« ふじみ野高校杯 2015 (1日目) | トップページ | そば処「ゆらり」を再訪問 »

2015年12月28日 (月)

古田説の一部が歴史教科書に!?

かつて仮説実験授業の問題が勝手に使われて
裁判が行われたことがあった。
(くわしくは,板倉聖宣著『模倣と創造』仮説社)
仮説実験授業の価値を認めることと,その内容を無断で掲載することは,
似て非なるものなのである。
それと似たようなことが,下の「洛中洛外日記」の記事で出ていた。

(1) 古田説(韓国内陸行)を「紹介」している
(2) しかし,古田説であるという記述はない

これは上記の仮説実験授業の問題が勝手に使われたという例に近いと考える。
たとえ善意で記述したにせよ,そのアイデアのオリジナルを示さないことは,
のちのち「私が単独で考えた」と言われかねないので,
抗議まではいかなくとも,質問ぐらいはしておかないといけないのではないかな。

もう一度書いておこう。
あるものの「価値を認めることと,その内容を無断で掲載することは,
似て非なるものなのである」と。

Pc291089

===========
古賀達也の洛中洛外日記
第1110話 2015/12/23
教科書に古田説(韓国内陸行)採用

 先日の「古田史学の会」関西例会で『三国志』倭人伝の行程について論争が行われました。
帯方郡(ソウル付近)から狗邪韓国(釜山付近)まで、陸行か水行かが争点でした。
従来説では韓半島の西と南の海を水行するというものでしたが、
古田説では一部水行した後、あとは韓半島内を陸行したとされています。
 ところが中学の歴史教科書(帝国書院「社会科 中学生の歴史」)に
古田説の「韓国内陸行」が採用されていると、
八王子市の前田嘉彦さんからその教科書が送られてきました。
同書23ページにある「邪馬台国」という小さな図面ですが、
確かに行程を示す赤いラインが韓国内は陸行を示しているのです。
基本的に歴史教科書は「通説」「多数説」に基づいて編纂されますから、
日本古代史学界は知らないうちに「韓国内陸行」という古田説を認めているようです。
 このように、気づかれないように古田説を部分的に取り込みながら、
「通説」は古田説にすり寄っているのかもしれませんね。
この件、引き続き調査したいと思います。
 ちなみに、同教科書巻末には次のように記されていました。
 「平成23年3月30日 文部科学省 検定済
  平成27年1月10日 印刷
  平成27年1月20日 発行」
===========


« ふじみ野高校杯 2015 (1日目) | トップページ | そば処「ゆらり」を再訪問 »

古田史学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ふじみ野高校杯 2015 (1日目) | トップページ | そば処「ゆらり」を再訪問 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

無料ブログはココログ