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2021年8月11日 (水)

古代史研究も「仮説実験」の時代に入っているのではないか?

今「日本書紀」中の「詔(天皇の命令や行ったこと)」について,

全文検索して,その主語が「九州王朝の天皇のことか」それとも「近畿王朝の天皇のことか」という

主語を確認する作業をしていています。

どうも昔の中国の「隋書」の方法を真似て,主語を分かりにくくしているようなのです。

(この悉皆調査の方法を,「主語有無の論証」と呼んでいます)

昔は(今も?)天皇と言えば,近畿王朝の天皇のことだったが,

古田武彦氏の研究により,九州王朝が本家であり,近畿王朝がそれを併呑したという

「旧唐書」の記述(昔小国だったものが併呑したと考えられるという記述)が正しいと思われるようになってきました。

(分家が本家に成り済ますのも含めて)

なので,古代史研究もようやく「仮説実験」の時代に入ったと思えてなりません。

自然科学にしても,最初から全部が科学だったわけではなく,「仮説実験」を繰り返したのち,

全世界の人々から科学と認められるようになりました。(原子論も進化論も・・・)

つまり「日本書紀に書いてあるから正しい」で終わるのではなく(歴史教科書はそこ止まり),

「日本書紀にはこう書いてあるけどホントかな?」という時代がやってきていると思うのです。

一元論の研究者や信奉者は,「史料なし」「遺物なし」「遺跡なし」で三方なし,などと

コメントしていれば済むのかもしれませんが,

21世紀の私たちは,断固「仮説実験」して,合格したものだけ採用していこう時代に入っていると思います。

その点,文献の分野では〈主語有無の論証〉が,考古学の分野では〈方位の考古学〉が威力を発揮すると思います。

(私も自らの〈方位の考古学〉に一本取られましたが・・・)

「夢ブログ」に時々出て来る難しそうな古代史の話は,そういう意味を持ってやっているものですので,

今後ともよろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

倭国(九州王朝) → 663年の白村江の戦いをきっかけに滅ぶ(律令も年号も持ち,九州から東北まで版図にした)

日本国(近畿王朝) → 701年,「大宝」を建元(新しく年号を定める)してスタート

日本地図 古代の画像

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