« あいせだラジオ最終回の最終回(おまけ) | トップページ | 合唱コンクール 2016 »

2016年11月 1日 (火)

教育論文への試み(2)

(2) 地理的分野における仮説実験授業の実践

中学に入学してきた生徒たちが初めて出会う仮説実験授業として,
授業書《世界の国ぐに》を私は利用している。

Pb031607

021

ア,メルカトル図法
イ,世界の国ぐにの面積(特に上位6位まで)
ウ,世界の人口(ベスト10)
エ,世界の国ぐにのGDP
オ,世界の1人当たりのGDP
カ,日本との貿易関係が多い国ぐに

これらの基本的な情報を,数時間で予想しながらたのしく学ぶ。
そして,この第1部の「いろいろな世界地図」が,世界地理の総論となり,
教科書で学習する際の大事な道案内的役割をする。
最近では,立体教材「GDPボックス」も併せて使うことで,
さらにその効果を高めることができたと思っている。
(国旗の面積が人口を表し,体積がGDP全体を,高さが1人当たりGDPを表すので,
黒板に貼っていくと,それがそのまま「世界の現状」を表すことになるのだ)

020

Photo

その様子は,『歴史地理教育』誌の2016年2月号に掲載の
「仮説実験授業《世界の国ぐに》と立体教材「GDPボックス」」に書いた。
参考にしていただければありがたい。
その中に載せた授業評価は以下のようであった。

「たのしさ」 ⑤113人 ④41人 ③12人 ②1人 ①0人
「わかりやすさ」 ⑤87人 ④64人 ③14人 ②2人 ①0人

生徒たちの感想のいくつかを載せてみる。
「世界の勉強をして,いろいろ世界のことがわかってうれしかったです。
もっといろいろな国の細かいところを知りたいです。社会が好きになりました。」(女子)
「本当の面積は,メルカトル図法で描かれた面積と違うことには驚きました。」(男子)
「《世界の国ぐに》のGDPや貿易のことがわかりやすくてよかった。
クイズ形式で楽しかった。」(男子)
「一番《世界の国ぐに》で印象に残ったのは,やっぱり「GDPボックス」でした。
楽しかったし,わかりやすかったし。GDPボックスを全部貼ってもらった時の情景を思い出して,
今後の勉強に役立てたいと思いました。今まであまり興味がなかった世界の国ぐにのことを,
もっと知りたいと思いました。ありがとうございました。」

なお,付け加えると,この授業書《世界の国ぐに》は卒業した生徒たちにも役立っている。
高校生たちが母校訪問してくれる際,授業書の途中に出て来る
「人口の多い国の覚え方」が役立ったと報告してくれるのだ。
(人口トップ10を,節を付けて順番に覚えてしまうのだ)
中国やインド,米国などの人口が多いことは広く知られているが,
パキスタンやバングラデシュの人口がトップ10に入っていることを知っている高校1年生は,
やはり高校の地理の先生を驚かせるのである。

(つづく)

« あいせだラジオ最終回の最終回(おまけ) | トップページ | 合唱コンクール 2016 »

仮説実験授業」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« あいせだラジオ最終回の最終回(おまけ) | トップページ | 合唱コンクール 2016 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

無料ブログはココログ