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2015年11月 3日 (火)

命令されると,脳は自分から動けない

茂木健一郎著『結果を出せる人になる!
「すぐやる脳」のつくり方』(学研パブリッシング)の読書も,
半分を過ぎた。
刺激的なことがいっぱい出てくる。
「命令されると,脳は自分から動けない」もその1つだ。

・・・人間は,一度「やらされている」と受け身に感じてしまうと,
脳が抑制されて前頭葉を中心とする「やる気の回路」がなかなか働かなくなる

これは,誰しも感じたことがあるだろう。テレビのCMで,
家族に何かを言われた主人公が,「今やろうとしたところなのに・・・」と
苦悶の言葉を述べる場面は,それをうまく切り取っていると思ったものだ。

では,どうしたらいいか。

・・・どんな仕事をやるにしても,上司に言われたからやるのではなく,
自分自身の課題として「内面化」することに成功すれば,実行力が生まれます。
・・・脳は,「自分の課題だ」と実感したときに初めてやる気を出します。

そういう点では,私たち自身「いかに受け身で生きているか」と思い至る。

「教室(職員室の机の上)が汚いねえ」と言われたら片付ける気が起きないけれど,
「1時間かけて片付けて,先生方や生徒たちを驚かしてやろう」と思い立った途端,
不思議に「片付けのエネルギー」が湧いてくるものなのだ。

また,逆に他の人に動いてもらいたい時,どのように声かけをしたらいいか
あらためて考えることができるだろう。

「太ったんじゃない?」と言って相手のダイエットする気をそぐことなく,
(統計的にも,そうだと聞いたことがある)
「なんか楽しそうだね。あれ,そう言えば,少しやせた?」と言えば,
「よし,今日は頑張ってみよう」と思うものなのである。

そういう意味で,カーネギーの『人を動かす』は決して「古典」ではないし,
岩下修氏の『Aさせたいなら,Bと言え』も優れた人間観察の名著なのだ。

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