六二三八六八九八一五 五三に繋げ我ら今生く
『民主的な道徳教育を創造するために(実践編)』
(さいたま教育文化研究所)の中に,
上記の短歌(岸和田市の西野防人氏の作品)を使った
貝田久氏の平和教育の実践が出ていてうれしくなった。
(なお,この短歌は,2010年の第27回朝日歌壇賞の
受賞作品の1つである)
数字ばかりが並んで,何だか謎解きのようだが,
6/23・・・沖縄戦終結
8/6・・・広島に原爆投下
8/9・・・長崎に原爆投下
8/15・・・終戦・敗戦
5/3・・・憲法記念日
という平和教育には欠かせない日付で構成されているのだ。
最初は5/3は□□で隠しておいて,
数字を当てさせるという構成もなかなか良い。
この短歌の意味が判明していくにつれて,
戦争と平和について,自然と考えるように授業は流れていく。
もう2つ「焼き場に立つ少年」(ジョー・オダネル氏撮影)という終戦後の写真と
「戦争をしない国」の世界地図という資料を貝田久氏は使っているのだが,
これら3つの資料を組み合わせた平和教育は,
狭い視野の徳目を越えて,真の民主的な道徳に迫っていると思った。
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