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2018年8月23日 (木)

国分寺四中の地下には何があるのか?

いつも気になっていた国分寺四中の発掘調査の様子を求めて,
武蔵国分寺跡資料館に行ってみた。
「地下マップ」によると,四角の赤色は掘立柱建物ということになっていて,
校庭の全部はわかっていないが,それだけでもかなりありそうだと思ったからだ。

Dscn3192

資料館でその報告書を見つけたが,「写真は撮っていいが,コピーは取れません」ということで,
しかたなく歩いて10分の元町図書館というところに,コピーを取ることを目的に出かけた。
最初に見つけたのは下のもので,ぱっと見ただけでも,だいぶありそうだ。しかも庇付きがいくつも。

Dscn3187

もう少し拡大したものはないかなあと,ページをめくって行ったら,
ありました!それまでのものをすべて含み,しかもB3判(B4判を2倍にしたもの)が,
『武蔵国分寺遺跡発掘調査概報Ⅴ』の一番最終ページの私設封筒ポケットに差し込んであったのだ。
これをB4判で2回に分けてコピーを取り,あとでのりで貼り付けることにした。
それを使って,例の角度別で色分けして描いてみたのが,以下のものである。

(1) 東偏5度・・・「おーい,こんなにたくさんあるよー」

Dscn3189

(2) 正方位・・・「これもけっこうあるけど,西部の方=東山道武蔵路沿いばかりだ。溝に区画された官衙地区?

Dscn3190_2

(3) 西偏7度・・・「武蔵国分寺の僧寺の方位と同じだからどれくらいあるかな?」と思ったら,
数個のみであった!

Dscn3191

ということで,東偏5度と正方位に対応するものはたくさんあったが,
西偏7度に対応するものはかなり少ないという結果となった。
九州王朝が白村江の戦いで滅亡の道をたどり,官衙群も機能しなくなったということかもしれない。
先日の府中の場合でも,西偏7度の時は掘立柱建物群が集中していたのは,少し北に離れた所。
そこを本部にして,地元の勢力が政治をおこなっていたのでしょうか。
(だから,ここにはあまり建物がない)

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

肥沼さんへ
 調査お疲れ様でした。
 これは「修理院」とされている遺跡群ですね。
 たしかに「東偏建物」がものすごく多いですね。
 正方位が少し。
 「西偏建物」はたしかに2棟ですね。西偏5度ほど。
 もう一つ気になったのが区画溝。
 北側の少し斜めの区画溝SD43は真北に対して5度程度東偏。
 南側のL字型に残っている区画溝SD1は逆に真北に対して7度ほど西偏。
 正方位の区画溝はないかとみると、北側の区画を東西に走る溝、SD25とその南の東西の溝、SD20ー SD2がある。
 掘立柱建物だけではなく、区画溝も、東偏・正方位・西偏と建物と一緒に図示するともっと遺跡の変遷が分かると思う。そして竪穴建物も。
 ちなみに西偏の掘立柱建物は、L字型の区画溝SD1の中で掘られていない校庭部分にあるのだと思います。

 でも気になるのが右上の方位。本当に真北だろうか。
 この方位図のすぐ下にある区画溝SD23は僧寺の伽藍地区区画溝の西南の角。
 ということはこの溝の横部分はほぼ東西だが、L字型の縦の部分は北ではなく西に7度ずれていたと思う。
 ということはこの縦の部分に北が向いているのでこれは磁北だとおもいます。
 となると肥沼さんの作業は全部くるってくる。
 区画溝だと東偏と見えたSD43が真北向きで、東偏と見えた建物が全部正方位になる。そして区画溝で正方位と見えた溝は全部西偏でL字型の区画溝も西偏となる。
 したがって正方位と見えた建物と西偏と見た建物が西偏だ。
 この区画には東偏の建物や溝は存在しない。

 肥沼さん、作業のやり直しをお願いします。

追伸
 もしかしてと確かめましたら、「武蔵台東遺跡」の報告書も「都市計画道路3・2・2の2」の発掘報告書も磁北をさしていました。
 したがって先に私がまとめた論考も訂正が必要です。
 東偏と見えたものが正方位。正方位と見えたものと西偏と見えたものが西偏です。
 すなわちこの遺跡群にも東偏はないです。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

また引っ掛かってしまいました。磁北・・・。

① もっと東偏 → 東偏
➁ 東偏 → 正方位
③ 正方位 → 西偏
④ 西偏 → もっと西偏

ということで,再作業してみます。

 

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

「もっと東偏 → 東偏」という段階もあると思うので,
それも入れて4段階にしてやってみます。

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