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2017年9月16日 (土)

歴史教科書のまえがき

前から思っていたのだが,歴史の教科書のまえがきに
こんな言葉がほしいと思っている。

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(1) この歴史教科書は,これまでの研究成果に基づき,
 過去の歴史を明らかにしようと思って一生懸命作りました。
 だから,ぜひこの歴史教科書を参考に学んでくれたらうれしいです。
 (最新の研究成果の例・・・年輪年代法など)

(2) しかし,研究はさらに続けられるものですし,もしかしたらこれまで
 明らかにしたものよりさらに詳しくわかることも考えられるし,
 また,研究の結果これまでと逆の考え方が出てくることも考えられます。
 (かつての縄文時代についての考え方と現在の違いの例)

(3) だから,学習の参考にはしても,決して鵜呑みにしないようにお願いします。
 そして,「本当かなあ」とか「これは違うのではないかなあ」ということがあったら,
 ぜひ質問や意見をお寄せください。みんなで研究し,より真実の歴史に近づいていきましょう。
 この歴史教科書はそういう気持ちを込めて作りました。

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

同感ですが、このような考えに基づいて編纂された教科書が、果たして今の検定制度の下では合格するでしょうか。
 検定制度は、歴史の真実を明らかにすることを目的にはしておらず、政府・政権担当者がこれが真実だとする歴史像を押し付けることを目的にしていると思います。だから日本のアジア侵略を侵略とは書けない。その他、歴史の中で政権によってゆがめられた像をそのまま受け入れざるを得ない。
 昨今、明治維新の真実なる本が売れていて、要するに薩長のテロリストが天皇を要して、徳川氏から政権を暴力的に奪取したとの歴史認識を提示した本だ。
 これは今までの薩長と岩倉などの天皇主義者が結託した前将軍を朝敵としてその打倒を訴えた偽の勅命を作って行った王政復古のクーデターと戊申戦争を歴史の必然としてきた明治政府が作った見解よりは、ずっと真実に「近い」認識だ。何しろ大政奉還によって、天皇を頂く大名会議を上院とし、諸大名の家臣を中心とした下院を設けて、この上下両院の意志で国民の統合を図ろうとした政治形態の創出は、当時の多くの大名や公家、そして武士の賛同を得ていたのだから。この事実を今の教科書に書き込めば、王政復古はクーデタ―だったことが明らかになる。
 もちろん前将軍を朝敵とした勅命が偽物だったとの歴史の真実を書き込むだけでも通説は嘘であることがわかるのだが。
 こうした明治維新の歴史の真実を明らかにするだろう事実すら書き込ませない今の検定制度で、はたして肥沼さんの考えた序文が書けるわけもないし、この序の精神に沿った編集方針では、かならず政府見解とぶつかると思いますよ。
 歴史の真実と歴史の解釈は必ずしも一致しないとの立場は、今の検定制度はとっていません。
 何しろ政権は、歴史の真実より、「日本国民の物語」、日本人の誇りを第一とする立場をとっているのですから。
 

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

もちろん私もこのようなまえがきで始まる歴史教科書が,
検定を通るとは思っていません。
しかし,自分がそうあってほしい歴史教科書のイメージとして,
書いておきたかったわけです。
私も検定を受けた歴史教科書を使っている身ですが,
自分のブログにそのようなことを書く自由ぐらい,
まだ保障されていますよね。

肥沼さんへ

 もちろん検定教科書の在り方を自分のブログで批判する自由。保障されています。法律的には。 でも、「公務員が政府を批判するのはおかしい」との論理が、あることもたしかなことです。
 幸いなことに肥沼さんは、「役所から税金で給料をもらっている公務員の身でありながら、政府批判をネット上でも展開するのはおかしい」と同僚から批判されたり、管理職から批判されて、閑職に左遷された経験がないようですが、私の知る限り、そうしたおかしなことに直面した教員が多数いますよ。
 私も以前の職場の同僚に、川瀬さんはいつも政府批判を公言しているけど、税金で給料をもらっている公務員がそういうことをするのはおかしいと、面と向かって言われたことがありますよ。もっとも私は「税金は国民一人一人が出しているのであって、政府や役所のものではない。公務員は憲法にも書いてあるように、全体の奉仕者であって、政府や役所の僕ではない。全体とは、国民全体の利益ということだ」と反論してやったら、相手は押し黙りましたがね。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

憲法第15条の「すべて公務員は,全体の奉仕者であって,
一部の奉仕者ではない。」というやつですね。
今公民的分野を教えているので,よく覚えておきます。

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