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2014年11月 4日 (火)

『横書き登場―日本語表記の近代』

屋名池誠著の上記の本をアマゾンで注文した。
(岩波新書 新赤版 (863)) 新書 2003/11/20

実は,たの社MLの根本さんが,戦前の地図を探していて,
日本語の横書き表示が「右→左」から「左→右」に変わったのはいつか
という疑問を持たれた。
そして,それを「宿題」にして出してくれた。
(実は戦後ではなく,文部省の諮問機関・国語審議会では,
すでに戦時中の1942年(昭和17年)7月に
「左横書きを本則とする旨」の答申を出している)

インターネットを使ってその「宿題」を解いていく中で,
上記の本が面白そうだとわかった。

屋名池誠さん(1957年生まれで私と1歳違い)の新書についての,
岩波書店の宣伝もあった。

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本を読む、新聞を読む、メモをとる、手紙を書く。ふだん何気なくしていることですが、
そのときどの方向に向かって文字を追っているか――これを「書字方向」といいます。
本書はその書字方向に注目して、いかにして日本語に横書きが登場し、使われる
ようになったかを精緻に検証していく、異色の近代日本語史です。

今、私たちは、右から左へと行が移っていく縦書きと、左から書く横書きとをあわせて
使っています。この使い方が定着したのはいつ頃からなのでしょうか。「日本古来の
横書きは右から書く」「左横書きは戦後、国の政策として行なわれた」等々の「常識」
が頭に浮かんできませんか? 実はこれらは「現代の伝説」に過ぎなかったのです。

それらを実証する、系統的な調査にもとづく資料は、浮世絵、蘭学書、明治にはいっ
ての新聞、雑誌から電車の切符、切手、教科書等々にまで至る膨大なもの。
事実によって「常識」がくつがえされ、新たに「横書き登場」のプロセスが浮かび上が
ってくるところは、まるで推理小説のようにスリリングです。

本書は2001年7月から翌年8月まで『図書』で連載され、大変好評だった「縦書き・
横書きの日本語史」の前半部分を全面的に書き改めたものです。改稿の過程で、
さらに多くの調査結果が加わり、過去・現在・将来の日本語表記のあり方を見通した
ものとなりました。

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