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2014年11月28日 (金)

阿蘇山の噴火

熊本県の阿蘇山がここのところ噴火を続けている。
地元の方々の被害がないことを祈るが,
阿蘇山と聞いて私がまず思い出すのは,
隋書「たい国伝」の次の一節である。
(『阿毎・多利思北孤』(ドニエプル出版)より)

「開皇二十年(西暦600年),
たい王,姓は阿毎,字は多利思北孤,号は阿輩鶏彌,
遣使を王宮(隋都長安)に詣でさせる」
・・・・・・
「阿蘇山あり,そこの石は故無く火柱を昇らせ天に接し,
俗人はこれを異となし,因って祭祀を行う」
・・・・・・
「大業三年(西暦607年),
その王の多利思北孤が,遣使を以って朝貢,
使者が曰く,「日出ずる処の天子,
書を日没する処の天子に致す,恙なきや云々」。
帝はこれを見て悦ばず,鴻臚卿に曰く
「蛮夷の書のくせに無礼だ,もうあとは聞かすな」と」

通説では,この多利思北孤は聖徳太子のことであるとし,
彼が隋の皇帝に対等に渡り合ったとするのだが,
その2つの間に「阿蘇山あり」等の文章があるのを,
わざと知らせない。

それは阿蘇山が熊本県にあり,聖徳太子は奈良県の人だから,
どうみてもおかしいと感じてのことだろう。
しかし,九州王朝説に立てば,委奴国王も卑弥呼も倭の五王も,
それに続く多利思北孤も九州の支配者なわけで,
なにも不自然なことはないのである。

隋書「たい国伝」は,岩波文庫に入っている。
読む気になれば,すぐ手に入る。

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コメント

ちわっす。隋書にある阿蘇山の記述ですね。これを通説支持の人に追及すると無視されるとかコメントを削除される事がありますねぇ。(そんなに知られるのが嫌か?)いや反論しなさいってね。他に同姓婚の禁止とか、ヤマトだと有り得ない記述がありますねぇ。

匿名希望さんへ
コメントありがとうございます。

やはり通説としては,扱いきれない山の名前なのでしょう。
だから無視したり,拒絶したりする。
阿蘇山というのは,かなり印象が深い名前ですから。
(しかも,阿蘇山といえば九州です)

ぜひ次回は,素敵なハンドルネームでコメントして下さい。
お待ちしております。

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