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2017年11月19日 (日)

肥さんの「多元的古代」研究テーマ

古田武彦氏の『「邪馬台国」はなかった』に出会って40年。
『吉野ヶ里の秘密』で再開して以来,30年近くの歳月が流れた。

最初は著作を渉猟するだけだった私も,
やがて研究会に入り,また講演会に通うようになり,
さらにちゃっかり研究旅行にご一緒するようになり,
自分でも何か研究できたらいいなあと思うようになった。

授業プラン〈「邪馬台国」はどこだ!〉1992年は,
仮説実験授業と古田史学の融合で,
考古出土物(銅鏡,青銅器,鉄器,絹)の分布を予想させ,
「邪馬台国」のありかを探るものである。
シンプルなプランではあるが,中学校に入学してきた生徒たちを,
地理では授業書《世界の国ぐに》の第1部〈いろいろな世界地図〉で歓迎し,
歴史では〈「邪馬台国」はどこだ!〉でまた別の歓迎をするという
地歴両面のサービスをしている。

その後,なかなか研究テーマというものが見つからなかったが,
20年経って,私は思いもよらなかった,地元の古代官道についての文章を書くことになる。
「古代日本ハイウェーは,九州王朝が作った軍用道路か?」2012年である。
これはNHK・BS2で放送された「古代日本ハイウェー~1300年前の“列島改造”」を視聴し,
これは白村江の戦いの前に九州王朝が作った軍用道路ではないかとひらめき,
「夢ブログ」に書くとともに,「古田史学会報」に投稿した。(2012年2月号)
その後川瀬さんにご批判いただいた部分を手直しして,『古代に真実を求めて』に投稿。
西村さんの「南海道」の発見(王朝の変更でコース変更か)もあるので,心強い。

この経験がさらに,その東山道武蔵路の沿道に建っている武蔵国分寺の研究につながる。
つまり「「国分寺」はなかった!」から始まる多元的「国分寺」研究サークルである。
これは2015年スタートの同名のブログでのサークルであり,
現在は川瀬さんや山田さんが論客の中心であり,私が学ばせていただいているものである。
しかし,最初のところでは,私の活躍もあった。
第1・・・武蔵国分寺の塔は南北の方位なのに,中門や金堂や講堂の方位は7度西偏している。
第2・・・聖武天皇の出した「国分寺建立の詔」の中には,「国分寺」という言葉が一回も出てこない。
 あるのは「七重塔を造れ。そうしたら金泥のお経をあげる」である。「国分寺」はなかった!
大きなテーマとしては,すでに九州王朝が国府寺を置いていて,それに七重塔を追加させようとした。
九州王朝が滅亡し,大和政権が跡を継いだので,自分たちがもとの寺も造ったことに・・・。
通説では,741年の「国分寺建立の詔」が国分寺のスタートだというが,
もっと古い7世紀のかなり立派な寺院跡(廃寺)や7世紀後半の白鳳瓦が各地から出土している。

道に関しては,さらに「「神無月の神話」は実話だった!?」というのも最近書いた。
つまり神無月に神々が集まるというのは,当時(私は弥生時代の前半と考えている)
出雲が日本の中では主権者であり,そこに神無月(10番目の月ではなく,「亥月」=最後の月。
これは山田さんから教えていただいた。さらにJames Macさんから来年の暦をもらいに
行っていたのではないか,などという壮大なテーマにまで発展してしまった。
本当に,人間の想像力というのはすごい!)

また,その道路を通行するのに,駅鈴が必要であった時代もあるわけで,
九州王朝は駅鈴も造ったか?などというのも書いた。
本当に道にはお世話になっていて,寝る時にも「足を向けられない」と思うのだが,
四方に道が張り巡らされているので,勘弁してもらっている。(笑。これはあいせだ・てるちゃんのネタ)

さて,その他の研究テーマを箇条書きにしておく。

(1) ONラインの研究(700年までと,701年からで大きな違い)~大和年号「大宝」のスタート,
 「評から郡へ」(藤原木簡),「朝賀」もなかった!,「無位」から従五位下(貴族)への大出世の謎
 
(2) 続日本紀の「はじめて〇〇した」は,大和政権が主語か?

(3) 東山道武蔵路の下には,出雲街道があるのではないか?(いきなり幅12mの直線道路は
いくら何でも発想しにくいのと,沿道に天王森の字名や八雲・八坂・氷川・白山など出雲系の神社)

まだまだあった気がするが,そろそろ学校に行く時間(休日出勤で,部活動とテストの印刷である。
ああ無情・・・)なので,思い出したら追加したい。

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