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国分寺における素弁蓮華文軒丸瓦の分布(石田茂作氏)

服部さんの論文に載っていた石田茂作氏の
国分寺における素弁蓮華文軒丸瓦の分布図を描いてみた。
全部で26だと思うのだが(服部さんは28と書かれていたが数え間違いかな?),
さすがに「日本全国」に広がっている」という感じがする。

Dscn1896

ただ,そうなると私の悉皆調査と銘打った先日の苦労は,
どのようになってしまうのだろうか。

石田氏と重なっているもの・・・10
石田氏はあるというが,私は確認できなかったもの・・・12
石田氏はないと判断しているが,私は確認したもの・・・3

一体このズレは何なのか?

私の調査は,『新修 国分寺の研究』や『国分寺の創建』なので,
石田氏の研究である『東大寺と国分寺』(1959年)より新しいはずだ。
(服部さんは1996年と書かれていたがミスプリかな?)
それをまず今週は取り組んでみたい。
だんだん多元的「国分寺」研究に戻ってきた!

「にわか引越し」シリーズとともに頑張ります!(o^-^o)


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古田史学」カテゴリの記事

コメント

肥沼さんへ
 こうやって石田氏が指摘したことを地図にしてみるとよくわかりますね。
 ただ石田氏の指摘との関係で私がやったのと少し異なる結果が。

 
石田氏と重なっているもの・・・10(伊勢・遠江・甲斐・武蔵・安房・信濃・下野・佐渡・美作・讃岐)
石田氏はあるというが,私は確認できなかったもの・・・12  16じゃないの?
  尾張・駿河(肥では不明)・伊豆・常陸・美濃・上野・陸奥・伯耆・播磨・備後(肥:不明)・周防・筑前・  豊前・肥後・日向・大隅 16ですが?
石田氏はないと判断しているが,私は確認したもの・・・3  土佐・淡路ではないですか?

 二つの調査のずれの原因?
 新しいものの方が古いものより素弁瓦出土の国分寺が少ない?不思議ですね。
 『新修 国分寺の研究』や『国分寺の創建』の各論文の著者たちが、国分寺から素弁瓦が出てくるわけがない、でても「前身寺院」のものだとして、論文に載せなかったのかな?
 もう一度この二つの本の論文を精査するとともに、実際の発掘報告書にあたる必要があるかもね。
 なら文化財研究所のサイトのデータベースの中の、全国遺跡総覧にたくさんの報告書がpdfで見られるようになっています。
 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja

 この図だと、九州王朝の東海道沿いだけではなく、東山道沿いも素弁瓦で埋め尽くされますね。そして悉皆調査ではなかった九州も半数以上が素弁だ。
 これはどう見ても、600年前後に、九州王朝は全国の国府に「国府寺」を建てたとしか考えられませんね。

投稿: 川瀬 | 2018年5月 1日 (火) 13:55

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

〉 尾張・駿河(肥では不明)・伊豆・常陸・美濃・上野・陸奥・伯耆・播磨・備後(肥:不明)・周防・筑前・  豊前・肥後・日向・大隅 16ですが?

すいません。だいぶ見落としがありました。ありがとうございます。

〉 石田氏はないと判断しているが,私は確認したもの・・・3  土佐・淡路ではないですか?

三河も入るので,3でいいと思います。

〉 この図だと、九州王朝の東海道沿いだけではなく、東山道沿いも素弁瓦で埋め尽くされますね。そして悉皆調査ではなかった九州も半数以上が素弁だ。
 これはどう見ても、600年前後に、九州王朝は全国の国府に「国府寺」を建てたとしか考えられませんね。

本当にそうですね。私たちの仮説が正しいことに,自信を与えてくれるデータだと思います。

投稿: 肥さん | 2018年5月 1日 (火) 15:57

肥沼さんへ
 たしかに。三河国分寺がぬけていました。
 ということは素弁蓮華文軒丸瓦が出土する寺院は29。

 たしかにこの分布図は興味深いですが、服部さんの説明では石田氏は後世の装飾的な素弁瓦も含めているので、やはり石田氏の著書を精査する必要がありますね。

 もっとも肥沼さんの悉皆調査図で見ても、東海道には素弁の国分寺が並んでいますので、同じ傾向はみられます。そして単弁や複弁の国分寺でも、その近辺に素弁瓦をもって国府により近い古代寺院があれがそれが国府寺と考えられるので、こうした調査もやって、この図をもっと正確なものにしていきましょう。

投稿: 川瀬 | 2018年5月 1日 (火) 16:56

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