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2021年10月17日 (日)

古墳の年代比定の注意点(川瀬さん)

だいぶ「八角形の古墳」が集まってきたので,

〈方位の考古学〉で同じものさしで比較できるようにしようと,

昨晩やってみたところ,かなりインパクトのある「結果」が出ました。

しかし,その間に川瀬さんから以下のようなコメントが入っていました。

古墳の年代比定の注意点といったようなものです。

それをアップさせていただきます。

非公開にした「八角形古墳」の年代比定の表は,

後日再アップしたいと思います。

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(川瀬さん)

肥沼さんへ

 私は「方位の考古学で年代を動かせるのなら」と書きました。
 この意味わかっているのかな?
 6世紀末から7世紀末までの古墳時代終末期の古墳の年代は、必ずしも土器編年だけで決めているわけではないからです。
 熊谷市籠原裏古墳群 1号墳の場合は、出土した刀の飾り金具の形式で年代を決めており、これが出土した須恵器の編年ともほぼ一致するとの判断で年代を決めています。これが刀の飾り金具の形式だけで年代が決まっているのなら、方位の考古学で年代を動かせませんが、土器編年と比べて同じとしているので動かせるわけ(7世紀第3四半期というのは650年から675年頃。7世紀後半です。だから⇒6世紀後半)。
 だが中には横穴式石室の形式から年代を比定している場合もあるので、一つ一つの古墳の年代比定の根拠を確認する必要があるのです。

 だから「方位の考古学で年代を動かせるのなら」としたのです。

 単純に動かさないで、慎重に調べてからにしましょう。

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【熊谷市籠原裏古墳群の発掘の様子】

籠原裏古墳群は、JR籠原駅周辺の台地上に分布しています。2013年度までの調査で八角形墳を含む15基が確認されています。
古墳名 墳形 規模 所在地 立地 出土品、備考 引用
籠原裏古墳群 八角形墳・円墳 新堀 台地 横穴式石室・拵付大刀・人骨・鉄鏃・土師器 埼玉の古墳(大里)

 

Kagoura0

(許可を得てフェンス外から撮影)1993年までの調査で八角形墳3基を含む9基の古墳跡が発見され、その後2基、また2013年度調査で4基の古墳跡(八角形墳の可能性が高いものが2基)が発見された。7世紀末から8世紀初頭の終末期古墳群と推定されている。

Kagoura1

主体部はいずれも河原石を用いた胴張りの横穴式石室。
(撮影 2013/11)

埼群古墳館別館

http://tanbouki.tea-nifty.com/tanbou/2020/12/post-11751a.html

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