道昭という僧
大和王朝が派遣したと思われる「西海使」の船に,
道昭という僧が乗っている。
「続日本紀」に登場して,長い伝記が載っている。
印象深い僧である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/道昭
700年(701年=大宝元年の前の年)に亡くなっていて,
私の持っている講談社学術文庫『続日本紀・上』にも,
P27~30の4ページにも渡って伝記,逸話を載せられている。
なので,私は何回も目を通していたのだが,
「なぜ道昭がこれほど評価されるのか」ということについてはよくわからなかった。
しかし,謎は解けた!(名探偵・肥さん)
大和王朝の「西海使」の船に乗って唐に渡り,多くのものを大和王朝にもたらしている,
という功績のことがあっての評価,尊敬の気持ちが4ページにも渡る伝記,逸話だったのだ。
そして同時にこれは,「西海使」が大和王朝の派遣した使節だということの傍証にもなるだろう。
また,川瀬さんも書いているが,「2つの航路の謎」や「席順を争った騒動」も腑に落ちる。
おお,だんだん隠された歴史が見えてきたぞ!(o^-^o)
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