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2016年11月 3日 (木)

教育論文への試み(4)

(4) 公民的分野における仮説実験授業の実践

この分野で「背骨となる授業書」は,長い間《三権分立》というミニ授業書だけだった。
三権の長の「給料比べ」から入り,三権分立の趣旨が俸給にも影響していることを学ぶものだった。
2004年からこれに《日本国憲法とその構成》が加わった。

Pb031605

このミニ授業書は,これまでのものが板倉聖宣氏の作成だったのに対し,
竹田かずきさんというデザイナーの方の作られたものだ。
憲法について学んでいるうちに構想が思い浮かんだようだ。
仮説実験授業のサークルで発表されたのだが,ちょうど私も同席していて,以降作成を応援した。
また,全体を見渡すグラフは私が作らせていただき,©マーク(著作権)も付けていただいている。

Pb031606

『たのしい授業』2004年7月号で発表されると,すぐ翌月号に反響が表れ,その後は各地で社会科の授業や
入門講座,サークルなどで実施され,その明快さとシンプルさで高い評価を得ている。
公民的分野の教科書では,憲法の部分部分は学ぶのだが,総論的な学習がやはり大切だったのだ。
日本国憲法の構成を知った生徒たちは,「これで日本国憲法のことが分かった」と意欲を燃やす。
もちろん,これで日本国憲法のことがわかったとは言えないのだけれど,
「意欲を引き出すのに成功している」ということは,確かに言えるであろう。

このミニ授業書については,『歴史地理教育』誌の2005年5月号「1時間もの授業プラン~
仮説実験授業の実践に学んで」に書いた。

生徒たちの感想から。
・「日本国憲法のことなんて今までほとんど考えたこともなかったけど,
今日から少しずつ興味を持って行こうと思いました。
グラフにするといろいろなことがわかりやすく見えるなあ,と思いました。」(TM君)
・「けっこうわかりやすかったと思う。憲法の流れがよくわかった。」(Iさん)
・「たくさん憲法(の条文)はあるけど,その内の一個目が国民主権だとは知らなくて驚きました。
日本国憲法はすごいなあと思いました。」(T君)
・「クイズはよくよく考えれば簡単でした。わかりやすい流れでした。」(Оさん)
・「わかりやすくまとめてあるし,文も読みやすく,グラフもけっこうちゃんとまとめてあった。」(K君)

(つづく)


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