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2018年2月18日 (日)

茶臼山古墳の単頭双胴怪獣鏡は古墳時代最大鏡+「三種の神器」

「熊毛王国」の文献はまだ確認できないが,考古出土物がすごいのだ。
現地の茶臼山古墳から出土した「単頭双胴怪獣鏡」は,古墳時代最大の直径で,44.8cm。
(ちなみに,弥生時代最大(日本最大)は,平原遺跡の直径46・5センチの銅鏡「内行花文鏡」である。)

茶臼山古墳の単頭双胴怪獣鏡の写真

https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&p=%E5%8D%98%E9%A0%AD%E5%8F%8C%E8%83%B4%E6%80%AA%E7%8D%A3%E9%8F%A1

※ 「熊毛地域最古の国森古墳では、玉類が副葬されておらず、
その次に築造された茶臼山古墳で玉類が備わるのは、
首長権力の象徴として、「三種類の神器」(剣・鏡・玉)が揃ったことになり、
この時期により首長墓としての定型化が始まるとみられる。」
上記のように説明がされていました。

副葬品は、直刀1点(全長86.2センチメートル)、剣2点(完成品1点 全長81.8センチメートル)、
刀子10点以上の鉄製品と、勾玉3点、管玉1点が出土した。(なぜかここに,鏡のことが出て来ない)

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

肥さんへ

「単頭双胴怪獣鏡」のリンク、ありがとうございます。

國立故宮博物院編輯委員會編輯『故宮銅鏡特展圖録』(國立故宮博物院、1986年、中華民國新聞局登記證局版臺業字第2621號)によると、「単頭双胴怪獣鏡」は一面もありません。

円錐形をした乳が四つある鏡は次の通り、四面ありましたが、いずれも似ていません。

①圖版壹壹:「見日之光鏡」(漢、206 B.C.-A.D.220、径:13.6㎝,邊厚:0.25㎝、Bronze mirror with scallopend border,"grass design,"and 8-character inscription)P.71

②圖版壹貳:「見日之光鏡」(漢、206 B.C.-A.D.220、径:11.4㎝,邊厚:0.25㎝、Bronze mirror with scallopend border,"grass design,"and 8-charactor inscription)P.73

③圖版貳[王久]:「羽人獸紋鏡」(漢、206 B.C.-A.D.220、径:16.3㎝,邊厚:0.45㎝、Bronze mirror with immortals and animals)P.95

④圖版参零:「龍氏鏡」(漢、206 B.C.-A.D.220、径:22.2㎝,邊厚:1.2㎝、Bronze mirror with mystical figures and 32-character inscription)P.97

この「単頭双胴怪獣鏡」の様式が中国出土の鏡にないこと及び直径が44.8㎝もあることから、仿製鏡(国内産)であることは明らかです。
また、乳が四つあるのは中国鏡では漢鏡しかありませんので、その時代のものであるかは置くとしても、漢式鏡の影響があると思われます。文字がないことから漢字を知らない時代か地方でつくられたようにも思えます。
平原遺跡の径46・5cmの「内行花文鏡」は明らかに漢の時代の中国鏡「内行花文鏡」を見てつくられていますので、この「単頭双胴怪獣鏡」はそこが平原遺跡のものと異なっているようです。

この鏡の様式が中国出土鏡にないことから、時代を特定することはできませんが、径の大きさと四乳から、平原遺跡より少し遅れた時代に中国鏡を見たことのない地方で鋳造されたのではないかと私は推測しました(断定はできません)。
しかし、これだけの大型鏡を鋳造できる技術があることが驚きです。朝鮮半島にこれと似た鏡が出土しているかどうかが気になるところです。

肥さんへ

山口県立山口博物館にある「画文帯神獣鏡」の破片
http://db.yamahaku.pref.yamaguchi.lg.jp/script/detail.php?no=557
……………………………………………………………………………………
柳井市柳井茶臼山古墳
 本例は現存鏡4面のうち唯一の舶載鏡で、約30片に割れた状態で発見されました。推定面径18㎝、内区には神像、走獣禽像などがうかがえます。古墳は全長約90mの前方後円墳(国史跡)で、柳井湾を望む標高約68mの尾根先端に立地しています。1892(明治25)年に発見され、5面の鏡、銅鏃、鉄剣、玉類などが出土しました。
……………………………………………………………………………………
「現存鏡4面のうち唯一の舶載鏡」とありますが、「舶載鏡」というのは、根拠が不明で疑わしいです。もし根拠があるなら、誰が何をもって「舶載鏡」と判定したのかも書かれるべきです。

山田さんへ
コメントありがとうございます。

「大和政権に滅ぼされた熊毛王国」の文献を探りつつ,
今はすでに出てきている考古出土物の方から詰めていくことにします。
(よく未盗掘?で残っていたと思います)

検索したら写真を載せていたので,リンクすることにしました。
単頭双胴怪獣鏡についての調査,ありがとうございます。うれしいです。
来週末はテスト前で部活動がないので,国立博物館にも行ってみたいです。

山田さんへ

柳井茶臼山古墳

https://www.city-yanai.jp/site/bunkazai/yanai-chausuyama-kohun.html


2つの鏡についての説明がありました。

<画文帯神獣鏡> 青銅製 県指定文化財(県立山口博物館蔵)
直径18センチメートル。中国で作られた舶載鏡で、神と獣を主文様とし、吉祥句を刻んでいる。

<内行八花文鏡> 青銅製 県指定文化財(柳井市蔵)
直径19.5センチメートル。天子の座を飾る天蓋の幕を主文様とし、漢字を蕨手文に替えたぼう製鏡。

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