« 続く2クラスの授業評価 | トップページ | 昨日の「痛勤」報告 »

2016年1月19日 (火)

滝の城の竜

「夢ブログ」にコメントしてくれた清水君は,
私が小手指中時代に担任した生徒である。
オペラ歌手をめざしていて,私も応援している。
今回は「滝の城の竜」という地元の歴史に取材するという
意欲的な取り組みをしているので,私なりの「応援」をしてみたい。
古代史の知識が役に立った。

所沢市立図書館のホームページの中に,
「滝の城の竜」が扱われていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

滝の城には、城に仇をする竜がひそんでいました。
城兵たちは何とかして退治しようと相談しました。
そして、城の下で踊を踊り、賑やかにはやしたてたところ、竜は踊が見たくなり、
まんまと姿を現しました。
待ち構えていた弓の名手が矢を放つと見事命中し、首は射切れて飛んでいきました。
伝説は地名に残っており、踊を踊った場所は、清瀬市下宿の"舞台"
竜の首が落ちた場所は、南永井の"井頭(射頭)"、
首を射切った矢が落ちた場所は、城の"矢崎(矢先)"
という場所だと言われています。
竜ではなく、大蛇とする話なども伝わっています。(K)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これを読んで私が思ったことは,「古事記」や「日本書紀」の教養のある人が,
まとめた話ではないかということだ。

(1) 「天の岩戸伝説」に似た竜の誘い出し方
(2) 地名説話~そのユニークな地名が付いた理由を説明する

なかなかよくできた説明である。
ただ“舞台”はさすがにできすぎの地名なので,
調べた人がいたようだ。

レファレンス協同データべース
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000180044

« 続く2クラスの授業評価 | トップページ | 昨日の「痛勤」報告 »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

 興味深い話です。竜を退治する話。古事記の時代から、竜や大蛇は暴れ狂う大河を指すことが多く、竜や大蛇の退治伝説は、その暴れ川を制御した歴史的事実を背景にしていることが多いですね。また大きな沼を干拓して農地にしたことが背景にあり、沼には大蛇がすむといいますので、それで出来た伝説だったり。ネットでこの話を検索してみると、城にまつわる話もあるし、大きな沼にまつわる話もある。城にまつわっていても退治したのが城兵だという話もあれば敵方という話もある。きっとその伝説の伝わった地域の、もとは大河を制御したり、大沼を干拓して農地にした話をベースにして、もともとあった地名にひっかけて作った伝説だったのが、のちに城にまつわる伝説に作り替えら得たのかもしれませんね。話の内容は天岩戸伝説とも似ていますが、竜退治の場面は、平家物語の源頼政による鵺退治の話にもよく似ています。どんどん時代とともに、さまざまなお話の要素を取り入れて、伝説そのものが変化したのだと思いますね。話にある地名。もしかしたら明治以後の町村統合で消えてしまった古い地名かもしれませんね。

川瀬さんへ
コメントありがとうございます。

教え子にエールを送るつもりが,
私自身が話の内容に興味を持ってしまいました。
滝の城のそばを流れる柳瀬川は,
今はとても暴れ川とは思えませんが,
その昔は周辺に住む人たちを
困らせることがあったかもしれません。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 続く2クラスの授業評価 | トップページ | 昨日の「痛勤」報告 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ