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2016年6月18日 (土)

周防国・古代史の旅

昨日の午後7時30分に東京駅八重洲南口を出発し,上記の旅に出た。
行き帰りを夜行バスでするという,学生まがいの「狂気の沙汰」ではあるが
(「今の学生はそんな無茶な旅行はしません」との声),
これまで行きたかったいくつもの遺跡や趣味が,
「山口県」というひとくくりで浮上したのだから仕方がない。

夜行バスは確かに疲れるが,3人掛けのバスは,
4人掛けのバスに比べて天と地の違いなのだ。
今回は,3人掛けの「天」というワケ。

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部活も土日シェアで,日曜日の午後に間に合わせればいい。
ここまで条件が揃ったら.私は行く方に懸ける。
では.周防国・古代史の旅の始まり始まり。

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今回の「携帯書」は,『国府』と『神の運命』。
旅行をしながら,書物からの刺激も得ようとする,
欲張りな気持ちが見え見えだ。(笑)

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夜が明けると,早くも広島県に入った。
これから旅をする手前まで,もう来ている。
(これが夜行バスの素晴らしいところです)
途中で私に関係する2つの町を通過した。

広島県大竹市・・・この町の日赤病院で私は生まれた。(戦後13年目の8月24日だった)
 海が近くにあり,ロケーションも悪くない。その当時新婚の父と母は2人で,
 長男の私を楽しく出産したものと思われる。まさか2年後に会社の転勤で
 祖父・祖母の住む東村山の父の実家に引っ越すとは,思いもよらなかっただろう。
 人生何が起こるかわからない。

山口県岩国市・・・この町で私は2歳くらいまで育った。父の会社があつた。
 錦帯橋で撮った写真が私の幼児期のアルバムに貼ってある。
 亡父は写真が得意だったので,長男の私の写真はたくさんある。(次男の弟の写真は?)
 岩国市は,とても都会に見えた。

以下,行ったところの写真とコメントです。

(1) 周防国府の街並み(防府市)

国府を中心とした八町四方碁盤の目の様な街並みを歩いたり,
国分寺跡や,国府の付属寺だった可能性のある多々良廃寺跡を訪れる旅をしたかった。
確かに往復が夜行バスというのは,
「狂気の沙汰」と後ろ指をさされる気もするが,
こういう旅をすることによってリフレッシュできたり,
新たな知見を得られたりするわけだから,
あながち「狂気」とは言えないだろう。
体は疲れても,少なくとも心は解放されているのだ。
「人はパンのみに生きるものではあらず」と誰かも言っていた。

PS 金曜の夜の首都高の混雑で,なんと50分も遅れて防府駅前に到着。
その遅れを取り戻すために,しかたなくタクシーを利用した。
しかし,この運転手さんがなかなか大当りで,
予定していた国府跡,国分寺跡,総社跡,多々良廃寺跡などの遺跡群
(国分寺は東が回廊の「外」と確認)を40分足らずで回ってくれた。
人生,何が幸いするかわからない。

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余裕を持って駅に戻り,午前9時51分の下関行きに乗車することができた。。
次の目的地の新山口駅(昔の小郡駅)はわずか数駅先である。

(2) SL「山口号」の出発を撮影する(山口市)

山口県にSLが動態保存されていて,観光用に走っている。
大のSLファンの私が,このような機会を逃すはずはない。
今回は乗る時間はないが,出発の場面には立ち会えそうだと計画した。
新山口駅を午前10時48分,予定時刻にC57「山口号」は出発して行った。
(このSLは,その優美な姿から「貴婦人」と呼ばれているのだ。
SLに性別があるとは思えないが・・・笑)

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(3)石城山(いわきさん)神籠石(光市)

11時10分発の上り電車に乗る。
3番目の目的地.石城山神籠石に向かうためだ。
12時半に岩田駅に着き,駅前でタクシーと交渉。
「2時間くらいで石城山の山頂付近を散策したいのですが・・・。
できたら水門もいくつか見たいです」とこちらの希望を話して,いざ出発。
石城山は,この辺りでは一番高い山で,標高(326mだったかな)のわりに角度は急峻だ。
タクシーが苦しそうに山道を登っていく。
歩くなんて無謀なことを考えなくて良かったとまずは安堵する。
道なりに行ったところで,「南水門」の案内を見つけて降りて行ったが,これは外れ。
「骨折り損のくたびれもうけ」だった(規模も小さく,崩れかかっていた)。

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気を取り直して,タクシーで駐車場まで登って行き,今度は「西水門」へ。
しかし,これは跡も見つからず,先に見てきた方の情報によると,
「水は流れていませんでした」との悲しいアドバイスだった。
「これでは,わざわざ山口県まで来た甲斐がないではないか!」と,
もう一度パンフレットをバッグから取り出し,
素晴らしい「北水門」と「東水門」の写真を頭に焼き付けて,再度の挑戦をしてみることに。,
そして,山を下るようにして歩くこと15分,あるところまでくると,
あの福岡県の高良山で見たような神籠石の列石が並んでおり,期待が高まる。

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そして,はるか下の方に私は1300年に作られた北水門の遺跡を発見することになったのであった。
この感動があるから,フィールドワークはやめられないのだ。
「歴史は足にて知るべきもの也」と言いたくなるのである。(そういう意味だっけ?

水量はいまだに多かったが,それゆえか.
水の出口が詰まっていて,水門のかなり右脇から水が流れ出ていた。
それはちょっと残念。

これに気を良くした私は,すぐに分岐点まで戻り,
さらに「東水門」も発見することができた。やったね!
運転手さんにも長い時間待ってもらい,ありがたかった。

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(1)のおまけ~防府のタクシーの運転手さんの紹介で,種田山頭火(放浪の俳人)の生家跡を
訪ねることができた。また,タクシーの運転手さん.蕎麦屋のおかみさん.観光案内所の係の方と
お話しすることができ,「交流の旅」にもなった。山口の人は優しいね。ちなみに私も山口生まれ。(笑)

(2)のおまけ~今回のC57は撮影のみだったが,次回はぜひ津和野までSLに乗車したい。
そして,萩の松下村塾で吉田松陰を偲びたい。

(3)のおまけ~九州以外では初めて発見されたらしく,なぜ九州の技術が使われているか謎なのだという。
「それは九州王朝が作ったからですよ」とノドまで出かかっている(「もう言っているよ」との声)私なのでした。

番外1~今回の旅の間に楽天が連勝した。昨日の夜の試合と今日の昼間の試合である。
パソコンの「1球速報」で情報を仕入れていたが,
オコエがプロ入り初本塁打を打ったりしてすごい活躍を見せている。
「オ肥さん」ももっと活躍しないとね。(失礼しました!)

番外2~パソコンのとWi‐Fiとデジカメの電池が切れたので,
防府駅近くのマクドナルドに入って,休憩も兼ねて充電をした。
こういう時にマックはありがたい。この旅行記の後半は,マックで書いた。

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瀬戸内海は,私の旅を見守ってくれていた。

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コメント

思い立ったら吉日ですね。
 身軽な肥さんはうらやましいですが、僕の方は金曜に「新修国分寺の研究」のコピーを頂いて、薩摩国分寺と国府のところを精査。本日土曜日は日向国分寺と大隅国分寺を精査。そして貞清さんの論文で薩摩国分寺を川原寺式ではなく観世音寺式と判断した基準を確認し、ネットで日向と大隅国分寺がその後調査されていないか確認。薩摩国分寺が川原寺式か観世音寺式かの判断は分かれることを確認し、日向については奈良文化財研究所の全国遺跡報告総覧で多くの発掘調査報告がダウンロードできることを見つけて精査。東大寺式の伽藍配置ではないかと推測されてはいるが、確認できたのは回廊とその外側の溝、そして中門跡だけで、金堂も塔もその基壇やその下部の整地跡すら確認できない状況であることを確認。東大寺式であるかどうかも今だわからないことを確認しました。後世に(現代も含めて)建物を建てるのに大規模に地面を削ってしまったからだそうです。

素晴らしい旅だったようですね。
忙しい中での時間の使い方には感服します。
じっくり読ませていただきました。

「神の運命」も所蔵本の中にありました。

翔空さんへ
コメントありがとうございます。

こういうのを離れ業というのでしょうか。
自分でも充実した旅にできたと思っています。
まあ,オコエ(オ肥)の「暴走気味三塁打」という感じで,
結果オーライということで。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

今帰宅したところです。
これから午後の部活に向かいます。

『新修 国分寺の研究』のコピーから
さっそく精査していただいて,うれしいです。
やはりこういう研究の仕方は,川瀬さんがお得意です。
私に任せていたら,何年かかるかいや生きているうちに終わるのか,
皆目見当がつかないという感じです。
もちろん川瀬さんに学んで,私も後を追いたいと思いますが,
今後ともよろしくお願いいたします。

肥さんはタフですね。おふくろの面倒で所沢近辺をチョロチョロしてる
自分には羨ましい限りです。最近は旅番組ばかり見ています・
俺の庭秋山郷に行きたいなあ

三丁目マスターへ
コメントありがとうございます。

私が引っ越したのは,将来のことを考えてで,
そのうちの1つに母の介護のこともあります。
それまでしばらく古代史の旅は続けるつもりです。

また,自転車の旅を一緒に行きましょう。
秋山郷はちょっと遠すぎますが・・・。

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