古事記には,「畿(き)」も出て来ない!
今は近畿地方などの呼び方があるが,全文検索してみたら,
古事記には「近畿」はもちろん,「畿内」や「畿」も出て来なかった。
(古事記0 日本書紀35。うち「畿内が30」)
「畿」という字はもともと,「みやこ/首都/都を中心とした天子直轄の地域
などの意味をもつ漢字」らしいので,これが古事記にないということは,
近畿王朝が都や首都を持っていない存在=主権者でないことを,
この一字が表しているとも言えるだろう。
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※ 「畿」という漢字が,首都や都を指すことは,すでに先達たちが触れている通りである。
私に少しは新しいところがあるとすれば,「全文検索」により素早く検索し得たところだろうか。
いや,これだってもう,すでに「先達」たちが行っているかもしれない。(汗)
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