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2015年2月13日 (金)

今春の楽しみな古代史研究本の出版

今春は楽しみな古代史研究本の出版が,
少なくとも2冊ある。以下のものである。

(1)『古代に真実を求めて』18集

多元的「聖徳太子」研究がいよいよ出版の運びとなる。
要約していうと,従来の「聖徳太子」伝説は,
九州王朝の「聖徳太子」の伝説からの「盗用」であった
ということだろうか。
これは古田史学の九州王朝説を知らない人には,
まったく理解しがたいことだと思うが,
今から1300年前に起きた白村江の戦いの結果,
(つまり倭国=九州王朝が壊滅し,大和政権がバトンを得る)
「前王朝の持っていた伝説さえも奪う」という事態となったものだ。

(2)『古代に真実を求めて』別冊の『三国志』倭人伝研究

それに続いて,上記の企画も進んでいる。
倭人伝の研究は,古田武彦氏の『「邪馬台国」はなかった』の
基礎となったものである。こちらも楽しみな1冊となりそうだ。

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古田史学」カテゴリの記事

コメント

二書の紹介を。

(1)昨年からの流れで、今『邪馬一国の証明』を再読しています。
前に読んだのは高校生の時で、角川文庫版でした。
当時はわからなったのですが、この本で先生が繰り返し説く学問研究上の方法の問題、その力強さと明晰さに感銘を受けます。
結論は今までの本の繰り返しが多く新味は少ないかもしれませんが、古田史学の方法論の復習として一回は読んでみて良い本だと思います。

(2)同じく流れで、少し前にプラトン『テアイテトス』(岩波文庫)を読み終えました。
これは手こずった本でした。比較的平易な文体で訳しているとは思うのですが、「あれ」「それ」というような指示語がわかりにくく、じっくりと意味が取れるまで読んでいかなければなりません。
しかし、ソクラテスのある意味での「しつこさ」、小さい異動・誤謬を見逃さず、何度も問い直していく姿勢は、先生を彷彿とさせるものがあります。
時間がかかるのを承知で、一度プラトンの対話篇を読んでみることをおすすめします(私もこの本で、やっとちょっとわかってきました)。
まあ、私はギリシアの雰囲気が好きなので、多少躓きながらでもじっくり読めて行けたと思うのですが…。

あじすきさんへ
コメントありがとうございます。

あじすきさんのすごいところは,
古田先生や古典の再読を試み,学び直しているところです。
私は仕事の忙しさにかまけて,なかなかそれが果たせません。
もちろん退職後,古田先生の本の読書は,
1番の楽しみとなると思いますが・・・。

『邪馬一国の証明』では、これでもかと邪馬壹国説を論理的に、堅牢に補強していっています。

「邪馬嘉国」「百女国」(『広志』)のあたりを読んで、八女地方に行って見なければならないなと思いました。九州には学生時代に行ったきりです。

あじすきさんへ
コメントありがとうございます。

あじすきさんは,何回も九州に行っているものと思っていました。
私も学生時代は1度きりですが,古田武彦氏の本と出会ってからは,
何回も行っています。
古田氏を案内人にして行った,三省堂主催の「邪馬壹国探訪の旅」(2泊3日)は,
九州王朝の主要な遺跡を巡る最高の旅行でした。

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