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2013年8月13日 (火)

映画「少年H」

この夏話題になっている妹尾河童原作の上記の映画を,
昨日観に行った。(新宿ピカデリー)

フジテレビでドラマ化された時は,
中井貴一と桃井かおりが夫婦役をしていた。
今回は,水谷豊・伊藤蘭のホンモノの夫婦が演じている。

妹尾自身がなかなか映画化にOKを出さなかったというが,
当時の神戸の風景や空襲,焼け跡の様子がていねいに描かれ,
平和の大切さを再認識させる作品に仕上がっていると思う。

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ところで,「ウィキペディア」を見たら,
児童文学者の山中恒が,
以下のような批判を書いていたことを知った。
転載させていただく。

【作品に対する批判】

同世代で児童文学作家の山中恒は、
作中に夥しい数の事実誤認や歴史的齟齬がみられることや、
主人公やその家族の視点が当時の一般的な日本人の感覚から大きく乖離しており、
戦後になるまで誰も知らなかったはずの事実を
まるで未来からでも来たかのように予言していること、
さらに自身が編纂に関わった書物の記述が
その誤りの部分も含めてまるごと引用されている点などを
自著「間違いだらけの少年H」で指摘し、
「少年H」は妹尾の自伝でもなんでもなく、
戦後的な価値観や思想に基づいて初めから結論ありきで描かれた作品であると看破し、
「年表と新聞の縮刷版をふくらませて作り上げたような作品」
「戦争体験者の酒の席での与太話を小説風にまとめただけのもの」と酷評した。

妹尾はあくまでも「自らの記憶と体験を元に書いた作品である」との主張を撤回してはいないが、
山中の挙げた具体的な誤りや欺瞞の指摘に対しては口を閉ざし、
一切の反論を行っていない。ただし「少年H」の文庫化に際しては、
山中に指摘された部分を中心に何箇所もの訂正や変更、削除などが行われている。

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