寿限無
落語に「寿限無」というのがある。
生まれた子の長命を願っておめでたい名前を付けたところ,
長すぎて・・・という話である。
その名前とは,
「寿限無(じゅげむ) 寿限無(じゅげむ) 五劫(ごこう)のすりきれ 海砂利(かいじゃり)水魚(すいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ) 雲来末(うんらいまつ) 風来末(ふうらいまつ) 食(く)う寝(ね)るところに 住(す)むところ やぶらこうじの ぶらこうじ パイポ パイポ パイポの シューリンガン シューリンガンの グーリンダイ グーリンダイの ポンポコピーのポンポコナの 長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)
【解説】
長い名前によって起こる笑いを主題とした古典落語の一節で、「寿限無」から「長助」までが、1つの名前です。寿限りなしで死ぬことのない「寿限無」、天人が三千年に一度下界に下るたびに衣で巌を撫で、巌を刷り切るのに要する時間が一劫からくる「五劫のすりきれ」、膨大で獲り尽くせない海の幸「海砂利水魚」、衣食住は欠かせず「食う寝る所に住む所」、生命力強靭な藪柑子「やぶらこうじのぶらこうじ」、昔、唐土にあった「パイポ」という国の「シューリンガン」王と「グイーリンダイ」后のあいだに生まれ超長生きした双生児姉妹の名「ポンポコピー」と「ポンポコナ」。長久と長命を合わせて「長久命」、長く助ける「長助」から成る名前です。 」
というすさまじい長さ。
原作では「子どもが川に落ちて死んでしまう」というものだったらしいが,それではあまりきつすぎるので,後年「こぶがひっこんでしまった」や「夏休みになってしまった」とサゲが変わったらしい。
詳しくは,ウィキペディアにて。
【ウィキペディア「寿限無」】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BF%E9%99%90%E7%84%A1
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