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2016年2月12日 (金)

今井久さんの論文から学ぶ(2)

今井久さんの論文は,論理的な進め方をされているので,
読む方にも新たなアイデア(思いつき)をいただくことができる。
いくつか書いてみよう。

(0) 今井さんも「国分寺建立の詔」の中に「国分寺」が出ていない
ということに注目されており,私としてはとてもうれしかった。

(1) 今井さんの分類によると,畿内には「塔を回廊の内に置く
古式の伽藍配置の国分寺」が「なし」である。
各地方には,少しは「ある」という中で,「なし」というは異文化性を感じる。
逆に,西海道は「塔を回廊の外に置く新しい形式の伽藍配置の国分寺」が「なし」。
この対照的な伽藍配置の謎は,多元的「国分寺」論でしか解けない。

(2) (1)の状況(畿内に古式の国分寺なし)の中で,
もし畿内にそのような寺院があるとしたら,
それは九州からの移築を考える必要があるのではないか。
(飛鳥寺,川原寺,四天王寺,法隆寺,法輪寺,法起寺,薬師寺)

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