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2019年7月 8日 (月)

平曲の会は中止だったが・・・

「語り場スペシャル」の後,JR青梅線と南武線を乗り継いて向かった川崎の平曲の会。

実は昨日は,川瀬さんの発熱と参加者のキャンセルで中止となっていた。

(9時半頃にメールがパソコンに配信されたが,その時はもう羽村に移動していた)

玄関を入ったところで,いつもの受付の台が出ていなかったので,

中止ということは直感したが,川瀬さんが「せっかくだから・・・」

とおっしゃって下さったので,お邪魔することにした。

ちょうど『平家物語が面白いほどわかる本』を持って行ったこともあり,

平家物語から始めて,様々なことについてお話を伺えた。

後半は,「なぜ平曲には若い人が入って来にくいのか?」という話題で,

それは「平曲が鎮魂歌(レクイエム)だからではないか」ということになった。

疲れた心を癒すには向いているが,若者はパンチの効いたロックなどが好きなわけで,

後継者問題などなかなか難しいところがあるなと思った。

午後4時まで2時間ほどおしゃべりし,雨の中駅へと向かった。

酒処「まこ」に向かうには,ちょうどぴったりの時間ではあった。(笑)

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コメント

肥沼さんへ

 昨日はせっかく研究会を途中で切り上げてきてくださったのに、平曲会を中止してしまってすみませんでした。
 「お詫びのしるし」としてお話しした数々。出典をお示ししておきましょう。
1:「光厳院御集全釈」風間書房2001年刊 私歌集全釈叢書27 岩佐美代子著。 
  後醍醐天皇軍討伐のための院宣を求めた足利尊氏に院宣を与えてしまった結果、60年にも及ぶ内乱を勃発させてしまった光厳院。彼は後醍醐の次代の天皇で、持明院統の王。「世はすでに武士の世である」との叔父にあたる花園院の考え方を継承して幕府との協調に努めたが、皇太子時代から武家を打倒すると公言してはばからない後醍醐に危惧を持っていた。そして彼の予想通りに幕府打倒の兵をあげようとして捕まり隠岐に流された後醍醐に変わって光厳は天皇位についた。だが二年後隠岐を脱出した後醍醐は幕府を倒した武家たちに迎えられ復位。光厳は廃位されてしまった。
 このままなら彼が出家して静かな後半生を送ったのだろうが、後醍醐の武家無視の政治に怒った足利尊氏は後醍醐支持派と戦をしたものの敗戦。やはり錦御旗が必要と考えた尊氏は光厳上皇に後醍醐打倒(直接には新田義貞ら打倒)の院宣を要求。光厳はこのまま後醍醐路線が続けば天皇家すら潰れかねないと考えて院宣を出したのだが、なんとこの戦いは60年もの長期間列島全体を混乱に。ちょうど30年ほどたって幕府がわが勢力を強め南朝勢力を吉野に封じ込めて「平和」が戻ってきたとき光厳は、すでに退位し出家した身であったが、弟子一人を従えた乞食僧の姿で近畿一円の戦場を巡って戦没者を慰霊し、かつ吉野まで足を延ばして南朝の村上(後醍醐息子)にも会って、おそらくは両朝の和平を工作しようとしたか。
 彼は戦乱の中で一時期自身と息子の光明天皇そして皇太子を含め南朝に拉致され、数年間吉野に幽閉されるという苦難を味わってもいた。
 彼の戦場行脚の想いは、「これほどの多くの人の命を奪うのであれば、天皇家など滅びてもいたしかたなかった」ではなかったか。
 丁寧な評伝の体裁を保った解説と、光厳の全歌の解釈がされていて、一人の苦悩の帝王の心に分け入ることできる貴重な書。
 この光厳の想いと行動に、昭和天皇と上皇さんの想いと行動が重なる。

2:『昭和天皇「よもの海」の謎』2014年新潮社刊。平山周吉著。
 日米開戦を決めた御前会議の一つ前の御前会議。ここで参謀本部などは開戦を進言。しかし昭和天皇は日露戦争の時に明治天皇が読んだ「よもの海」の歌を披露して、和戦両様で進めよと。真意は和であったのだが。この天皇の意志がいかにして無視されたかを資料を基に探究した良書。

3:『天皇財閥 皇室による経済支配の構造』2011年学研刊。吉田祐二著。
 戦前の史料を主に使って、皇室こそ日本最大の大地主であり大財閥であったことを明らかにした書。そして実態はまだまだ不明な部分が多いが、戦前から継承された皇室の財産による経済支配はまだ続いていると指摘。

 天皇を考えるとき必読の書ばかりです。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

あのままでは「聞き流し」になってしまう本の題名,著者,発行元を
教えていただきありがとうございます。
「すぐに注文して」とはいきませんが,一昨日のお話のことを思い出した時,
題名等がわかっていると,読書のきっかけとなると思います。
本当にたくさんの本を読まれていて,驚くばかりです。

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