健康で文化的な最低限度の「暑さ」
昔「暑い」といえば,せいぜい31~32℃くらいだった。
すだれを掛けたり,打ち水をしたりして「暑さ」をしのいだ。
スイカは井戸で冷やしておくととても美味しかった。
扇風機はあったが,クーラーは金持ちの家にしかなかった。
だが,夕立でも降れば域に気温が下がり,蚊帳に潜り込んで夜は寝た。
まだ冷蔵庫が全部の家庭には普及していなかったが,
氷を買って,一番上のコーナーに入れておく「冷蔵庫」を覚えている。
それから半世紀が過ぎた。
生活は便利になって,パソコンとスマホで多くの仕事ができるようになった。
コロナのせいで,会社に集まらなくても多くの仕事ができるという発見があった。
テレビで世界中の出来事(オリンピックとか)が見られるようになった。
しかし,暑さは逆に耐えられないほどになった。
明日は東京は38℃の予報だが,これはかつての夏の気温より5℃以上高いものだ。
最近は夏の太陽が「暑い」から「痛い」と感じるようになった。
ニュースでは,夜の室内の熱中症も注意するように呼び掛けている。
日本国憲法には,「すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と
確か書いてあったと思う。その「生活」の中には「暑さ」は含まれないのだろうか。
今週は暑くなりそうだ。「またね!」というあいさつが,
いつのまにか「生きていたら,またね!」に変わらないように祈る今日この頃だ。
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