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2015年9月 3日 (木)

「此の木戸」のすごさ

翔空さんのリクエストにお応えして,「此の木戸」のすごさを載せます。
〈「ヴィジュアル版 江戸城を歩く」で江戸城を歩く〉という
長い題名のブログから,転載です。
私は,古田武彦氏の『失われた日本』(ミネルヴァ書房から復刊)で読みましが,
今引越で手元にその本がないもので。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・江戸城の地図が載っている「江戸城を歩く」(下記)へ行く前
にここが一番気になっておりましたので最初はここです。

「江戸の部落」に載っていた、東宮御所近くの鮫が橋跡地に行って来ました。
凄いところだったみたいで、「江戸の部落」と「江戸の非人」に詳しく出ています。(下記)
今は、影も形もありません。
この看板の後ろを振り向くと皇宮警察本部 赤坂護衛署
鮫が橋警備派出所があります、鮫が橋があった名残でしょう。

なぜ、鮫が橋に興味があるかと言いますと、松尾芭蕉が句会を行っておりました。
そこに地方の弟子が「柴の戸の 錠のさしたる 冬の月」てな句を送って来たそうです。

これは「此の木戸の 錠のさしたる 冬の月」の間違いではないかと、芭蕉が思い、
版木が出来ていたにも拘らず版木をキャンセル、この句を載せたとあります。

「この柴」では、郊外で遊んで江戸の町には入れなかった、「木戸」がある、
しかたがない今日は郊外で一泊するか?というような句になるそうですが、ここからが本番。
「此の木戸」は江戸城の木戸 江戸城の錠ですね、
その中の人々は、きらくに人生を送っていて、なんの心配もない。
お濠の外に住んでいる人は明日の米(ご飯)にも困る人々です。

「冬の月」は永遠に変わらないもの「此の木戸は」変わりゆくもの
木戸の中の人々ゆめゆめ油断めされるな、ですが。
結果は既に出ています「木戸の中」の主人が替っています。

鮫が橋に棲むスラムの人々、道一本隔てて東宮御所「木戸」の内と外
そんなんで此の鮫が橋に強い興味を抱く訳です。

参考 古代史の十字路 万葉批判 古田武彦 著

   人麿の運命        古田武彦 著

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

五七五の中に
すごい世界を読み込む
読み解くものですね。

ありがとうございました。

秋の月 開け放したる ベランダに      翔空  

うすっぺらな句ですが

翔空さんへ
コメントありがとうございます。

それまでは,松尾芭蕉といえば,「奥の細道」の作者ということてしたが,
この句のやり取りから,すごい人なんだなあと,改めて思いました。
ご紹介できて良かったです。

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