『古代国家形成の舞台~飛鳥宮』
鶴見泰寿著,新泉社刊,1600円+税の上記の本を入手した。
新知見を得られれば幸いである。
・Ⅰ期遺構は西偏20~25度西偏。石敷きや石列,柱列などがあり,重複関係などから7世紀第2四半期~7世紀中頃とみられる。
Ⅱ期遺構からは正方位。
・Ⅱ期遺構とⅢ期遺構は重複していて,Ⅱ期を追及するとⅢ期遺構を壊すことになり,部分的にしか遺構を検出できない。
・Ⅱ期遺構は,柱列と溝で区画されていた。その後.難波宮へ。
・Ⅲ期ーA・・・石組みの溝が周囲を取り囲んでいる。東辺が南北の正方位なのに,西辺は西偏していて,逆の台形。
・こぶし大の石敷きと,礫敷きで,格の違いを表しているようだ。(上位者と下位者)
・Ⅲ期ーB・・・東南部に「エビノコ郭」等を造る。梁行9間×桁行5間で,飛鳥宮最大の建物。石敷き&礫敷き。西に5間×2間の門。
一番外側に石組みの排水溝がある。その深さは約1mで,底石も敷かれた立派なもの。(溝の幅はどれくらいかな?)
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