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2020年5月 1日 (金)

炭素年代測定で年代を判定した藤ノ木遺跡

本日の再集計で出てきた新潟県の官衙遺跡に,藤ノ木遺跡がある。

遺跡はたいてい土器編年に従って年代を判定するのだが,

この遺跡が特筆すべきなのは,炭素年代測定で判定していることだ。

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(1)藤ノ木(7世紀末葉~8世紀初め )・・・23°Eとあるが,残念ながら棟方位不明の方形倉庫である。

   ただ,「7世紀末葉~8世紀初め 」の判定が,「礎板材の炭素年代測定において」というので,それは載せておきたい。

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報告書から全文載せると,以下のようになる。

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報告書では筏地業としているが、礎板。すべての柱穴でトネリコ属の割材や粗朶を2~4段筏状に重ね礎板とする。

柱根の周囲にも粗朶のみられる箇所もあり、根巻き状に固定していた柱穴もあったとみられる。


礎板材の炭素年代測定において7世紀~8世紀とされる)
 

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【遺構配置図】と建物データ

Photo_20200501212001

この時の川瀬さんのコメントも載せておこう。

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この方形の倉庫からは方位は判断できませんね。でもこの遺跡を壊して(柱穴が重なっている)作られた小型の建物の方位は西偏だ。それも倉庫とほぼ同じだから短辺の向きが23°E。つまり西偏67°。西偏ということにしておきましょう。

 掘立柱建物の年代が、柱の基礎として入れた割木の放射性炭素年代で出されたということは稀有は例ですね。7世紀から8世紀。ここで西偏なら大和と同じになります。

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