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2021年8月 4日 (水)

甲斐国分寺に行こうとしたが・・・

「青春18きっぷ」を使って甲斐国分寺(山梨県の石和温泉下車)に行こうと思ったが,

天気予報を見たら「最高気温37℃」だったので,

「これで熱中症になったら,元も子もない(行った甲斐がない!)」と諦めた。

なんで甲斐国分寺に行こうと思ったかというと,以下のことが気になったからである。

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(1)甲斐国分寺は東偏であり,九州王朝のとった方位政策の古形ではないか。

(2)鐙瓦の一番古いものは「素弁」なのだが,出土した鐙瓦中で最も多いという。

(3)甲斐国は今は東海道に属しているが,もともとは東山道に属していたのではないか。

王朝移動のため,東山道の国ぐにや国分寺に「異変」が見られる。

 ・信濃国・・・国府の移動

 ・甲斐国・・・もしかしたら東山道 → 東海道

 ・武蔵国・・・東山道 → 東海道

これらは主に東山道に勢力を持っていたと思われる九州王朝の地域を避け,

近畿王朝が東海道+太平洋海路を利用しようとした為と考える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Img_1236

Img_1230

7の「複弁」と3の「リバイバル単弁」自分の判断で入れました。

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【川瀬さんの案】

Img_1246

素弁・・・1

単弁・・・なし

複弁・・・2,4,5,6

リバイバル単弁:7・8(本にも「平城宮出土瓦に似ている」と指摘されていました)
重圏文軒丸瓦:3(重圏文であることは本でも指摘されていました)

巴文・・・なし

 

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

肥沼さんへ

 ここに示された甲斐国分寺についてのデータは、どこから得たものですか?

 山梨県は隣とはいえ、まだ小旅行できる状況ではないと思いますよ。
 山梨まで出かければ必ず食事は途中でとらざるをえない。
 山梨は最近まで感染者数も少なかったかが、デルタ株が出てきてから急速の感染が広まっている。
 この株は感染力が従来株の2倍と強く、密閉した空間だと、確実に空気感染が起きている。

 熱中症の危険もたしかに高い。

 全世界にワクチンが行き渡るのは来年後半。
 でも日本なら年内でしょう。
 来年後半になれば以前のように動けるのではないでしょうか。

 すでに毎日が日曜日の身。あわてることはないです。

 あわてずに今は、家でできる作業に集中しましょう。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉 熱中症の危険もたしかに高い。

 全世界にワクチンが行き渡るのは来年後半。
 でも日本なら年内でしょう。
 来年後半になれば以前のように動けるのではないでしょうか。

 すでに毎日が日曜日の身。あわてることはないです。

 あわてずに今は、家でできる作業に集中しましょう。

ということで,おうち時間がたっぷりあるので,
川瀬さんの国分寺の精査から学ぶために,
もう1セット「日本の古本屋」へ『新修 国分寺の研究』を注文しました。
第7巻以外は入手できました。

肥沼さんへ

 おやおや。『新修国分寺の研究』をもう一セット手に入れたのですか。
 そうならそうと言ってくれれば、あなたのを戻して、私が新たに手に入れたのに。
 7巻までそろったのなかったのですかね? 4月に探したときはあったが。

 瓦の分類間違っています。
素弁:1と2
複弁:4と5と6
リバイバル単弁:7と8

3は重圏文軒丸瓦という特殊な瓦。聖武が作った後期難波宮に最初に葺かれたもの。年代はリバイバル単弁と同じ時代です。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉 瓦の分類間違っています。
素弁:1と2
複弁:4と5と6
リバイバル単弁:7と8

 さすが川瀬さん,『新修 国分寺の研究』とはずいぶん違う判定をされています。
ぜひどんどん精査を続けていただければと思います。


訂正です

2の瓦は複弁瓦でした。
原本の写真で確認しました。
細い二本の弁が並んでいるようにみえたのですが、原本で見たら、二本の子葉でした。
したがって
素弁:1
複弁:2・4・5・6
リバイバル単弁:7・8(本にも「平城宮出土瓦に似ている」と指摘されていました)
重圏文軒丸瓦:3(重圏文であることは本でも指摘されていました)

追伸2

 信濃国府の移動の理由だが、これは東山道の道筋が変わったことが背景にあるのではないでしょうか。

 そもそも武蔵国が東山道から東海道に変わった理由も、東海道の道筋が変わったことにあります。
 元の東海道:足柄山で箱根を越えてーーー大山街道沿いに多摩川へ(溝の口)ーー船で東京湾に出て安房へ
 平安時代の東海道:現在の箱根道で箱根を越えてーーー相模湾沿いー―多摩川を渡る―――東京湾北岸ーー下総へ

 この東海道の移動で相模国府が移動しています
 最初:大山街道沿いの海老名付近(国分寺がある)(遺構は見つかっていない)
 平安時代:相模湾沿いの平塚付近(大規模な遺稿が見つかっている)

 同様な東山道の移動が
 上田付近の国府⇒松本付近の国府
 となったのではないでしょうか。

 残念ながら東山道移動の痕跡は見つけらていませんが。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉 訂正です

ご指示通りに訂正させていただきました。

〉 追伸2

なるほど。東海道の道筋が変わったことが原因だということですね。

肥沼さんへ

 「新修国分寺の研究」の件。
 もしかして前にやったように全7巻本と勘違いして、7巻が入った全8巻本があるのを気が付かずに、全7巻本を買ってしまったのかな。たった今日本の古本屋で検索したが全8巻本が幾セットもある。
 以前のように図書館で7巻をコピーする羽目になるのかな?

>なるほど。東海道の道筋が変わったことが原因だということですね。
 武蔵国が東山道から東海道に編入された原因はそういうこと。
 前の東海道は、武蔵南部で海を渡って安房に向かっていたので、武蔵中心部を通っていなかった。だから武蔵は東山道諸国。
 しかし東海道が多摩川を渡って陸路で上総・下総に進む道筋に変わった結果、東京湾沿いの武蔵国はみは東海道沿線に変わった。
 だから国府は東海道沿線ではないが、相模国府と武蔵国府を繋ぐ道と、武蔵国府と武蔵東部を結ぶ道とが重要となり、東山道武蔵路はだんだん使われなくなり、武蔵国自体が東海道諸国に組み入れられた。

 この東海道の道筋変更に伴って
 相模国府は、海老名⇒平塚へと移動した。

 この例をもとに考えてみると
 信濃国府が、上田⇒松本へと移動したことも、東山道の道筋に変更があった可能性があると
 考えたわけです。

>これらは主に東山道に勢力を持っていたと思われる九州王朝の地域を避け,
近畿王朝が東海道+太平洋海路を利用しようとした為と考える。

 肥沼さんのように、すぐに政治的意図に結び付けて考えるのではなく、
 海岸地形や海岸沿岸地域開拓の進展や川の流路変更などの変化が道筋を変化させたと
 まず物理的問題で考えてみたほうが良いと思います。

 甲斐が、東山道に属していたのか東海道に属していたのか、はわかりません。
 要は、甲斐が信濃との関係が深かったり、信濃側のほうが地形的に行きやすかったのか
     甲斐が駿河や伊豆との関係が深かったり、駿河や伊豆側のほうが地形体に往きやすかったのか
 を考えないとわからないですね。

 武蔵は武蔵国造家の継承をめぐって内乱が起きたときに、すぐ北側の毛野の大王が介入したことにや、武蔵で最も大きな古墳群は北武蔵の埼玉古墳群であることや、武蔵の古墳からは毛野の文化である鈴が多く出土するなど、毛野との関係が深い国です。
 武蔵国分寺でも上野国分寺と同じ瓦が多数出土しており、上野の技術者の関与、つまり上野の権力者の関与が見られるし、塔が平安時代に焼けたとき、これの再建を朝廷に願い出て再建したのは、最も北武蔵の上野と関係の深い豪族であったなど、両者が密接である証拠が多数あります。
 だから当初から東山道に属したのでしょうね。

 武蔵が東海道に組み替えになったのは
1:上野の豪族との直接の関係が衰えた。
2:東海道の経路組み換えで、相模・上総・下総との関係が深まった。
 という理由が考えられます。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉 「新修国分寺の研究」の件。
 もしかして前にやったように全7巻本と勘違いして、7巻が入った全8巻本があるのを気が付かずに、全7巻本を買ってしまったのかな。たった今日本の古本屋で検索したが全8巻本が幾セットもある。
 以前のように図書館で7巻をコピーする羽目になるのかな?

確か最終巻は「補遺」だと思いますが,
それを含むと古本の値段がずいぶん高くなるので,今回は諦めました。
必要になったら,またコピーします。

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