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2021年7月15日 (木)

銅製観世音菩薩立像

武蔵国分寺・国分尼寺付近の東山道武蔵路から出土した30cmほどの仏像がある。

上記の銅製観世音菩薩立像である。

これは「史跡・武蔵国分寺跡」のパンフレットに載っているのだが,

解説としてこんな言葉が書いてある。

「国分寺建立の時期よりも古い白鳳時代の仏像と考えられている。」

通説では,741年の聖武天皇の国分寺建立の詔をスタートとするので,

白鳳時代(7世紀後期)ということは50年以上古い仏像が出土したことになる。

ここで多元的「国分寺」研究の考え方でこれを考察してみよう。

「聖徳太子伝記」に載っている594年「六十六か国に国府寺を造る」をスタートにするのだ。

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6世紀末~7世紀初頭・・・素弁軒丸瓦・・・塔跡から出土している

7世紀中頃・・・単弁軒丸瓦・・・出土している

7世紀後半~末。8世紀(白鳳時代)・・・複弁軒丸瓦・・・出土せず  ★観世音立像?

8世紀中頃(741年の国分寺建立の詔)・・・リバイバル単弁軒丸瓦・・・出土している

平安時代・・・巴文・・・出土している

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これによると,複弁軒丸瓦は出土していないものの,すでに武蔵国分寺・国分尼寺は存在しており,

火災に遭った様子から見て,その避難のドタバタの中で東山道武蔵路に埋もれてしまったものと推定される。

観世音立像は,1000年以上も土の中に埋もれながら,今「真実の歴史」を語り始めようとしている。

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