉が出て来る。

調べると「国司と同じ」と出ていたりして,訳がわからなくなる。

ところが,日本書紀にはこの国宰という言葉は全く出て来ない(古事記や風土記には出て来るようだ)

その代わり国司という言葉が55回も出て来る。

これは実際にはあったが,その事実(九州王朝)を「日本書紀」が隠しているということだ。

私は最初,

  九州王朝~国宰

  近畿王朝~国司

と考えていたが,川瀬さんのコメントのように,

以下のように訂正したいと思う。

  九州王朝~国宰⇒「大化の改新」により国司

  近畿王朝~国司

一体,彼は国宰か,それとも国司か?

 

 

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

肥沼さんへ

 肥沼さんと同じ意見を述べられているサイトがありました。もっと詳しいですが。

http://ocn1.net/jamesmac/body429.html

追伸

書紀で初めて国司という官が定められたという記事は、孝徳紀の例の大化改新詔のなかだ。
ということは、この記事以前の国司は、国司とは呼ばれていなかったということ。

先のサイトで指摘しているが、古事記の顕宗記と書紀の顕宗紀に、彼ら兄弟が播磨の屯倉で発見された経緯が描かれているが、発見した人物は、古事記では針間国之宰、書紀では播磨国司。名前は同じだから、古事記と書紀の記述を比べれば、孝徳紀の時代までは国を治める長官は国宰と呼ばれ、改新からは国司と呼ばれたということ。
 近畿王朝はこの新制度である国司を引き継いだ。

 肥沼さんの
九州王朝~国宰

近畿王朝~国司

との断定は間違いです。
正しくは

九州王朝:国宰⇒国司
近畿王朝:国司

となります。きっと国宰と国司の権限は異なると思います。
なにしろ国宰の時代はまだ公地公民制ではないので、播磨国といっても九州王朝天皇の主権が及ぶ範囲は屯倉だけなのですから。
そして改新ですべての土地は天皇の物となって国司が国々に派遣される。
だが書紀の記述では、この国司は税の徴収権はなく、国々や郡の役人の監査権限だけ。それも処罰する権限はなく、処罰が必要な時は朝廷に奏請して天皇の裁可を仰ぐことになっている。
 実際に東国に派遣された国司のうちの何人かは勝手に処罰したので罰せられている。

 国司に徴税権が与えられたのはいつだろうか? そして役人の監査と権断権が与えられたのはいつだろうか。
 国司制度にも変遷があると思います。

 もっと書紀の記述と次の史書である続日本紀の記述を精査すべきです。
 学者は怠慢だな。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉 正しくは

九州王朝:国宰⇒国司

訂正させていただきます。

「新・古代学の扉」を見ると,古田史学のメンバーでも,
国宰については議論されているようですね。

肥沼さんへ

 結論だけ取り入れたら、かえって肥沼さんの文章に矛盾が生じます。

>日本書紀にはこの国宰という言葉は全く出て来ない(古事記や風土記には出て来るようだ)
その代わり国司という言葉が55回も出て来る。
これは実際にはあったが,その事実(九州王朝)を「日本書紀」が隠しているということだ。

 この論理展開では
>九州王朝:国宰
 近畿王朝:国司
 このような組織の変更が行われた。

 という結論にしかならない。

ではどうするか。
 
 次の論理展開を入れればよい。

>では日本書紀には国司という制度制定の記事はないのか?
  ある。
 孝徳紀に九州王朝史書から借用された記事、改新の詔だ。ここに「国・郡・里」の制定がある。
 つまりここで初めて国司という官が制定されたのであって、これ以前には国司はない。
 では孝徳紀以前の国司とは何であったのか。
 ここで古田さんの方法論が使える。
 古事記と日本書紀の記事を比較する方法だ。
 古事記の顕宗記と書紀の顕宗紀・仁賢紀に、二人の皇子が播磨の屯倉で発見され、やがて王位を継いだという記事がある。
 二人を発見した人物は、同一人物なのにその官名は、古事記では「針間国之宰」、書紀では「播磨国司」。

 これで明らかになった。
 孝徳紀の改新の前は、国々(正しくは国の中の屯倉)を統括する官は国宰と呼ばれた。
 そして改新の後は、国々を統括する官は国司と改められた。

 いわゆる「大化改新」で、国宰を国司に制度変更したのだ。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉  いわゆる「大化改新」で、国宰を国司に制度変更したのだ。

なるほど。

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