新田郡家に,礎石建物の「第5段階」あり!
新田郡家は「第1・2段階」と「第3・4段階」の2つだと思っていたら,
それ以外に「第5段階(礎石建物)」というものがあるようだ。
【新たな国指定史跡 「 上野国新田郡庁跡 」】
https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/topics/nittaguntyoato.html
(本日の図)
(先日の図)
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黄色 : 第1・2段階の建物配置
青色 : 第3・4段階の建物配置
橙色 : 第5段階の建物配置
赤色 : 区画に関係する溝と中央の建物跡
第5段階は,礎石建物である。(第4期までは,掘立柱建物)
ということは,泉官衙遺跡のⅢ期(近畿王朝が作ったもの)に当たるということなのではないか。
なお,これも新しい情報。
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【 北側掘立柱建物跡(6・7号)検出状況 】
北側の掘立柱建物において、始めに作られた建物(6号)の前面には石が敷かれていました。
その後、建物(7号)の建替えにより、石敷きは壊されていました。
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このことは,「石敷き」よりも「正方位」にすること(天子であることを示すためか)を
重視していたことが現れていると考える。
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