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2014年11月17日 (月)

社会の科学授業書案・読物・用語研究会

昨日は,調布市の深大寺の近くにある
落合さんの主宰される「杜の塾」で行われた,
上記の会に参加した。

落合さんといえば,まず『沖縄』(キリン館)で知られ,
日本地理の授業でお世話になっている。
また,もう10年以上前になるが,所沢に来ていただいて,
著者自らサークルでその講師をしていただいたこともある。
また,「現金掛け値なし」の話は日本歴史の江戸時代の
越後屋のところでは必ず紹介するし,
『江戸時代入門』(国土社)や『サービス産業と教育レジャー』(小峰書店)など,
多数の著書を持っている方であり,
私より4歳年上の仮説実験授業の素晴らしい実践家だ。

もう1人の参加者の松田さんは,私と同じ中学社会の先生をなさっていた方。
仮説と古田史学と共通の「二足のわらじ」の方で,
今は1週間好きなテニスを中心の生活をしておられるとのこと。
この3人で上記の研究会が行われたという次第だ。

会場が分からず,私が遅刻到着してご迷惑をかけたが,
3人そろったところで,研究会は始まった。

午前中は,落合さんより「板倉社会の科学論~その成果,実績と今後の課題」
という資料をもとに,これまでの板倉先生の仕事の「復習」をした。
私が仮説実験授業に関わるようになったのも,『日本歴史入門』からであり,
それ以降の「社会の科学」の研究の進展もよくまとめておられると思った。
松田さんもテニス焼けした健康そうな表情で話を聞いておられた。
(松田さんは,たの社MLには所属しておらず,『たの授』の案内を見て,
日帰りで参加しようと大阪からこの日来られたとのこと)

お昼が近づいてきたので,歩いて深大寺へ。
七五三のお参りの人々も多くあつまり,蕎麦やの前も長蛇の列だった。
落合さんオススメの店は,残念ながら今回は断念。
二番手のお店に入って,十割蕎麦を注文した。

ここでの話題は,ほとんどか古田史学。
私と松田さんがどんどん話題を進めるものだから,
古田先生の本はお持ちだが通説で教材を作ってこられた落合さんには,
目を白黒させてしまう時間が多かったと思われます。ごめんなさい。
時々「それはどういうことですか」と質問されていましたね。
食ごなしに戦国時代の城跡に登ったり,神代植物園を横目にみながら,
また杜の塾に戻って研究会の続き。

私の方から資料として,「肥さんの,この10年~40代の仕事」
というガリ本を差し上げ(重かったけど,持っていって良かったです),
これまでの私の,仮説と古田史学との関わりについて話をさせていただいた。

最後に,落合さんとしてはとてもやりにくそうだったが,
「日本という国名と天皇という称号の起源」という資料を読まれた。
「これがなかなかはっきりしない」というのは同感で,
その「はっきりしない原因がどこにあるのか」というところが大切で,
それは「日本書紀がわざとはっきりさせないように作られているから」です。
日本の古代史の研究において,九州王朝説の仮説を無視しては,
もはや先には進めないのではないか,私はそう思う。
時間がないので,1つひとつ検討できなかったが,
「日本国の成立した670~720年の間に行われた重要な政策」
という項目について,細かく検討してみたかった。
これらのことについて,古田史学では,かなり解明が進んでいると思います。
例えば,大嘗祭については,天武天皇の段階では
功労のあった二国にほうびをあげただけなのですが,
持統天皇に至って主催しほうびをあげる(文武天皇以降も同様)段階になっている。
そして,これはやはり「評→群への移行」,「大宝年号の建元(スタート)」と
画期を一にしている。これを見逃してはいけないところだと思います。
また,無紋銀銭,和同銭(古和同,新和同等のアンチモン含有量による科学分析)
の研究も,今後さらに進んでいくことでしょう。
できたらまだまだ語りたいところでしたが,研究会の終わりを告げるかのように
深大寺の鐘が「ゴ~ン」と鳴ってきたところでお開き。
私は三鷹駅行きのバスへ,松田さんは調布駅行きのバスに乗って帰途に着きました。

落合さんへ ~ 2人の古田史学の読者との会話で,頭を混乱・混線
させてしまったかもしれません。ごめんなさい。
これは別に,松田さんと私が相談してやったことではなく,
2人が別々に落合さんの企画に反応して,
「古代史を手がけるなら,ぜひ古田史学の成果を取り入れてほしい」
と思って集まったものです。
私も昨日会場で話が進むにつれ,2(古田説)対1(通説)になってしまい
申し訳ないなあと一方で思いつつ,せっかくだからこの機会に
古田先生の本をさらに読んでいただいて,古田史学を取り入れた
授業書案・読物・用語の作成をしていただきたいと思った次第です。
これに懲りず,また研究会を主催していただければありがたいです。
できれば1年後の11月(定例研究会とか)にでも・・・。
きっと松田さんも「道を遠しとせず」いらっしゃることと思います。

松田さんへ ~ 人生というのは,いろいろなことがあって驚きますが,
昨日もその1つでした。まさか,仮説と古田史学の「二足のわらじ」の方に,
落合さんの研究会でご一緒し,お話させていただけるとは思いも寄りませんでした。
「短里の採用で勝負あり」ということで,大変明快でした。
ただ「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)でも勝負あり」の現在,
さらに古田史学をいっしょに研究していただけるとうれしいです。
「新古代学の扉」というサイトの「古賀達也の洛中洛外日記」は,
「最新の古田史学」情報が書かれていて,とても刺激的です。
ぜひインターネットを利用したり,ミネルヴァ書房から復刊している
古田先生の本(巻末に「その後の研究動向」が増補されています)を
お読みになっていただいて,この夢ブログでおしゃべりしましょう。
「昼はテニス」で体を動かし,「夜は古代史」でノーミソを動かす毎日。
きっと楽しいと思いますよ。

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