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2018年11月24日 (土)

今上天皇による最後の新嘗祭行われる

「天皇のお仕事新嘗祭(にいなめさい)」という歴史かるたはないのだが,
新嘗祭は天皇の仕事の一つに数えられている。
来年からは,浩宮さんがやることになる。

さて,最後の新嘗祭というからには,最初もあったわけだが,
最初にやった天皇は誰だろうか?
ウィキペディア「新嘗祭」には,皇極天皇と出ていたが,
残念ながら出典が出ていないようだ。

また,天皇になって初めてやる新嘗祭が,大嘗祭。
これも来年,浩宮さんがやることになる。

では,最初に大嘗祭をやった天皇は誰か。
これには「日本書紀」に不思議な記事があって,

△ 天武天皇・・・(実施は?だが)ほうびを与えた
〇 持統天皇・・・実施もし,ほうびも与えた

ということが書いてある。
ということは,持統五年(691年)の記事によると,
もう政権が九州王朝から大和王朝に移っていたかに見える。

ところが,原文を見ると,「十一月戊辰,大嘗。」とあって,
主語が省略されているのです。
川瀬さんの「主語有無の論証」からいうと,
主語がないこの動詞「大嘗す」の主語は九州王朝の天皇で,
大王である持統天皇ではないということになる。
つまり「691年に九州王朝の新しい天皇が
大嘗祭を行った」という記事だったのです。

ここでも,700年までと701年には大きな断絶があり,
古田武彦氏のONライン(新旧の王朝の交代)が正しく,
まだ691年では持統天皇は大嘗祭を主催できないという訳です。

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