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2014年10月 7日 (火)

千恵さんの「カナダ報告」 5年目の(2)

カナダ在住の千恵さんから,
7月に出かけられた2泊3日の旅行の様子を書いていただきました。
バッファロー狩りの様子などは大変臨場感があって,
カナダの自然の中でたくましく生きてきた人々の姿に感動すら覚えました。
いつもありがとうございます。
では,旅行記をどうぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

肥沼先生

お久しぶりです。
お元気ですか?
台風が近づいているようですね。
先日いらしたお客さんで、日本の苗字の方がいたので、
話しかけてみたところ、日系カナダ人で、数年前に北海道に移住したとのことで、
日本語はほとんど話せないと言っていました。
その方が今年は本当に台風が多いと言っていました。

ずっと夏に行った旅行の報告を送ろうと思っていたのに、すっかり秋になってしまいました。
申し訳ありません。
南部アルバータ、とても興味深いスポットが多かったので、写真つきで送らせて頂きます。
7月に2泊3日で行った旅行の報告です。

1日目

エドモントンを出発して、カルガリーを経由し、
さらに南にあるナントンという小さな町に立ち寄りました。
ここは、アンティークショップが何軒もある「アンティークの町」です。 
人口2000人程度の小さな町ですが、昔からの古い建物を利用し
とても趣のある街並みが印象的な所でした。
アンティーク調の家具を手作りしているお店もあったり、
とてもたくさんのお菓子を売っている日本の駄菓子屋さんのようなお店があったりして、
小さいながらもとても面白い町でした。
それから「ヘッド・スマッシュド・イン・バッファロージャンプ」という、
ユネスコの世界遺産に登録されている場所に行きました。
この場所は6000年ほど前から1880年代にヨーロッパ人が来るまで、
先住民のブラックフット族が、バッファローの狩りに利用した崖です。
案内所を経て崖まで行くのですが、案内所には崖下から発見されたバッファローの頭蓋骨が
山積みになって展示されていたり、先住民達がどのようにバッファローの肉から
皮、骨や歯に至るまで大切に使ったかというのが分かりやすく展示されています。
そして、どのように崖を使用し狩が行われたかの映画も上映されています。
先住民たちは、長い年月をかけてバッファローの群れを
崖に突進させる計画を立て実行した様子がうかがえます。
少し低地になっているところにバッファローたちを誘導するように
木を植えバッファローたちを崖まで誘導する道を作ります。
そして、死んだバッファローの毛皮を着てバッファローの群れに溶け込み、
バッファローに仲間だと思わせる役のを作ったり、
時期が来た時に、オオカミの毛皮をかぶり、群れに近づき、
バッファローたちをパニックに陥らせる役を作ったり、
予め植えておいた木を揺らしてさらにバッファローを怖がらせて、
道から外れないようにする役、
バッファローの群れと一緒に走り、崖まで先導する役など
集落全体で協力してバッファローを崖まで誘導します。
そして、バッファローがそのまま11メートルほど崖から落ちるというのもです。
その際に得たバッファローを加工して、また食料が尽きそうになったら
同じように狩りをしていたそうです。
その後、ヨーロッパ人の到着によって、この崖は使われなくなり、
バッファローの狩りも鉄砲で行われるようになったとのことでした。
ただ、ヨーロッパ人による毛皮目的の乱猟が増え、
バッファローは絶滅の危機を迎えたこともあったそうですが、
保護活動により、今では数をとりもどしているとのことです。
一部許可を得た人達は、バッファローの肉を取り扱うこともできるようで、
こちらではバッファローのジャーキーはハンバーガーなども
地元のファーマーズマーケットなどで買うこともできます。
映画を観たあとに崖を観たのですが、あれほどまでに壮大な狩が行われていたと思うと、
とても感慨深いものがありました。

2日目

ヘッド・スマッシュド・イン・バッファロー・ジャンプから西に向かい、
ブリティッシュコロンビア州との州の境目に近いところに、
フランク・スライドと呼ばれる古い村の跡地があります。
この辺りはロッキーマウンテン沿いなのですが、鉱山が開発され、
あちこちに鉱山の跡地があります。
そして、石炭を運ぶために敷かれた鉄道もあります。
フランク・スライドは鉱山開発で作られた小さな村の1つです。
タートルマウンテンと呼ばれる2つの峰を持った山の麓に作られた村なのですが、
1903年に突然その山が崩れ落ち、90人ほどの村民が命を落としたと言われているそうです。
現在は、崩れ落ちた大きな岩がタートルマウンテンの反対側の山の押し寄せた様子をそのまま残し、
遊歩道が、案内所が整備され、当時の様子が再現されています。
ほんの少しの差で土砂に巻き込まれずに済んだ人たちなどの証言をもとに、
事故当時の朝の様子が再現された映像が流されています。
私も、遊歩道を歩いてみて、崩れ落ちた岩の大きさや量に圧倒され、
言葉が出ないほどでした。
本当に恐ろしい出来事だったと、100年以上たった今でも感じる場所です。
先住民たちは、この山崩れが起こる前から、タートルマウンテンは不吉だと言って、
その麓に住むことを断固として拒否していたそうです。
専門家によると、2つあるうちの峰の主に南の方が崩れたのですが、
来たの峰もいつ崩れるか分からない状態で、
現在でも常に観測がおこなわれているそうです。
その後、東に戻り、ウォータートン国立公園でカナディアンロッキーでのんびりしました。

3日目

旅行中、ピンチャークリークという小さな町に泊まったのですが、
ロッキーの東にある町です。
ロッキーから吹いてくる風を利用した風力発電が盛んで
あちこちに風車が見受けられます。
冬になるととても寒いのですが、シヌックと呼ばれる風邪が吹くと
気温がプラス15度程度と温かくなり雪も解けて、とても乾燥するそうです。
高い山から吹いた風邪が急激な気圧の変化で熱を得るためこのような現象が起こるそうです。
エドモントンは少し山から遠いのでシヌックの影響はないのですが、
カルガリー辺りはシヌックの影響を受けるそうです。
シヌックが吹くと、気圧の変化で頭痛等体調を崩す人が大変多いそうです。
ピンチャークリークに近いランドブレックという小さな村に滝があり、
滝を観てエドモントンに帰ってきました。

まだまだアルバータ州の中だけでも行ってみたいところがたくさんあるので、
またどこか新境地に行く機会があったら報告させてもらいます。
先日、高校時代の友人が遊びに来てくれた際にロッキーに行ったのですが、
その様子もまた別途写真を送らせて頂きます。

それでは。

千恵

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