『たの授』12月号の感想
仮説社御中
東村山の肥沼です。
『たの授』12月号の感想を送ります。
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『たの授』12月号で特に良かったのは,次の3点です。
(1)教師が生徒に「ナメられる」とはどういうことか(小原さん)
12月号が「ナメられる」特集と聞いた時,これは他の雑誌では絶対付けない特集名だと唸りました。
私たちは「仮説実験授業」という大変魅力のあるものを知っているけれど,
たいていの先生は,今でも相変わらず「最初が肝心」「生徒になめられたらアカン」と
緊張しながら4月を迎えるからです。そして,それに応える雑誌たちの山。ああ無情。
(2)焼きそば大盛り(日高さん)
先生をしている人なら,誰でも子どもたちから「先生」と認められたいと思っていると思います。
その方法は,授業であるのが一番ですが(一番多くの時間は授業ですから),
なかなか普通はこれが叶いません。自分の一人の教材研究はたかが知れているので挫折します。
日高さんの場合,バック転がきっかけとなったということですが,それ以上に日々の
仮説実験授業その他のたのしい授業が背景としてあったと思います。
バック転をいつまでも続けてやれるわけではないですし…。
(3)心の持ちようと現実(板倉さん)
板倉さんの発想法は,とても役に立つものが多いですが,これは特にそうです。
人間ですから,いろいろな時期に様々な出来事に遭遇します。
大切なのは,その時にどう考え,どう行動するかだと思います。
「転んでもシメタ」というのは,逆転の発想で,脳の思考停止を防いでくれます。
私は生来第1希望に受からない人間で,小学校受験に失敗し地域の小中学校へ。
高校受験も第2希望。大学受験も第2希望。さらに,教員採用試験も2年目の合格。
本当に「転んでばかり」の青春でした。
でも,進路指導の時にこの話をしてあげると,生徒たちはとても安心してくれます。
「学校の先生だって,こんなに落ちてきたんだ」と。
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