« 母の退院 | トップページ | 古代道と駅鈴 »

2013年2月18日 (月)

2つだけ九州で発見されている「団印」

国印や寺の印はわりと知られているが,
九州に2例だけ「団印」が発見されているのを
ご存知だろうか。

ここでは「遠賀団印」を紹介するが,
1キロにも足りない距離で
「御笠団印」も出ている。

解説では「同様の印は諸国の軍団でも
用いられたと推測される」と書いてあるが,
私には九州王朝説という仮説があるので,
ほかの土地からは出土しないのではないかと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

重要文化財

指定名称:銅印
福岡県太宰府市 観世音寺出土
1個
高5.1 印面4×4
奈良時代・8世紀
東京国立博物館
J-34806
大宰府の遠賀に置かれた軍団の印である。
天平尺で方1寸4分1厘に造られており、
公式令で方2寸と定められた国印よりも小型である。

方形の印面に鋳出した「遠賀団印」の四文字はほとんど磨損しておらず
良好な状態であるが周縁部はすべて欠損している。
鈕は無孔のバチ形に造られている。

明治32年(1899)に当時の北御笠小学校(現在の水城小学校)
建設用地内で建設作業中に偶然発見されたものである。

昭和2年(1927)には類似の軍団印で印面に
「御笠団印」と記すものが800mほど離れた地点で出土している。
遠賀と御笠の両団印はほぼ同じ規格で造られており、
律令制下で組織された軍団の公式の印であることがうかがえる。

同様の印は諸国の軍団でも用いられたと推測されるが
遺存するのはこの2例のみである。

« 母の退院 | トップページ | 古代道と駅鈴 »

古田史学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 母の退院 | トップページ | 古代道と駅鈴 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ