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2020年4月16日 (木)

さっそく『流行性感冒』に,たの社MLの3人がコメント

『流行性感冒〜「スペイン風邪」大流行の記録』再販の情報を「たの社ML」に流したところ,

さっそく3人がコメントして下さった。さすが,反応が早いですね。

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【Sさん】

 『流行性感冒?「スペイン風邪」大流行の記録』の情報,ありがとうございます。
ネットでも見ることができるのですね。

 ところで「スペイン風邪」という言葉ですが,大変誤解されているように思いま
す。
 「スペイン風邪」というと,最初にスペインで発症されたものとか,スペインで
一番流行した風邪とかと思われがちです。私も最近までそう思っていました。
 でも実際は,発症したのはアメリカあたり(と言われています)ですし,患者数
が多かったのもアメリカ(特にニューヨーク)のようです。
 
 それでどうして「スペイン風邪」と言われていたのでしょう。このインフルエンザ

流行した当時(1918年),第1次世界大戦の最中でした。戦争に参加していた国は,
自分の国に不利な情報は厳しく統制されていました。ですから,自国に深刻な病気が
蔓延しているという状況は報道されることはなかったのですが,第1次世界大戦に参

していなかったスペインでは,これが大きく報じられ,世界中に知ることになりまし
た。
このため世界的に「スペイン風邪」の名で呼ばれるようになったそうです。
              (『ウィルスは生きている』中屋敷均・講談社新書よ
り)

 実際には1918年の初めにアメリカでその初期の症例が報告され,アメリカで死者が
50万人以上も出ています。ですから,「アメリカ風邪」と言ってもいいかもしれませ
ん。
スペイン人にとっては,「スペイン風邪」というのは濡れ衣なのですね。「チコちゃ
んに叱ら
れる」流で言うと,「スペイン人は正直だった!」と言うことになるのでしょうか。

 でもこういう歴史的な背景を知っている人でも,今も「スペイン風邪」と言ってい
ます。
これでは間違ったイメージが伝わり続けることになるのではないでしょうか?
 「アメリカ風邪」とは言わなくても,せめて「1918年風邪(インフルエンザ)」と
言った方が
正確ではないでしょうか。それだけでは何を言っているか分からないかも知れないの
で,
「1918年風邪(スペイン風邪)」と表記し,できたらその理由を示した方が良いと思
います。

 これは,私からの提案です。

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【Nさん】

紹介ありがとうございます。
とりあえず巻末の「解説」部分だけ印刷して読むことにします。

それにしても「無料公開」はエライなぁ。

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【Kさん】

(岸)貴重な情報をありがとうございます!
> 世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るっていますが,
> 「歴史から学ぶ」という意味で,貴重な本が復刊されるそうです。
> 東洋文庫といわれるシリーズの中に入っている『流行性感冒?「スペイン風邪」大流行
> の記録』です。
(岸)今日の日本経済新聞に特集記事が出ていたので、気になっていました。
ちなみに、こんなデータが出ていましたよ。
せっかくなので、高校の試験みたいにしてみました。

【問題】次の空欄【①】~【⑤】当てはまる数字を答えなさい(算用数字で)。

第1次世界大戦の戦死者【①    】万人のうち、
【②   】割が戦病死者で、
その(戦病死者の)うち、インフルエンザが原因の病死者は【③   】分の1。
ちなみに、アメリカ軍の第一次世界大戦の戦死者【④   】万人のうち、
インフルエンザによる病死者の割合は【⑤   】割近くだった。

答え:
【①    】【②    】【③    】【④    】【⑤    】

いや~、ビックリしました。
《日本の戦争の歴史》第2部に関連の話題です。

ちなみに、1898年の米西(アメリカ・スペイン)戦争でのアメリカ兵の戦没者の
うち、大半が病死者!
1894年の日清戦争の時の日本軍の戦没者に占める病死者の割合はそれに匹敵しま
すが、
1904年の日露戦争の病死者割合3分の1は、当時としては画期的だったとも言えます。
その10年後の第一次世界大戦も、戦場はけっして格好いいものではなくて、戦う
前に病死していく若者であふれていた。
病死者が出ることを想定の上での動員計画。
もちろん、戦病死者もすべて「勇敢に敵と戦って亡くなった名誉の戦死」。
そんな不都合な事実は、公になってはまずい。
戦争映画でも、そんなシーンはほとんど見られません。
多くの戦争映画は、そういう意味では「プロパガンダ」的な要素があるのでしょう。

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