« 電車通勤で『ビブリア・・・』! | トップページ | 今週を振り返って »

2013年1月26日 (土)

福岡県・元岡遺跡出土の大刀に「金象嵌」

今後のために,古代史のニュースをストックしておく。
福岡県出土の大刀に金の文字が刻まれていた。
これは「金象嵌(きんぞうがん)」という高度な技術で,
古墳時代のものとしては,あの有名な埼玉・稲荷山古墳出土の
「辛亥」鉄剣(国宝)以来34年ぶりの発見である。
ということは,私が20歳の年に以来ということで,
すごく珍しいということだ。
あの時には「大和朝廷から贈られたもの」という説が横行したが,
今度は福岡県での発見。九州王朝説の試金石となるものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<元岡古墳群>庚寅銘大刀に金象嵌 国内4例目 福岡

毎日新聞 1月23日(水)2時31分配信

露出した庚寅銘大刀(上)の象嵌文字の金(丸印)。
「作」の一部に当たる。下は同じ「作」の文字の位置に合わせた
原寸大のレプリカ=福岡市で、大森顕浩撮影

福岡市西区の元岡古墳群G6号墳(7世紀中ごろ)で2011年に出土した、
「庚寅(こういん)」(570年の意味)の銘文を刻む
象嵌大刀(ぞうがんたち)の文字部分から金が確認された。
同市の調査で分かった。

古墳時代の銘文刀剣で金の象嵌が確認されるのは4例目で、
埼玉県・埼玉(さきたま)稲荷山古墳(5世紀)の「辛亥銘鉄剣」(国宝)以来34年ぶり。
権力の象徴として大刀を所有した被葬者一族や贈り主の地位の高さをうかがわせる。

【写真特集】色鮮やか 高松塚古墳 発掘直後、36年前撮影のカラー8ミリ発見

大刀のさびを落とす作業で、金色に輝く文字の表面0.3~0.6ミリ四方で金を確認した。
19文字の中の「作」の右側「乍」の横棒3本のうち、上か中央の一部という。

X線で元素を調べる蛍光X線分析によって、含有率は金98%、銅2%と判明。
文字は全て金とみられる。
当時の金属加工技術を知る上でも重要な成果となった。

文字資料の極めて少ない古墳時代の銘文刀剣は貴重で、
発見は過去8例しかない。
金象嵌以外には銀3例、銅1例がある。【大森顕浩】

【ことば】庚寅銘の大刀

全長75センチの鉄製大刀の背に「大歳庚寅正月六日庚寅日時作刀凡十二果□」
(□は「練」の可能性)の19字を、約12センチにわたり刻んでいる。
細い溝の中に金属をはめ込んだ文字で、月日の表記などから、
日本書紀にある、百済からの暦導入の記述を裏付けたとされる。.

« 電車通勤で『ビブリア・・・』! | トップページ | 今週を振り返って »

古田史学」カテゴリの記事

コメント

棟上寅七さんのサイトに,
「愛読者」というハンドルネームで,
次のようなコメントが入れられているのを気づきました。

「九州王朝の下賜刀

元岡古墳の剣は、庚「寅」年(570)、1月(「寅」月)、庚「寅」6日、「寅」の時に作られたと記し、これは破邪の剣「四寅剣」を示すものです。そしてこの年は九州年号「金光元年」。『善光寺縁起』の「金光元年庚寅歳天下皆熱病」から、九州王朝が熱病の魔を退散させるため12本(果)作刀し、下賜したものと考えます。
 倭人伝では、伊都国には邪馬壹国に代々統属する王や一大率の長官が存在していたとしますから、
6世紀でも最高位の臣下(皇族・豪族)がおり、彼に下賜された、
だから「金象嵌」であったと考えています。いかがですか?」

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 電車通勤で『ビブリア・・・』! | トップページ | 今週を振り返って »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ