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2016年7月15日 (金)

「名は体を表す」とは限らない

私の実家には昔井戸があって,
ポンプ式ではあったが冷たい水が汲めた。
だが,「飲んではいけない」と言われていて,
手を洗ったり果物や飲み物を冷やすのに
使っていたという記憶がある。
まあ「井戸」とという言葉は,1軒分の水の用を果たすものとして,
私には意識されていた。

ところで,昨日掲載した「ふちゅう地下まっぷ~発掘!ここまでわかった武蔵国府」の
裏面の写真を見て驚いた。
上空から撮影したもので,かなり巨大な井戸だったからだ。
発掘に携わっている方々の30人ほどの人たちが豆粒のように見える。
「名は体を表す」とは限らないと思った。
これなら,数百人分の水がまかなえそうで,
国府の「水がめ」と言えそうだ。
したがって,区画Aにはかなりの人が住めただろうし,
掘立穴建物跡の発掘もあるので役所的機能が果たせたと感じる。

P7140879

気になるのは建物の方位で,マップの観察によると
東偏3度の道路とはちょっと相性が良くない感じの南北軸。
もしかしたらその下に相性の良いものが埋まっているのかもしれないが,
マップから思ったのは,建物は「道路と相性が良くない」という感想だった。
しかし,巨大井戸からは多くの人々の水が供給できたことは疑えない。
墨書土器もでているとあれば,確かにここに国府が置かれていた!
と言っていいのではないかと思った。

なお,「言葉は体を表す」とは限らない例として,
縄文時代の2つの言葉を思い出す。

「石斧」・・・石の斧ではなくて,シャベルのような穴掘り道具
「石皿」・・・石の皿ではなく,すりこぎのギザギザの器のような役目の道具


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コメント

 府中地下マップという雑駁な資料で区画Aの性格を判断してはいけないと思います。せっかく江口さんの国府研究の本を持っているのですからこれを見てください。
 この図の掘立柱建物はたしかに南北方位です。でも少し東に傾いていると思う。もっと詳しい資料をみないといけないが。これが小規模な掘立柱建物群ですね。
 あとは竪穴建物。多元的国分寺研究の方には、柱穴と書いてしまいましたが間違い。これは身分の低い人々の住居。
 今のところここからは大型の掘立建物がないので、役所なのか豪族の家なのかなど判断不能。
 墨書土器の内容も確認しないで判断してはいけない。これも江口さんの本で確認してください。

 肥さんは簡単に答えを出そうとしすぎ。もっと資料を読むこと。観察すること。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

川瀬さんが江口さんの本から
最大限の情報を引き出そうとしているのがわかりました。
私ももう一度見直してみます。

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