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2017年2月26日 (日)

槍鉋(やりがんな)の加工風景

山田さんに「つっこみ」をしていただき,
槍鉋の加工風景のYouTubeを見つけることができました。
ありがとうございました!

槍鉋の加工風景

http://www.youtube.com/watch?v=SWL7Ep8JGsU

ちなみに,槍鉋もアマゾンで売っていました。
これは買いませんが…。

アマゾン「槍鉋」

http://www.amazon.co.jp/%E8%8B%A5%E6%AD%A6%E8%80%85-%E6%A7%8D%E9%89%8B-2%E6%9C%AC%E7%B5%84-%E6%A1%90%E7%AE%B1%E5%85%A5-18%EF%BD%A524mm/dp/B00VK1D13Q

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「教育」カテゴリの記事

コメント

肥さんへ

私がつっこみを入れるたびに大工道具をそろえていくと、
宮大工になるしかあるませんよ。おやめになって正解です。

肥さんへ

このユーチューブの加工は私が聞いた加工法ではないですね。現代的な感じがします。
これは刀でそいでいく方法となっていて「やりがんな」と言われる意味がありませんね。
多分、スピードを優先しているのでしょう。
それとも、やりがんなの使い方が私の話した方法ではなかったと解明されたのかな?
そんな話は聞いてないけど。

山田さんへ
コメントありがとうございます。

「かんな」の話だけに,よくわ「かんな」いですが,(笑)
他にもYouTubeがあったような気がするので,
もし「これぞ!」というのがあったら教えて下さい。

山田さん・肥沼さんへ
 山田さんのお聞きになったやりがんなの使い方は次のものですね。
 「古代には、確か人の背丈くらい長さがあったような棒の先に、 両刃で中心部が少し厚みのある小剣(つばはない)のような刃物を括り付け、これを左右に振って木(丸太)の表面を滑らせるように削るのです。こうすると刃物に余計な力はかかりませんから、表皮を繊維を痛めず取り除くことができます。 刃物に力がかからないということは、作業に時間がかかるのです。 早く終わらせることを考えてはいないのです。」

 たしかにこのビデオではそもそもやりがんなの形態が違う。槍ですから両刃。この画像のものは片刃ですから刀ですね。薙刀に近い。
 ただし木材の表面を削いでいくやりかたは、先日NHKの探検バクモンでやっていた、薬師寺東塔の解体復元工事場面での実演と同じでした。ただしここではたしか両刃のものを使用していましたよ。
 「木材の表面を刃を左右に振って滑らせるように削る」といっても、ビデオのように、表面を剥いでいくことには変わりがないと思います。ただし両刃ですから左右に削ることが可能です。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

そんな珍しい風景は,きっとYouTubeにアップされていると思い,
探してはみたのですが,見つかりません。
ぜひ見てみたいですね。

川瀬さんへ

確かにビデオの方法では繊維(木の細胞)を傷めずに削るのは熟練の技が必要ですよね。
私が読んだ記憶の本は、振るようにして使うと自然に跳ね返って繊維をそぐことがないという感じで書いてあったと思います。つまり熟練していない者が扱っても効率は悪いかもしれないけれど、熟練者が注意して削ったような結果(見た目は美しくはならないでしょうが)になるという使い方です。仕上げはビデオのように宮大工が行ったのかもしれません。つまり、道具そのものが考えて作られているという話です。熟練の技があればビデオのやり方が良いでしょう。しかし、丸太を削るのを全て「宮大工(の熟練者)」が行ったとは考えられないのではないでしょうか。「木こり」でも「やりがんなを使えば長くもつ丸太材をつくれるということかと思います。私の記憶が確かかどうかのほうが問題ですが、そんな話をつくれるほどの知識はとてもありません。

山田さんへ
 木こりは槍かんなを使わないと思います。
 木材を搬出する際には皮を剥がずにそのまま搬出します。馬ぞりで川まで。川では皮つきの丸太をそのまま筏に組んで川をくだる。途中別の川に移動する際には、再び馬ぞり。そして川についたらまた筏。こうやって材木を切り出した山から、建築現場まで運ぶわけ。
 この方法は江戸時代でもまだつかわれていますし、今でも使われています。今では馬そりも筏もつかいませんが。
 東京の木場は現代でもまだ皮付きの丸太状態で材木が集められているはずです。
 皮付きの材木を皮を剥いで丸太にしたり、板材にする。
 これは江戸時代以後では材木商の仕事(材木商っていつからあったのでしょうね)。国家が関与した寺院建立事業では、当該寺院建設現場に木材加工場が併設され、ここで初めて皮付きの丸太から、皮のない丸太や板材に加工されたと思います。きっとここで初めて槍カンナがつかわれたと思います。
 だから槍かんなを使って木材を加工する段階は、すでに熟練の職人=大工の仕事だったと思います。

川瀬さんへ

ご教示ありがとうございます。たしかに、木場に浮かぶ丸太は皮つきでしたね。
とすると、私が読んで記憶していた槍鉋の使い方は「ガセネタ」だったのですね。

映像のようにしっかり握って刀で削ぐように使うものとは、読んだ記憶と正反対でした。
ご迷惑をおかけしました。

山田さんへ
 「ガセネタ」ではないでしょう。山田さんの理解が浅いだけ。
 「 両刃で中心部が少し厚みのある小剣(つばはない)のような刃物を括り付け、これを左右に振って木(丸太)の表面を滑らせるように削るのです。 」
 この「振る」の理解を、「飛び跳ねるように使う」と理解したので「振るようにして使うと自然に跳ね返って繊維をそぐことがないという感じで」と理解したのでしょうね。
 「振る」は正しくは、両刃ですので、左右両方向に木面を剥ぐということ。
 ビデオで使っていたのは片刃なので一方向です。
 鋭利な刃物で表面を剥ぐように削る技法は、現在の台鉋でも同じです。槍鉋の木屑も台鉋の木屑もものすごく薄くできていますので。どちらも木目に沿って剥いでいる点は同じ。ただし槍鉋は刃のあたる角度を一定に保つのにかなりの熟練が必要ですが、台鉋だと、刃先が台で固定されているので、木面にあたる刃物の角度が一定しますから少し簡単になります。それでも台の押し付け方で木の表面がざらざらになったりするので、台鉋でも一定の熟練が必要なことはたしかです。

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