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2014年8月28日 (木)

軍印と軍団印

NHKテレビで放送された「日本古代ハイウェー~
1300年前の列島改造」の中で,
太宰府への到着前に古代道が,陸上自衛隊の駐屯地に
ぶつかってしまうという場面が出てくる。
ローマ街道でもそういうことがあるらしいが,
全国に古代道を作った理由を,私は「軍用道路」と考えているので,
「それは十分ありうること」と思った。

ところで,古代の「軍印」や「軍団印」がいくつか発見されていて,
インターネットで見ることができる。

(1)伊豫(予)軍印
(2)遠賀団印
(3)三笠団印

名称からいっても,形からいっても,
(2)と(3)は同類の印に見えるが,
(1)は大きく異なっている。
これについて誰か調べている人はいないかなあ。

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銅印(伊豫軍印)(ドウイン(イヨグンイン))

八雲神社の伝来品である。
銅製鋳造印で、印面は方36.9mm、全高24.6mm、重さ50.8gで
背面中央部に直立した楕円形の穴がある把手がある。
印面の文字は六朝風の書体で「伊豫軍印」と鋳込まれている。
大和時代、律令制によって諸国に配置された軍団は、
延暦11年(792)に廃止され、一部を除き健児の制となった。
なお、この印は他に現存する軍団印とは様式を異にしている。

指定日:1956年11月03日
所在地:土居町天満1-2

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遠賀団印
重要文化財

指定名称:銅印
福岡県太宰府市 観世音寺出土
1個
高5.1 印面4×4
奈良時代・8世紀
東京国立博物館

大宰府の遠賀に置かれた軍団の印である。
天平尺で方1寸4分1厘に造られており、
公式令で方2寸と定められた国印よりも小型である。
方形の印面に鋳出した「遠賀団印」の四文字は
ほとんど磨損しておらず良好な状態であるが
周縁部はすべて欠損している。
鈕は無孔のバチ形に造られている。
明治32年(1899)に当時の北御笠小学校(現在の水城小学校)
建設用地内で建設作業中に偶然発見されたものである。
昭和2年(1927)には類似の軍団印で印面に
「御笠団印」と記すものが800mほど離れた地点で出土している。
遠賀と御笠の両団印はほぼ同じ規格で造られており、
律令制下で組織された軍団の公式の印であることがうかがえる。
同様の印は諸国の軍団でも用いられたと推測されるが遺存するのはこの2例のみである。

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軍団印「御笠團印」
(重要文化財)

御笠團印:福岡県太宰府市国分出土 
奈良時代 8世紀 
東京国立博物館

古代日本の官印。
律令(りつりょう)国家の印章は、
公文書の効力を保証し改竄(かいざん)を防止するため、
公文書の全面に押された。
北部九州に置かれた軍団の銅印である。

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